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友達

放課後…私は真冬に連れられて、いつもとは別の帰路についた…


『居たっ!』

『麗奈。隠れるぞ。』


『う…うん…』


そこには桜台高校の生徒3人とひよりちゃんが居た。


『ひよりちゃんだ!』

『待てっ!よく見てみろ。』


そこに居たのはあの日の3人だった。


『麗奈。多分、今から嫌なものを見ると思う。分かってはいると思うが…何もするなよ。』


何がおこるか想像できる…

だから辛い…


『わかってる…』


しばらく後をつけていくと…

3人がひよりちゃんを乱暴に扱う姿があった…


『ひより…お前明日休むよな?』


『えっ…でも…』


『みんな選ばれたのがお前でガッカリしてんだ…よ!』


鞄で叩かれたひよりはよろけて地面に膝をついた…


『ひよりちゃ…』

身体が動きそうになるのを、私は真冬の手を握って必死に我慢する


『お前…惨めだと思わないのか?』


『そうそう。片方は汚い制服きて暗くて地味なお前と。』

『片方はみんなの憧れで、あの白雪姫に認められた生徒会長…』


『あの人が可哀想だろ?』


頷くひより。


『何も知らないくせに…』

思わず真冬を握る手が強くなるのを私は抑えられずに、小声で呟いていた。


『来たらどうなるかわかってるよな?』


『はい…』


3人がこちらに向かってくる


『麗奈、こっちだ。』


3人が離れるのを見届けた後私たちはふと後ろに人の気配を感じた…


『真冬先輩…』


振り返ると桜台高校の生徒がそこには居た…


『白崎さん…』


『真冬…知り合いなの?』


目を泳がせながら真冬は答えた…


『まぁ…色々あって…』


『先輩…さっき…見てましたよね…』


『あぁ…これには事情があって…』


今にも泣きそうな顔で彼女は言った…


『ひよりちゃんを…助けてください…』

『私の…友達なんです…』


『白崎結菜さん…だよね。それは私に任せて。』


『なんで私の名前を…』


『私は…私たちは精蓮学園の生徒会長と副会長だよ。生徒の名前は全員覚えてる…』

『っていってもあなたは今は違うけどね。』


『君の友達はあの子だったんだな。』


『はい…私がこっちに来た時からずっといじめられてて…』


『大丈夫。私たちに任せて。』


『麗奈…明日の話だけど…』


『うん。』

『ごめんね白崎さん、明日の打ち合わせしないといけないから…』

『あっ。白崎さんは何も心配しなくて良いから明日のペア授業、一ノ瀬さんと楽しんでね。』

『一ノ瀬さん、ずっと心配してたみたいだから…じゃあね!』


『それって…』


ペアが決まった瞬間、驚きもせずに『久しぶりだね』と言った琴音ちゃんの違和感と生徒会長の最後の言葉が私には偶然には思えず…明日、2人はひよりちゃんの為に何かをする事だけが私の不安を和らげていた…



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