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モンスターイーター ~ヤンデレ幼馴染の異世界料理を食べる日々~  作者: 音有五角
第二章 レアダンジョン「幽霊列車」編
32/33

VS人型ロボット

 乱数調整も虚しくその後、2回繰り返してもクモ型のロボットか大型犬ロボットかのどちらかであった。

 そして3度目――さらに大きな警報音と共に、2体のロボットが地面へどすんと着地する。


「来たか!」


 武宮が声を上げる。

 目当てのレアモンスターだ。

 人型の二足歩行のロボットであった。全長は2メートルほどで、見た目はパワードスーツのイメージに近い。片方がどっしりとした太いボディで、片方がすらっとした細身のボディだ。


「「ぎぎぎぎぎっ」」


 警告音を発しながら、太い方が前へと出て、細身の方が後ろへ下がった。


「工藤! 細い方を頼む。俺が太い方をいく!」

「りょーかい!」


 武宮の指示に従い、工藤が細身のロボットの元へ駆ける。

 細身のロボットは右手に小銃を持っていた。小銃から、黄色に輝くエネルギー弾が放たれる。


「――アクセル!」


 加速した工藤が、エネルギー弾を華麗に回避。

 接近して、一気に肉薄した。だが、細身のロボットは華麗な動きで回避しつつ、小銃を何度も発射する。


「ぐっ……!」


 工藤も上手く攻撃を回避しているものの、一発命中してしまう。スーパーアーマーが一撃で剥がれるほどの威力。さすがはレアモンスター。何度も食らえない火力だ。


「――ホロテックブレイド!」


 如月が攻撃魔法を放つ。光の剣は細身のロボットの右肩へ命中した。それでも致命的なダメージにならず、小銃を構える。如月の方へ銃先を向けられたので、工藤が拳を振るって妨害していく。

 その間、重量型のロボットが武宮へと拳を上から振り降ろす。見るからにパワーがありそうだが、脳筋な武宮は真っ向からそれを受けた。

 両手で支えた斧の柄(※持ち手部分のこと)で拳をがきんっ!!! とガードしていく。ものすごい衝撃とパワーを全身で感じ、下半身に凄まじい圧力が降りかかったが、武宮は踏ん張ってロボットの腕をピタリと止めた。


「ぎぎぎっ!?」


 見た目通りパワー自慢なのか、重量型ロボットが驚いたような声を上げる。

 武宮はにっ、と口角を上げた。


「悪いな! 正直――余裕だ!」


 武宮が思いっきり斧を持ち上げ、重量型ロボットの体がふわり、と浮き上がる。ゴロゴロゴロぉ! と騒々しい音を立てながら、床を転げ回った。

 前へ駆け、距離を詰める。

 素早い一閃を振るも、重量型ロボットは身軽さもあった。両腕を足のように使い、その場で勢いよく跳ね、後退。壁にぶつかりながら、武宮の一撃を回避した。

 その後も何度か斧を振るうも、回避に専念した重量型ロボットに時間を稼がれる。

 そこへ五十嵐が隙を見て、サポートに入った。


「――ウィンドカッター!」


 重量型ロボットの足目掛け、風の攻撃魔法を放つ。重量型ロボットは足をすくわれ、その場で転倒した。


「ありがとう、桃!」


 武宮が正面から、斧を振るう。重量型ロボットはガードせず、武宮を迎撃するように右拳を放つ。

 だが、攻撃力の高い斧による一撃は、その拳を砕く。どこおおおおっ!!! という音と共に、重量型ロボットの右拳は破壊された。武宮の勢いは弱まることすらない。パワー自慢が、パワーで圧倒されていた。


「おらぁぁぁぁっ!!!」


 重量型ロボットの胸めがけ、重い一撃が放たれる。斧の刃はロボットの硬い表面を砕き、深いダメージを与えた。


「ぎぎ、ぎぃ……!」


 うめき声のような音を発しながら、ばたん、と重量型ロボットが倒れる。


「むっ。一撃じゃないか……」


 ほぼやられかけであるが、重量型ロボットは防御面にも優れているのか、武宮の一撃にも耐えた様子である。

 工藤の方を見ると、如月のホロテックブレイドによって、細身のロボットの左腕が切断されていた。


「ギギギギっ!!!」


 だが、細身のロボットは渾身の力を振り絞り、素早く重量型ロボットへ近づく。

 刹那、細身のロボットを中心に緑色の魔法陣が展開される。


「「ギギギギっっっ!!!」」


 細身のロボットの左腕が徐々に復活し、重量型ロボットの胸も修正されていく。

 回復スキルなのだろう。武宮は前へ駆けながら、左腕を前へかざす。


「させるか! トレースアーツ、起動――ホーリーツインバレット!」


 詠唱時間ゼロの光の弾丸が発射。

 2体のロボットへ同時に被弾し、魔法陣も解除された。


「これで終わりだ!」


 弱った状態の2体へ向けて、斧を振り下ろす。ロボットはばたりと倒れ、動かなくなった。

 そしてその瞬間、4人のレベルが上がっていく。


『――武宮 昴のレベルが12へアップしました。HP+56、MP+3、攻撃力+21、防御力+12、俊敏+9、魔力+3、精神力+10』


『――五十嵐 桃のレベルが12へアップしました。HP+69、MP+15、攻撃力+18、防御力+18、俊敏+16、魔力+21、精神力+17』


『――如月 姫花のレベルが12へアップしました。HP+54、MP+23、攻撃力+9、防御力+11、俊敏+12、魔力+24、精神力+19』


『――工藤 蓮のレベルが13へアップしました。HP+74、MP+9、攻撃力+16、防御力+19、俊敏+22、魔力+9、精神力+18』


「さて。じゃあ、ロボットを食べるか」


 五十嵐のはい、あーん、で武宮がレアモンスターを食べていく。パリパリと、味があればいいんだけどな、と思いつつごくりと飲んでいった。


『――グルメリストにスピードロボが追加されました。初喫食ボーナス、HP+15、MP+10、俊敏+10加算されます。さらにスキルポイントが1加算されます』


『――グルメリストにパワーロボが追加されました。初喫食ボーナス、HP+10、攻撃+15、俊敏+10加算されます。さらにスキルポイントが1加算されます』


『――スピードロボの「ヒールエリア」がスロットに追加されました』


『スロットの枠は5つまでです。外すトレースアーツを選択してください』

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