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こぼれた魔法  作者: 亜架 耀太
第三章 ヒーロー気取り
28/32

♢28♢


 動くようになった体を勢いよくおこし、草を踏みしめて駆ける。


「ファイヤードラゴン、フラワーブレス!!」


 一気に地面を蹴った。


「!!星喇」


 暖香が嬉しそうに上を上を見上げる。星喇はニッと笑った。


 ごおおおぉぉっ・・・


 長い体をくねらせ現れた龍は、大地を揺るがす雄叫びを上げると、勢いよく炎を吐き出す。すると、みるみるうちに氷が溶けて行き、紋太の真上まで迫っていた氷の塊が解けて消滅した。


「紋太!こっちへ来い!」


 まだ突っ立ったままの紋太に叫び、手を伸ばす。紋太は何故か星喇と男を交互に見つめ、少しためらってから星喇はゆっくりと右手を男の方へ向かって差し出す。その掌に、静かに炎がくすぶった。


「―待って、星喇」


 突然、紋太が星喇の手を押しのける。


「紋太?」


 怪訝そうに仲間が見守る中、紋太は元の姿に戻る。顔色は悪く、それは戦いのせいというより嫌なものを思い出したようだった。


 紋太の変化には誰も口を出すことができなかった。

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