エリシア、世界をつなぐスロー博覧会!
【第3巻 第14章 のんびり異世界万博、はじまるよ~】
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ラントベルク領の、広大な丘陵地帯。
ここに今、異世界最大のプロジェクトが進んでいた。
「異世界博覧会、略して【スローバンパク】、開幕しまーす!」
エリシアがふわふわと手を挙げる。
温泉街から少し離れた新しい特設エリアには、
- 世界各国のパビリオン
- 魔力で動く最新アトラクション
- 料理ブース、文化体験ブース
- そして巨大な中央広場
などが、魔法と科学の融合で美しく整備されていた。
「ラントベルク領に、世界中の文化が集まるのね……」
母が感動して涙ぐむ。
「うちの妹、やっぱすごすぎ……」
兄も遠い目をしている。
でも、当のエリシア本人は――。
(今日のおやつ、なにかな~)
しか考えていなかった。
***
そして、博覧会の開会式と同時に――
「第一回異世界オリンピック、開催!」
王都主催で、異世界版オリンピックもスタート!
- 野球
- サッカー
- バスケットボール
- バレーボール
- テニス
- バドミントン
- 陸上競技
世界中から集まった選手たちが、白熱した試合を繰り広げる。
「すげー! サッカーってこんなに面白いんだな!」
「野球のホームランって魔法みたいだー!」
異世界中が、スポーツの魅力に熱狂した。
***
さらに、交通革命も進行中。
「これが……船!?」
「空飛ぶ……飛行機!?」
魔力と機械技術を融合させた、巨大な魔導船と、魔導飛行機が完成。
今まで陸路しかなかった国々が、一気に世界とつながった。
「遠くの国でも、半日で行けるよ~」
エリシアは、飛行機の中でココアを飲みながらのんびり微笑んだ。
(でも、わたしは~、できれば家でおひるねしてたいな~)
***
こうして、異世界最大級のお祭り、
スローバンパク&異世界オリンピックは、ゆるやかに、でも確実に、世界を変え始めた。
もちろん、その中心にいるのは――
のんびり屋さんな、エリシアだった。
【第3巻 第15章 空へ、星へ、のんびり革命】
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スローバンパク開幕から、数日。
各国のパビリオンは、にぎやかに、華やかに競い合っていた。
「我が国の秘伝スパイス、ここに極まれり!」
「見よ、伝統舞踊と魔法演舞の融合を!」
グルメ、工芸、魔法技術、伝統芸能――。
それぞれの国が自慢の文化を披露し、観光客たちを魅了していた。
「でも~、わたしは~……」
エリシアは、食べ歩きマップを手に、のんびりおやつ巡り。
- 魔法スイーツ・空飛ぶマカロン
- 世界のもちもちドーナツ
- 温泉まんじゅう・キャラメル味
夢中で食べ歩きながら、
「かわいい~」と、各国のハンドメイドグッズにもふらふら立ち寄った。
- エルフの編みぐるみ
- 獣人族の手作りレザーポーチ
- 砂漠の民の宝石細工のアクセサリー
どれもこれも、異世界の可愛さをぎゅっと詰め込んだ逸品だった。
(ぜんぶ、ほしい~)
エリシアは、アイテム袋にぽんぽん買い込んでいった。
***
さらに、今回の新アトラクション。
「熱気球、発進しまーす!」
魔力熱気球に乗れば、
ラントベルク領を空からぐるりと一望できる。
緑の草原、青い湖、色とりどりの街並み、
そして夜になれば、星空の中をふわふわ漂う絶景。
「すご~い……」
エリシアは、熱気球のかごの中で、ホットココアを飲みながら、ほわんと笑った。
***
新たにオープンした文化施設も、大好評だった。
- ラントベルク美術館(世界中の絵画・工芸品を展示)
- ラントベルク博物館(異世界の歴史と文化を紹介)
- ラントベルクプラネタリウム(魔力式映像で満天の星を体験)
夜のプラネタリウムでは、星座をモチーフにした演劇や、魔法による光のショーも行われた。
「こんなにすごいところ、世界に他にないよ……!」
観光客たちは、感嘆の声をあげた。
***
そして――
ラントベルク領は、ついに。
「異世界で最も先進的な都市」
として、世界中に認定されることになった。
教育、医療、交通、文化、観光、スポーツ――。
どの分野でも、世界の最先端を走る国となったのだ。
(でも、わたしは~……)
エリシアは、おやつを抱えてごろごろしながら考えた。
「ふつうに、おひるねできれば、それでしあわせ~」
たとえ世界がどんなに動こうと、
エリシアのスローライフは、今日もゆっくりと続いていくのだった。
【第3巻 第16章 のんびり世界の中心に】
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ラントベルク領の中央広場――
そこに、各国の王族や要人たちが次々と集まっていた。
「これが、噂のラントベルク領か……!」
「信じられない。ここはもはや異世界最高の都市だ!」
彼らは、正式に【ラントベルク世界会議】を開くため、
この地に一堂に会したのだった。
目的は、
- 平和な交流
- 文化と技術の共有
- 安心で豊かな暮らしを世界中に広めること。
(でも、わたしは~……)
エリシアは、広場の片隅にオープンしたばかりの駄菓子屋で、
「うまい棒みたいな謎スナック」をぽりぽり食べていた。
「やっす~、おいし~」
駄菓子屋には、子どもたちが小遣い片手にわいわいやってきて、
10枚1ルク(超格安)でお菓子を山ほど買っていた。
(これぞ、たのしいスローライフ~)
***
街の安全対策も、着々と進んでいた。
- 魔力信号機の設置(赤・青・黄色に光る、世界初の交通整理魔道具)
- ラントベルク警察署の開設(交通整理、困りごと相談、安全パトロール)
子どもからお年寄りまで、みんな安心して暮らせる街へと成長していた。
「安全って、だいじ~」
エリシアは、ほっこりしながら、信号待ちをしていた子どもたちに手を振った。
***
さらに、盛り上がるラントベルク文化。
「やぁ! ぼくはラントくん!」
「ラントベルク温泉街、公式キャラでーす!」
ふわふわの温泉まんじゅう型ご当地キャラクター「ラントくん」が爆誕し、
子どもたちに大人気。
そして、若者たちの間では――。
「ラントベルク温泉アイドルユニット、デビューしまーす!」
元気いっぱいの女の子たちが、温泉地をテーマにした歌と踊りでステージを盛り上げた。
(かわいい~)
エリシアも、温泉まんじゅうを食べながら手を振った。
***
最後に、オープンしたのは――ラントベルク植物園。
巨大なガラスドームの中には、世界中の珍しい植物が集められ、
四季折々の花が咲き乱れていた。
- 魔力で咲く虹色のバラ
- 夜光る月の花
- 温泉水で育った癒しのハーブ
「きれい~……」
エリシアは、ふわふわのハンモックに寝転びながら、
満開の花々をぼんやり眺めた。
(おひるねするには、さいこう~)
***
こうしてラントベルク領は、
平和・安全・癒し・楽しさのすべてを備えた、
異世界いちばんの理想都市となった。
そして、世界中の人々が思った。
――ここに住みたい。
――ここで暮らしたい。
――エリシアの世界を、一緒に守りたい。
そんな、優しくて大きな流れが、
ふんわりと広がり始めたのだった。
【第3巻 第17章 ふわふわ平和条約、できました】
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ラントベルク領、中央議事堂。
そこには、異世界各国の王族、貴族、商人、魔法使いたちが集まり、
今まさに、歴史的な決議が行われようとしていた。
「では――これより、エリシア流・平和条約案を採択します!」
議長を務めるミカエル執事が、きりっと声を張る。
条約の内容は、至ってシンプル。
- 暴力は禁止
- 他人を傷つけない
- 争いより、おやつとお茶を大切に
- 困っている人がいたら、できることから手を貸す
そして最後に――
- のんびり、楽しく、生きましょう。
(……それだけ?)
出席者たちは一瞬きょとんとしたが、
次第にぽつぽつと、賛同の拍手が起こり、
やがて議場は大きな歓声に包まれた。
「これこそが、真の平和だ!」
「エリシアさま万歳!」
***
一方そのころ、当のエリシア本人は――。
「すやぁ……」
ふわふわのクッションソファに埋もれて、気持ちよくお昼寝中。
テーブルには、飲みかけのミルクティーと、かじりかけのクッキーが置かれていた。
(えらいことになってるなんて、ぜんぜんしらな~い)
***
世界会議の大成功と同時に、ラントベルク領には新たな娯楽施設がオープンした。
「きゃー! ウォータースライダー!!」
巨大なプール施設【ラントベルク・ウォーターワールド】。
魔力で冷却された透明なプールに、
超ロングなウォータースライダー、波の出るプール、流れるプールも完備!
「エリシアさまも、ぜひ!」
誘われたエリシアは、浮き輪をつけてもこもこ浮かびながら、
波に揺られてごろごろしていた。
(これ~……おふろよりきもちいいかも~)
***
さらに、郊外には【ラントベルク釣り堀パーク】もオープン。
「つれたー!」
「でっかいー!」
子どもたちが元気に釣り上げた魚を、
そのまま隣のレストランで、唐揚げや煮付け、焼き魚にしてもらえる仕組みだった。
エリシアも、ちょこんと釣り竿を構え――。
「……えいっ」
ぽちゃん。
釣れたのは、ぷるぷる跳ねる温泉魚だった。
「たべよ~」
その日の夕食は、ふわふわの温泉魚の唐揚げ。
エリシアはにこにこしながら、ぱくぱく食べた。
***
こうして――。
世界中に優しいルールが広がり、
ラントベルク領はさらに、
安心で、安全で、楽しくて、のんびりできる世界の中心となったのだった。
(でもわたしは、かわらないよ~)
エリシアは、今日ももぐもぐ、すやすや。
おやつとおひるね最優先で、のんびり暮らしている。
【第3巻 第18章 エリシア式・夢の新都市計画!】
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ラントベルク領に、次々と届く手紙。
「移住したいです!」
「この街で子どもを育てたい!」
「一生ここで暮らしたい!」
世界中から、住みたいという希望者があふれかえった。
「ふぁ~……にんき、でたなぁ~」
エリシアは、ハーブティーを飲みながらぽやんと呟いた。
(でも、みんなが安心して暮らせるなら~……)
のんびりした頭で考えた結果――
新しい街を作ることに決めた。
***
【エリシア式・夢の新都市計画】、発動!
広大な土地に、魔力と技術を融合させた最先端の街を作る。
設計図は、エリシアがクレヨンでぐりぐり描いたイメージから始まった。
「ここに~、おふろ!」
「ここに~、おみせ~!」
「おさんぽみちも~!」
建築担当者たちは顔を青くしながら、
しかしその理想を本気で形にしていった。
***
こうして生まれた、**新都市「ラントシティ」**には――
- 日帰り温泉施設(手軽に癒し!)
- ショッピングモール(何でも揃う!)
- 道の駅(地元野菜・名物グルメがいっぱい!)
さらに、
- アパート、マンション、一軒家(家族構成に合わせた住まい)
- 高層タワー、ランドマークタワー、巨大デパート(オシャレで便利!)
と、あらゆる住環境が整った。
「えりーしあさま、すごすぎます……」
ミカエル執事は、感動して涙をぬぐった。
***
健康づくりもばっちり!
- ウォーキング散歩コース(四季の花に囲まれて歩ける)
- 24時間営業のトレーニングジム(好きなときに運動できる)
- 健康増進施設(ヨガ教室、温泉スパ、リラクゼーション完備)
子どもも大人も、お年寄りも、みんな元気に暮らせる街になった。
***
もちろん、安全面も完璧。
- 魔力信号機付きの広い道路
- 最新式の警察署と消防署
- 便利な市役所
町中に緑があふれ、
大きな自然公園も造られた。
- 春は桜、夏はひまわり、秋は紅葉、冬はイルミネーション。
- 湖ではボート遊びもできる。
(ん~……たのしそ~)
エリシアは、散歩コースに設置されたベンチに座って、
ソフトクリームをぺろぺろ舐めながら満足げに微笑んだ。
***
こうして――。
ラントベルク新都市・ラントシティは、
異世界一、住みやすく、癒され、豊かで、
そしてなによりも優しい街として、世界中に知られるようになった。
もちろん、エリシア本人は、
「おやつたべて~、おひるねして~、たまにおふろはいって~」
そんな感じで、今日ものんびり暮らしていた。
【第3巻 第19章 ラントシティ開業フェス、大盛況!】
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ついに――
ラントベルク新都市「ラントシティ」が正式に開業した!
「開業フェス、はじまりまーす!」
司会の元気な声と共に、街中に花火が打ち上げられる。
大通りには屋台が並び、音楽隊がパレードを行い、世界中からの訪問者でにぎわった。
「ここが噂のラントシティか……!」
「すごい、全部がピカピカで、なのに落ち着く……!」
異国からやってきた貴族や商人、旅行者たちも、目を輝かせていた。
***
一方、そのころエリシアは――。
「まずは、おやつたべる~」
スイーツ通りをてくてく歩きながら、
- 虹色クリームソーダ
- もちもちクレープ
- 魔法チョコレートドーナツ
- 温泉まんじゅうキャラメル味
を、ひたすら食べ歩いていた。
(たべてもたべても、あたらしいおやつ~……しあわせ~)
***
さらにラントシティには、新しいお店たちもオープンしていた。
- ラントベルク百均ストア(なんでも揃う!おやつも文房具も!)
- ラントマーケット(超巨大カートで回る倉庫型スーパー!)
- ラントスーパー(食材大量ゲット!)
「たのしい~、ぜったい買いすぎる~」
エリシアは、両手いっぱいにお菓子とぬいぐるみを抱えて、幸せそうに笑っていた。
(でも……まだ、たべあるきたい~)
***
街中は、音楽と笑い声であふれていた。
子どもたちは、アイスクリーム片手に走り回り、
大人たちは、温泉やカフェでくつろぎ、
外国から来た観光客も、各国の言葉で「すごい!」「楽しい!」と叫んでいた。
ラントシティは、ただ豪華なだけじゃない。
誰もが安心して、のんびりできて、ほっとできる街だった。
それは、エリシアの「こんなところがいいな~」という、
小さな小さな願いが、いっぱい集まってできた世界だった。
***
フェスの終盤、広場では、大きな感謝祭も開かれた。
「エリシアさま、ありがとうございます!」
「この街が、私たちの希望です!」
たくさんの声と拍手に包まれながら――
エリシア本人は、ふかふかのクッションチェアに座って、
焼きたてメロンパンをかじりながら、うとうとしていた。
「おひるね、さいこう~」
ラントシティ、そしてエリシアのスローライフ革命は、これからも、ふわふわと広がっていく。




