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秘策

あれから私と真冬は放課後まで何も話すことなく過ごした…


静かな生徒会室…

こんなに居心地の悪いのは初めてだった…


『麗奈…これを見てほしい。』


書類整理をしていた真冬が資料を渡してきた。

そこに書いてあったのは…


『ペア…授業?』


『その授業で彼女を助ける。』


『でも、桜台高校は…』


『その為に私が居るんだ。』


真冬はもう決心していた…


『真冬…何をするつもりなの?』


『今朝の話…もう噂になってるのは知ってるか?』


『うん…でもあれは私が…』

『それを利用する。その為に今日私は麗奈を無視し続けたんだ…』


『麗奈は自分が思っている以上に生徒から信頼されてる。人気だってあるんだ。』


『そして私にはあの噂がある…』


真冬は私にはっきりと言った


『私が悪役になる。』


『そんなのダメ!!』


『話はまだ終わってない…』


『私が理由になる。』

『桜台高校を選んだ理由になる。』


『荒れてるのは一部だけだ…』

『その中には私の知ってるやつも居る。』



『真冬…ごめんね…』


私は、『違う』って言いたかった…

『そんなの間違ってる』って止めたかった…

ーーそれなのに…

何一つ、言葉を出すことが出来なかった…



ーそれから私たちは毎日打ち合わせをして、全校集会で開催の宣言をし…

絶対に失敗の出来ないペア授業の日を迎えるのだった…


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