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予見の覇王と覚醒者  作者: できれば匿名希望でお願いいたします
第5章 死線を彷徨う情動
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39

ここから先の俺は、ただの殺戮マシーンと化す。

もちろん、裏切ったフレイに対しても同じだ。


「……そこだな」


俺は狂気の視線を向けて突進し、イザナミに襲いかかる。

上半身の傷から血が溢れ出すが、それがどうしたというのだ。俺が今までに傷つけられた痛みに比べれば───


「……まだ生きてたのか……しぶとっ」


イザナミはそのうざったらしく気怠そうな態度を変えず、両手をのろのろと上に掲げた。


俺はその目障りな両手を───





斬。





視界に入り込んだビジョンの通りに駆け抜け、剣を振り抜く。

防御は間に合っていない。

そのまま腕を跳ね飛ばし───


舞う血華。

螺旋状の血飛沫。

俺の残像と、勢いよく上に飛んだイザナミの腕。


「……!」


俺は『予見』で、フレイの追撃を感知。そのまま、後ろから迫ってくる攻撃を防御し、後ろにいるフレイとイザナミの方を振り返る。


「……!貴様……」


イザナミの形相が変わる。

そりゃそうだ、目障りなやつに両手撥ねられて怒らないやつなんざいない。

ましてやそれが、()()()()()()だったら?


俺はフレイの剣を弾き飛ばし、体勢の崩れたフレイをそのまま蹴っ飛ばす。

そしてイザナミを見ると。


「"迅く、死ね"」


それは神の発する祝詞とは到底思えない、罵倒の言葉。

だがこれがイザナミの本性というものなのだ──


無数の光がイザナミを包む。

そしてそれらは羽衣を溶かし、包み、再生成するように──


「悪いがそれを黙ってみてる義理はないんでな」


俺は眩い光の中へ突っ込む。

中がどうなっているのか知らないが、羽衣が溶け防具が外れた今はチャンスといえる。

フレイがもがき苦しんでいる間に──


「"天の加護"」


その瞬間、俺は()()()()()()()()()


「がぁッ」


その衝撃は強く、三、四回地面を転がってもまだ止まらない。

外傷はなさそうだが、一体これは──


思う間もなく、反撃は始まる。


「……この罪を償え。神である私に誓って」


イザナミは、そこで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


「……⁉︎」


両手を、前に掲げ⁉︎


確実に、俺がさっき撥ね飛ばした。

ちゃんとその感覚もあったし、幻視やその類のものでもないはず。

となれば、答えはひとつ。


「再生すんのかよ、クソが……!」


斬っても斬っても復活する、不死身の死神。

それに対する俺は、ただ少し未来視ができるだけの人間。

勝機はない。




しかし、……

中途半端ですが、書きかけというわけではありません。

気取りまくった表現技法()です。

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