表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強だった俺は、もう戦わないと決めた ―辺境小国の宰相として大陸を制す―  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
307/442

第308話:宿屋の帳簿

■橋の先の宿


夕方。


宿屋の主人は帳簿を開いていた。


宿泊者数。


食料消費。


仕入れ量。


数字が並んでいる。


以前より少し多い。


ほんの少しだ。


だが確実だった。


窓際では旅商人が夕食を取っている。


奥では職人たちが話をしていた。


店の建設は進んでいる。


橋が直り。


宿が埋まり。


人が増える。


その変化は急ではない。


だが止まってもいない。


若い従業員が帳簿を覗く。


「増えてますね」


主人は頷いた。


「少しな」


短い返答。


それで十分だった。


急激な発展は時に壊れる。


だが今の変化は違う。


一歩ずつ。


ゆっくり進んでいる。


夜。


宿の灯りが街道を照らしていた。


遠くから荷馬車が近付いてくる。


今日も誰かが橋を渡ったのだろう。


■最後


橋は人を運ぶ。


人は仕事を運ぶ。


そして仕事は少しずつ暮らしを変えていく。


そんな静かな連鎖が続いていた。


(次話へ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ