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最強だった俺は、もう戦わないと決めた ―辺境小国の宰相として大陸を制す―  作者: 竜太郎


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第267話:答えのない順番

■アルカディア魔導皇国


質問箱。


今日の紙。


「なぜあの地方が先なのですか」


職員が顔を見合わせる。


避難灯。


橋。


補給。


どこを優先するか。


正解はない。


上司が言う。


「理由を書く」


「それしかない」


翌日。


掲示板に回答が貼られる。


危険度。


人口。


孤立状況。


輸送路。


判断基準は書かれた。


だが全員は納得しない。


それでも説明は必要だった。


夕方。


リュミエールは報告を読む。


「不満増加」


「理解増加」


矛盾した数字だった。


彼女は小さく笑う。


「健全ですね」


側近は首を傾げた。


「そうですか」


「関心があるということです」


■最後


答えのない問いは消えない。


だが説明することで、人は少しだけ待てるようになる。


(次話へ)


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