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第19話 ピュアが止まらない

オデコに冷たい感触が伝わり目が覚めた

目を開けると見えたのは天井


「うーん」


足腰が痛い、重い疲労感、何が起きた

眼球を動かして周りをみると、自室だった


「目が覚めましたか?ご気分はいかがですか?」


心配そうな声でのぞき込んできたのはクロエちゃんだった


「何か飲まれますか?」

「あっ・・・いや、俺どうなった」


―バンッ


「カナデ!!起きたの?」


アシュリーは勢いよく扉を開けた

だからノックしろーい!!


「大丈夫?魔力切れを起こしたって聞いて驚いたのよ」

「魔力切れ・・・?」


アシュリーはベッドの横まできて丸椅子に腰掛けると、クロエちゃんはおずおずと下がり、後ろに控えた


「そうよ、MP回復薬を持ってきたの、飲んで?」


茶色い瓶に入った、何やら怪しい液体。MP回復薬

これが!そうなのか?


「あっああ・・・」


アシュリーがせんを開けると俺の口元へもってきた

怪しい一品だが、男は度胸だ。

味はエナジードリンクでした。癖になる味、美味かった


「んー眠い、体がダルイ」

「回復薬を飲んでも体の不調は治せないのよ、大変だけど、暫くは体を休めるしかないわね」


返事をしようとしたが、そのまま寝てしまった


「ンゴッ」


自分のイビキで目が覚めた

窓から微かに日が入り、朝を知らせている

まだ朝日は登っていないようだ。体はかなり楽になった、筋肉痛が少しある程度

そして確認したい事があった、それはステータス。


部屋には俺しかいない、今だ!


「ステータスオープン!」


――――――

名前:佐藤 奏

称号:巻き込まれし者 創造主の傘下


レベル:9

HP:90

MP:90

攻撃力:90

防御力:90

俊敏:90


ユニークスキル

女神と対話


スキル一覧

融合の手 Lv.MAX 付属の手Lv.MAX 探索の目Lv.MAX

導出の手Lv.MAX 鑑定Lv.MAX 鉱物の好物Lv.MAX

調教師Lv.MAX 記憶力増加Lv.MAX 魔法全方位解放

錬金術Lv.1 MP上限解放

――――――


「9・・だと!?」


思った以上にレベルが低くてガッカリした。まぁ俺だしな

しゃーない、既にスキルはレベルマだしな。ふむ。

錬金術とは何だろう、これだけレベルが低い


「鑑定」


《錬金術Lv.1》

(スキルとスキルを組み合わせられる。使用できるスキルに限る)


「マジか・・・錬金術様。あんたチート様でしたか・・」


アシュリーに見せなくて良かったと心底思う。

こっちの常識をもっと学ばない限りは、ステータスを見せるのはご法度だな

組み合わせるのは、どういうことか・・スキルを使いこなせない今は、あまり役に立ちそうにない。どれを組み合わせればいいのやら



「鑑定」


《付属の手》

(右手に触れたものに付属させる)


「でました、微妙な説明。この鑑定スキルが微チートって言うから笑えるな」


贅沢な悩みを吐いてから、身支度を整える

ガサガサと動いていると控えめなノックがあった


―コンコン


「カナデさん、ご起床されましたか?」

「ああ」


クロエちゃんだった。起こしてしまったのだろか

・・・・・・ん?入りたいのか?


「どうぞ」

「失礼致します」


―ガチャ


「ご気分はいかがですか?」

「ちょっと筋肉痛だけど平気だ。看病してくれてた?」

「看病と言われる程ではございませんが、お側におりました」


「お側?クロエちゃんまるで俺の奥さんみたいだな」



ハッハーと軽い言い回しで言うと、クロエちゃんは顔を真っ赤にさせていた

おー!なんだ何だ恥ずかしいのか?奥さんは言い過ぎたか?

いや自分の言った言葉をフォローするのは痛々しいか?


「えーっと・・ごめん、冗談が過ぎたね。看病してくれてありがとう」

「いえ!そんな!カナデさん」

「ん?」


「カナデさんが婚姻を結ばれて、本当の奥様をお迎えしても、私はカナデさんにお仕えしても宜しいですか?」

「もちろんだよ!クロエちゃんにそう言って貰えるなんて嬉しいよ」

「そっそっそんな!嬉しいだなんて・・」


クロエちゃんはもじもじ恥じらっていた、クロエちゃんのピュアが止まらない


「でも嫁さんなんて夢のまた夢だなー」

「そうでしょうか?だってカナデさんはアシュリー様と・・?」

「アシュリー?アシュリーは雇い主だぞ」


クロエちゃんはバッと顔を上げて、目尻は下がりながら口角は上がっていた、嬉しいって表情か?

クロエちゃんは表情や行動が分かり易い。根が素直なんだろう


「そっそうでしたか!使用人が出過ぎた質問を、失礼致しました」

「いや、いいよ。それより使用人っての止めてくれ!友達になろう」

「それはなりません!私にとってカナデさんはご主人様であり、領を救ってくださる方なのですから!」


そんな大袈裟な、だがこんな頼られたのはバイトリーダー以来だ。

悪くないな。今日も張り切っていくか!


「ならいつか、友達になってもらおうかな?」


クロエちゃんはまたアワアワしながら穏やかな時間を過ごした。イジリがいのあるクロエちゃんは面白い


「トゥケーさんを呼んできてくれるか?そろそろ現場に向かう」

「はい。只今」


トゥケーさんと先日の現場へと向かった

足腰は悲鳴を上げていた


あの藁モドキだが、領民の女性陣が持っていた料理スキルを使って燃やして処理したそうな

藁モドキは臭くて有名で、あんな藁モドキを使う俺は変わり者と、ライター魔法で魔力切れを起こした貧弱者として領内で有名になったそうな


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