表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

エリシア、世界をつなぐスロー博覧会!

【第3巻 第14章 のんびり異世界万博、はじまるよ~】



 ラントベルク領の、広大な丘陵地帯。

 ここに今、異世界最大のプロジェクトが進んでいた。


 「異世界博覧会、略して【スローバンパク】、開幕しまーす!」


 エリシアがふわふわと手を挙げる。


 温泉街から少し離れた新しい特設エリアには、

 - 世界各国のパビリオン

 - 魔力で動く最新アトラクション

 - 料理ブース、文化体験ブース

 - そして巨大な中央広場


 などが、魔法と科学の融合で美しく整備されていた。


 「ラントベルク領に、世界中の文化が集まるのね……」

 母が感動して涙ぐむ。


 「うちの妹、やっぱすごすぎ……」

 兄も遠い目をしている。


 でも、当のエリシア本人は――。


 (今日のおやつ、なにかな~)


 しか考えていなかった。


 ***


 そして、博覧会の開会式と同時に――


 「第一回異世界オリンピック、開催!」


 王都主催で、異世界版オリンピックもスタート!


 - 野球

 - サッカー

 - バスケットボール

 - バレーボール

 - テニス

 - バドミントン

 - 陸上競技


 世界中から集まった選手たちが、白熱した試合を繰り広げる。


 「すげー! サッカーってこんなに面白いんだな!」

 「野球のホームランって魔法みたいだー!」


 異世界中が、スポーツの魅力に熱狂した。


 ***


 さらに、交通革命も進行中。


 「これが……船!?」

 「空飛ぶ……飛行機!?」


 魔力と機械技術を融合させた、巨大な魔導船と、魔導飛行機が完成。


 今まで陸路しかなかった国々が、一気に世界とつながった。


 「遠くの国でも、半日で行けるよ~」


 エリシアは、飛行機の中でココアを飲みながらのんびり微笑んだ。


 (でも、わたしは~、できれば家でおひるねしてたいな~)


 ***


 こうして、異世界最大級のお祭り、

 スローバンパク&異世界オリンピックは、ゆるやかに、でも確実に、世界を変え始めた。


 もちろん、その中心にいるのは――

 のんびり屋さんな、エリシアだった。


【第3巻 第15章 空へ、星へ、のんびり革命】



 スローバンパク開幕から、数日。

 各国のパビリオンは、にぎやかに、華やかに競い合っていた。


 「我が国の秘伝スパイス、ここに極まれり!」

 「見よ、伝統舞踊と魔法演舞の融合を!」


 グルメ、工芸、魔法技術、伝統芸能――。

 それぞれの国が自慢の文化を披露し、観光客たちを魅了していた。


 「でも~、わたしは~……」


 エリシアは、食べ歩きマップを手に、のんびりおやつ巡り。


 - 魔法スイーツ・空飛ぶマカロン

 - 世界のもちもちドーナツ

 - 温泉まんじゅう・キャラメル味


 夢中で食べ歩きながら、

 「かわいい~」と、各国のハンドメイドグッズにもふらふら立ち寄った。


 - エルフの編みぐるみ

 - 獣人族の手作りレザーポーチ

 - 砂漠の民の宝石細工のアクセサリー


 どれもこれも、異世界の可愛さをぎゅっと詰め込んだ逸品だった。


 (ぜんぶ、ほしい~)


 エリシアは、アイテム袋にぽんぽん買い込んでいった。


 ***


 さらに、今回の新アトラクション。


 「熱気球、発進しまーす!」


 魔力熱気球に乗れば、

 ラントベルク領を空からぐるりと一望できる。


 緑の草原、青い湖、色とりどりの街並み、

 そして夜になれば、星空の中をふわふわ漂う絶景。


 「すご~い……」


 エリシアは、熱気球のかごの中で、ホットココアを飲みながら、ほわんと笑った。


 ***


 新たにオープンした文化施設も、大好評だった。


 - ラントベルク美術館(世界中の絵画・工芸品を展示)

 - ラントベルク博物館(異世界の歴史と文化を紹介)

 - ラントベルクプラネタリウム(魔力式映像で満天の星を体験)


 夜のプラネタリウムでは、星座をモチーフにした演劇や、魔法による光のショーも行われた。


 「こんなにすごいところ、世界に他にないよ……!」


 観光客たちは、感嘆の声をあげた。


 ***


 そして――


 ラントベルク領は、ついに。


 「異世界で最も先進的な都市」

 として、世界中に認定されることになった。


 教育、医療、交通、文化、観光、スポーツ――。

 どの分野でも、世界の最先端を走る国となったのだ。


 (でも、わたしは~……)


 エリシアは、おやつを抱えてごろごろしながら考えた。


 「ふつうに、おひるねできれば、それでしあわせ~」


 たとえ世界がどんなに動こうと、

 エリシアのスローライフは、今日もゆっくりと続いていくのだった。


【第3巻 第16章 のんびり世界の中心に】



 ラントベルク領の中央広場――

 そこに、各国の王族や要人たちが次々と集まっていた。


 「これが、噂のラントベルク領か……!」

 「信じられない。ここはもはや異世界最高の都市だ!」


 彼らは、正式に【ラントベルク世界会議】を開くため、

 この地に一堂に会したのだった。


 目的は、

 - 平和な交流

 - 文化と技術の共有

 - 安心で豊かな暮らしを世界中に広めること。


 (でも、わたしは~……)


 エリシアは、広場の片隅にオープンしたばかりの駄菓子屋で、

 「うまい棒みたいな謎スナック」をぽりぽり食べていた。


 「やっす~、おいし~」


 駄菓子屋には、子どもたちが小遣い片手にわいわいやってきて、

 10枚1ルク(超格安)でお菓子を山ほど買っていた。


 (これぞ、たのしいスローライフ~)


 ***


 街の安全対策も、着々と進んでいた。


 - 魔力信号機の設置(赤・青・黄色に光る、世界初の交通整理魔道具)

 - ラントベルク警察署の開設(交通整理、困りごと相談、安全パトロール)


 子どもからお年寄りまで、みんな安心して暮らせる街へと成長していた。


 「安全って、だいじ~」


 エリシアは、ほっこりしながら、信号待ちをしていた子どもたちに手を振った。


 ***


 さらに、盛り上がるラントベルク文化。


 「やぁ! ぼくはラントくん!」

 「ラントベルク温泉街、公式キャラでーす!」


 ふわふわの温泉まんじゅう型ご当地キャラクター「ラントくん」が爆誕し、

 子どもたちに大人気。


 そして、若者たちの間では――。


 「ラントベルク温泉アイドルユニット、デビューしまーす!」


 元気いっぱいの女の子たちが、温泉地をテーマにした歌と踊りでステージを盛り上げた。


 (かわいい~)


 エリシアも、温泉まんじゅうを食べながら手を振った。


 ***


 最後に、オープンしたのは――ラントベルク植物園。


 巨大なガラスドームの中には、世界中の珍しい植物が集められ、

 四季折々の花が咲き乱れていた。


 - 魔力で咲く虹色のバラ

 - 夜光る月の花

 - 温泉水で育った癒しのハーブ


 「きれい~……」


 エリシアは、ふわふわのハンモックに寝転びながら、

 満開の花々をぼんやり眺めた。


 (おひるねするには、さいこう~)


 ***


 こうしてラントベルク領は、

 平和・安全・癒し・楽しさのすべてを備えた、

 異世界いちばんの理想都市となった。


 そして、世界中の人々が思った。


 ――ここに住みたい。

 ――ここで暮らしたい。

 ――エリシアの世界を、一緒に守りたい。


 そんな、優しくて大きな流れが、

 ふんわりと広がり始めたのだった。


【第3巻 第17章 ふわふわ平和条約、できました】



 ラントベルク領、中央議事堂。


 そこには、異世界各国の王族、貴族、商人、魔法使いたちが集まり、

 今まさに、歴史的な決議が行われようとしていた。


 「では――これより、エリシア流・平和条約案を採択します!」


 議長を務めるミカエル執事が、きりっと声を張る。


 条約の内容は、至ってシンプル。


 - 暴力は禁止

 - 他人を傷つけない

 - 争いより、おやつとお茶を大切に

 - 困っている人がいたら、できることから手を貸す


 そして最後に――


 - のんびり、楽しく、生きましょう。


 (……それだけ?)


 出席者たちは一瞬きょとんとしたが、

 次第にぽつぽつと、賛同の拍手が起こり、

 やがて議場は大きな歓声に包まれた。


 「これこそが、真の平和だ!」


 「エリシアさま万歳!」


 ***


 一方そのころ、当のエリシア本人は――。


 「すやぁ……」


 ふわふわのクッションソファに埋もれて、気持ちよくお昼寝中。


 テーブルには、飲みかけのミルクティーと、かじりかけのクッキーが置かれていた。


 (えらいことになってるなんて、ぜんぜんしらな~い)


 ***


 世界会議の大成功と同時に、ラントベルク領には新たな娯楽施設がオープンした。


 「きゃー! ウォータースライダー!!」


 巨大なプール施設【ラントベルク・ウォーターワールド】。


 魔力で冷却された透明なプールに、

 超ロングなウォータースライダー、波の出るプール、流れるプールも完備!


 「エリシアさまも、ぜひ!」


 誘われたエリシアは、浮き輪をつけてもこもこ浮かびながら、

 波に揺られてごろごろしていた。


 (これ~……おふろよりきもちいいかも~)


 ***


 さらに、郊外には【ラントベルク釣り堀パーク】もオープン。


 「つれたー!」

 「でっかいー!」


 子どもたちが元気に釣り上げた魚を、

 そのまま隣のレストランで、唐揚げや煮付け、焼き魚にしてもらえる仕組みだった。


 エリシアも、ちょこんと釣り竿を構え――。


 「……えいっ」


 ぽちゃん。

 釣れたのは、ぷるぷる跳ねる温泉魚だった。


 「たべよ~」


 その日の夕食は、ふわふわの温泉魚の唐揚げ。

 エリシアはにこにこしながら、ぱくぱく食べた。


 ***


 こうして――。


 世界中に優しいルールが広がり、

 ラントベルク領はさらに、

 安心で、安全で、楽しくて、のんびりできる世界の中心となったのだった。


 (でもわたしは、かわらないよ~)


 エリシアは、今日ももぐもぐ、すやすや。


 おやつとおひるね最優先で、のんびり暮らしている。


【第3巻 第18章 エリシア式・夢の新都市計画!】



 ラントベルク領に、次々と届く手紙。


 「移住したいです!」

 「この街で子どもを育てたい!」

 「一生ここで暮らしたい!」


 世界中から、住みたいという希望者があふれかえった。


 「ふぁ~……にんき、でたなぁ~」


 エリシアは、ハーブティーを飲みながらぽやんと呟いた。


 (でも、みんなが安心して暮らせるなら~……)


 のんびりした頭で考えた結果――

 新しい街を作ることに決めた。


 ***


 【エリシア式・夢の新都市計画】、発動!


 広大な土地に、魔力と技術を融合させた最先端の街を作る。


 設計図は、エリシアがクレヨンでぐりぐり描いたイメージから始まった。


 「ここに~、おふろ!」

 「ここに~、おみせ~!」

 「おさんぽみちも~!」


 建築担当者たちは顔を青くしながら、

 しかしその理想を本気で形にしていった。


 ***


 こうして生まれた、**新都市「ラントシティ」**には――


 - 日帰り温泉施設(手軽に癒し!)

 - ショッピングモール(何でも揃う!)

 - 道の駅(地元野菜・名物グルメがいっぱい!)


 さらに、


 - アパート、マンション、一軒家(家族構成に合わせた住まい)

 - 高層タワー、ランドマークタワー、巨大デパート(オシャレで便利!)


 と、あらゆる住環境が整った。


 「えりーしあさま、すごすぎます……」


 ミカエル執事は、感動して涙をぬぐった。


 ***


 健康づくりもばっちり!


 - ウォーキング散歩コース(四季の花に囲まれて歩ける)

 - 24時間営業のトレーニングジム(好きなときに運動できる)

 - 健康増進施設(ヨガ教室、温泉スパ、リラクゼーション完備)


 子どもも大人も、お年寄りも、みんな元気に暮らせる街になった。


 ***


 もちろん、安全面も完璧。


 - 魔力信号機付きの広い道路

 - 最新式の警察署と消防署

 - 便利な市役所


 町中に緑があふれ、

 大きな自然公園も造られた。


 - 春は桜、夏はひまわり、秋は紅葉、冬はイルミネーション。

 - 湖ではボート遊びもできる。


 (ん~……たのしそ~)


 エリシアは、散歩コースに設置されたベンチに座って、

 ソフトクリームをぺろぺろ舐めながら満足げに微笑んだ。


 ***


 こうして――。


 ラントベルク新都市・ラントシティは、

 異世界一、住みやすく、癒され、豊かで、

 そしてなによりも優しい街として、世界中に知られるようになった。


 もちろん、エリシア本人は、


 「おやつたべて~、おひるねして~、たまにおふろはいって~」


 そんな感じで、今日ものんびり暮らしていた。


【第3巻 第19章 ラントシティ開業フェス、大盛況!】



 ついに――

 ラントベルク新都市「ラントシティ」が正式に開業した!


 「開業フェス、はじまりまーす!」


 司会の元気な声と共に、街中に花火が打ち上げられる。

 大通りには屋台が並び、音楽隊がパレードを行い、世界中からの訪問者でにぎわった。


 「ここが噂のラントシティか……!」

 「すごい、全部がピカピカで、なのに落ち着く……!」


 異国からやってきた貴族や商人、旅行者たちも、目を輝かせていた。


 ***


 一方、そのころエリシアは――。


 「まずは、おやつたべる~」


 スイーツ通りをてくてく歩きながら、

 - 虹色クリームソーダ

 - もちもちクレープ

 - 魔法チョコレートドーナツ

 - 温泉まんじゅうキャラメル味


 を、ひたすら食べ歩いていた。


 (たべてもたべても、あたらしいおやつ~……しあわせ~)


 ***


 さらにラントシティには、新しいお店たちもオープンしていた。


 - ラントベルク百均ストア(なんでも揃う!おやつも文房具も!)

 - ラントマーケット(超巨大カートで回る倉庫型スーパー!)

 - ラントスーパー(食材大量ゲット!)


 「たのしい~、ぜったい買いすぎる~」


 エリシアは、両手いっぱいにお菓子とぬいぐるみを抱えて、幸せそうに笑っていた。


 (でも……まだ、たべあるきたい~)


 ***


 街中は、音楽と笑い声であふれていた。


 子どもたちは、アイスクリーム片手に走り回り、

 大人たちは、温泉やカフェでくつろぎ、

 外国から来た観光客も、各国の言葉で「すごい!」「楽しい!」と叫んでいた。


 ラントシティは、ただ豪華なだけじゃない。

 誰もが安心して、のんびりできて、ほっとできる街だった。


 それは、エリシアの「こんなところがいいな~」という、

 小さな小さな願いが、いっぱい集まってできた世界だった。


 ***


 フェスの終盤、広場では、大きな感謝祭も開かれた。


 「エリシアさま、ありがとうございます!」

 「この街が、私たちの希望です!」


 たくさんの声と拍手に包まれながら――


 エリシア本人は、ふかふかのクッションチェアに座って、

 焼きたてメロンパンをかじりながら、うとうとしていた。


 「おひるね、さいこう~」


 ラントシティ、そしてエリシアのスローライフ革命は、これからも、ふわふわと広がっていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ