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レベリングオート ~かつて最強だったプレイヤーが、Lv1からやり直すそうです~  作者: 行川 紅姫
二章:クソ鬼畜クエストの後にPVPってマジかよ……ウチのリー駄ーは何考えているんだ……
45/50

変化

お久しぶりです


 あの未曾有の大襲撃から暫く経ち何とかイニティアムの人々は徐々に活気を取り戻してきた。

 事件で破壊された建造物も原人種(NPC)が再築し元の街の景観が戻っていく。

 現実世界では全VRゲームのセキュリティーが見直され改善されチート行為の処分や不正プログラムなどの規制が強化された。

 しかし唯一改善されなかった物が残念ながら一つあった。

 それは――


「ぎゃああああああああ!!!! ラルフ!! お願いだから後ろのヤツぶっ倒してえええぇぇぇぇ」

「うるせぇぞスピカ!! お前が受けたクエストなんだから最後まで責任持って対処しろよ!! そもそも何でこんな無理だと解っているのにクエスト受理したんだよ!!」

「だって、お金がいっぱい手に入るから!!」

「こぉの、クソリー駄ーああああぁぁぁぁぁぁ!!!! ただ報酬金でクエスト決めるんじゃねえ、いい加減学習しろおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」


 ワールド内にて最も評判の悪いギルドと称されている『晴天の彗星(コメット・スター)』だった。

 彼らが何故そう言われているかというと、それは言ってしまえば単なる風評被害だ。

 しかし今考えて見るとその風評被害は強ち間違いでは無いように見える。

 何せそのギルドのリーダー、スピカは最初から自分と他人のレベルに合わせず高難易度クエストの報酬金しか見ない金の亡者だからだ。

 そのお陰で他のメンバーは毎回酷い目に遭う。

 けれども誰も『石』になることは無かった。

 何故かというとそのギルドにとある一人の核石人種(プレイヤー)が加入したからだ。

 その名はラルフ、防具は布の服一枚に右手に木刀、左手にはナイフの二刀流スタイルの16程の青年だった。

 しかし彼はこれまでの人とは圧倒的に規格外の性質を持っていた。

 それは、彼しか持っていない唯一の固有特性パーソナル・アビリティー能力錬金(オリジナル)』だった。

 これまで存在しない魔法、特性を、限度はあるものの創り出すことが出来る力、この力でラルフは襲撃事件からこの街を救った。

 これで少しは評判が良くなる……と思いきや全く状況は変わらなかった。








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