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モンスターイーター ~ヤンデレ幼馴染の異世界料理を食べる日々~  作者: 音有五角
第二章 レアダンジョン「幽霊列車」編
33/33

罠は踏み抜いていくもの ※諸事情により、今回の話で最終章です

 ヒールエリア

 消費MPは20。さらに1秒経過につき10追加で消費。詠唱時間0。周囲と自身のHPを時間経過と共に小回復。クールタイムは15秒。


「回復か……ただ、これもそれなりなMP消費量だな」


 少しずつロボットを回復していたのを見るに、大量の回復量を期待するならある程度の時間経過が必要なのだろう。

 しかし時間の経過と共にMPをどんどん持っていかれる。

 詠唱時間0は優秀だが、ヒーラーとして機能するほどのものではないだろう。


「採用しないの?」


 五十嵐の問いかけに、武宮は首を横に振った。


「いや。サンダーバレットが一番使い道ないから、ここをヒールエリアにする」


 トレースアーツ一覧

 ポイズンブレス

 ステルス

 ヒールエリア

 ホーリーツインバレット

 バブルトラップ


「こうしてみると、トレースアーツも段々と傾向がわかってきたね。MP消費量がとにかく激しい」

「桃の言う通りなんだよな……気軽にポンポン撃てるのは、ホーリーツインバレットだけかな。あとはMPと相談って感じだ」

「スキルポイントはなにに振るの?」


 レアスキルは獲得出来ないが、獲得してみたい基礎スキルは色々ある。MP回復のサポートをする「MP回復速度UP」。耐久力を少し下げる代わりに、攻撃と俊敏を上げる「バーサーク」。自己回復を瞬時に行える「セルフヒーリング」。

 だけど、今回はそれをこらえて「状態異常耐性」のレベルを1から3へと上昇させる。


「ボスフロアへ行くギミックで、これがあると便利だから。それ用にな」

「今回のボスもスキルポイント3くれるかな?」

「だといいよな」


 2人でずっと仲良く話していると、如月がじっとその様子を見た。


「なーにずっとコソコソしているの? チューでもしている?」

「し、してないって。色々相談してたんだ」


 武宮が顔を赤くしつつ、再びパーティーは進み始めた。





「……すーくんに似ている好きな人って。どんな人なの」


 通路を歩いていると、珍しく五十嵐が如月へと話を振る。如月がぱああっ、と表情を明るくした。


「なになに、気になるの? うれしい~」

「別に。どうでもいいけど……」

「そう言わずに聞いてよ~。うんとね、似ているって言っても、結構年上。あの時は、30歳って言ってたし」

「12個上……それが、すーくんに似ているの?」

「最初は雰囲気だけって思ったけど。なんか喋れば喋るほど似ている~。見た目というよりは、中身かも」

「ふ~ん」

「バイト先の社員さんでさ~。めっちゃ大変そうだったけど。すごくかっこいい人だったんだ~」


 話を聞きつつ、武宮はふと思い出した。


(バイトかぁ。そういえば、前世でちょっと気になったバイトの女の子はいたなぁ……まあ、もう前世の話だけどさ)


 そんな思い出に軽く浸りつつ、ギミックを今度は正攻法で攻略。

 通路で遭遇する敵を倒しつつ、先へと進んでいくとやがてボスフロアへと続く部屋に到着した。

 真ん中の円柱を取り囲むように、毒沼が円状に大きく広がっている。上がった状態の吊り橋があって、橋の先には開閉式の扉が閉ざされていた。


「吊り橋の反対側に、ボタンがあるらしくて。それを押すと、吊り橋が落ちて扉が開くらしい」

「けど、毒沼だらけだぜ? どうするんだ」


 工藤の問いかけに、武宮は頷く。


「大丈夫だ。対策は考えてある。俺は状態異常耐性LV3だから、あの毒沼の影響は受けない。ちょうどLV3以上で毒ダメージ0になるレベルの、毒沼らしい」

「おっ、なるほど」

「というわけで行ってくる」


 ばしゃあ! と、武宮が毒沼へと入る。緑色のドロドロした毒水の丈は、膝の辺りまで浸かっている。


「おう、耐性アリとはいえ、躊躇いなくいくんだな……」


 武宮が沼の中を進み、円柱の反対側へ。小さい赤のボタンがあったので、それを押した。

 ぎぎぎぎぎ、と吊り橋が降り、扉が開く音がした。武宮は毒沼から床へと戻り、パーティーの元へ行く。


「よし、いこう」


 武宮の言葉に3人は頷き、4人パーティーはボスフロアへと入っていった。

もしここまで読んでくれた方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。


あらすじと同じ内容になりますが、私の力不足により、読者様がかなり少ない状況が続き、更新が難しい状況となりました。


打ち切りを決意しました。よろしくお願いいたします。

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