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死神勇者の鎮魂曲  作者: パンピー
始まりの軌跡
27/31

ファミリー

「…なにしてんだ…お前……」


それは少女にそれともアデルに向かって放たれた言葉なのか……


血まみれの少女はナイフを握りしめずっと泣いていた

そんな少女を横目でチラッと確認しアイリスにアデルの治療を促した


すぐさまアルミナが合流し近くの部屋で治療に当たった


「危なかったの…ほんの数秒遅れていたら死んでおったぞ…僅かに逸れてはいたがナイフ心臓を掠めておった」


「完璧に治すなよ…安全圏…6割ぐらいでいい…」


「…………………わかった……」


「しかしアデルさんがあんな子供にやられるなんて…」


「理由はどうあれ…油断したこのバカが100%悪い…アルミナ、あのガキ連れてきてくれ」


少女は逃げることもなく入り口で泣きじゃくっていた、テンガの前に連れてこられてもただずっと「ごめんなさい」と繰り返しながら泣いていた


「ん?お前奴隷か……」


テンガの言葉にビクッとしながらもゆっくりと頷いた


「アルミナ悪いけどお前一人で奥のゴミ掃除してこい…」


「お願い!!奥には行かないで!!」


途端に少女が叫んだ


「よろしんですか?テンガ様」


「関係ねぇよ…」


「では…」


部屋を出ていこうとするアルミナに少女がしがみつこうとするがテンガが襟首を掴み阻止をした


「お願い!!お願い!!」


必死に懇願するが部屋を出ていったアルミナを確認すると再び泣き出した


「アイリス…こっちに誰か来ないか外で見張っててくれ」


「わかった…」


部屋には横になっているアデルと床で泣きじゃくる少女アデルの横で座っているテンガの3人

ゆっくりとテンガが口を開いた


「おい…1つ言っとくが奥の奴隷は全員死んでるぞ……」


「……え?……そんな…」


「お前が何か弱味を握られて利用されていたのはわかってる…子供だから油断するとでも思ったんだろ…」


「………………………」


「お前がどうこうじゃなくてアルミナが外の奴等を全滅をさせた時点で全員殺して逃げ出そうとしていた」


「約束は守ったのに……ちゃんと……」


「まぁ…理由はどうあれ自分が何したか分かってんのか……?」


「たった一人の家族なんだもん…おねぇちゃんを守れるなら他の誰がどうなろうと関係ない!!」


「……ひゃははは!!そうだよなぁ!!その通りだ!!お前は間違っちゃいない!!自分の幸せの為なら他がどうなろうと関係ない!!全くもってその通り!!」


口ではそう言いつつ自分のしでかした事にとてつもない罪悪感を抱いていた少女は怒られるだけでは済まないと恐れていたが目の前の男は笑いながらそれを肯定し始めた


「聞くけどお前姉貴がそうしてくれって頼まれたか?」


「おねぇちゃんがそんなこと頼むわけないし…おねぇちゃんとは部屋が違うから3ヶ月くらい会ってない…」


「良い事教えてやろうか……お前の姉貴な…ここに居ねぇぞ?このピアスの能力でな、大抵の距離なら何があるか、何がいるか位なら正確に分かるんだ…んで、俺の目には気配っていうかオーラって言うかそんな感じに見えるんだよ、血縁者ならこのオーラがとても似てるんだけどそれが感じられないからここにはいねぇよ」


「ほんと?」


「おう、生きてるかはわかんねぇが多分もう売られたんだろ…」


「じゃあ…何のために…」


「もう1つ良い事教えてやるよ…こいな、お前が刺したやつこいつ生きてるぞ?」


寝ているアデルに駆け寄り胸に耳をつけて心音を確認する


「……良かった…」


安心したのか腰が抜けその場にへたりこみまた泣きじゃくる


「お前は人を傷つけた…この罪が消えるかはアデル次第だお前を許すか許さないか…今のお前に何ができる?許してもらえるように頑張れや、あとでちゃんと謝っとけよ」


「うん!」


なんとか立ち上がり汚れたアデルの顔を拭くためな、つたない足取りで水を汲みに行き不器用ながら必死に看病していた


「お前名前は?」


「リコ……」


「歳は?」


「11歳…ちっちゃいけどほんとだよ」


「人間じゃ…ないな?」


「半分人間だよ…獣人だもん」


「獣人?めっずらしいな!たしか絶滅危惧種って聞いたけど?見た目は普通の人間なのな」


「うん…普段はバレないように耳と尻尾は隠してるの」


「もっとこう毛むくじゃらなのかと思ってた、お前にも尻尾とかあるんだ」


「うん!見せてあげる」


すると頭から可愛い三角の耳が2つと後ろからリコの身の丈程の大きなリスの尻尾が現れた


「なんだ?イタチ?」


「リスだよ!!」


「似たようなもんだろが、姉貴もリスなのか?」


「似てないよ…おねぇちゃんはガゼル」


「は?全然ちがくね?ほんとに姉妹かよ」


「獣人はどんな獣とハーフで生まれてくるかランダムなんだよ」


「変な種族だな…」


「元々数が少ない種族だし、やっぱり珍しいのかな?」


「しらね…というかやっぱり親はいないのか…」


「4歳の時に二人とも病気で死んじゃった…」


「そうか……」


「もっと一緒に居たかったな…もっともっと…ずっと羨ましかったんだ…自分だけのお母さん…自分だけのお父さん…友達が羨ましかった……おねぇちゃんがいるから我慢ができたんだけどな……」


「泣くなよ?めんどいから」


「泣かないよ!もう慣れてる」


タバコに火をつけちょっと考え込み扉越しにパートナーに有無を尋ねた


「アイリ!…聞いてんだろ?俺がなにを考えているかわかるな…いいよな?」


ドアをコンッと叩き意思を示した


「大歓迎じゃ…」


「ふっ……さすが俺の嫁…」


「なにが?」


不思議そうな顔で少女が訪ねてくる


「リコ…俺がお前の親父になってやる、お前ら姉妹を引き取る」


「え?」


「今日から俺が父親だ…お父様と呼びなさい、国に帰ったらもう一人の娘も探さなきゃな…」


「おねぇちゃんも?」


「家族がバラバラっては駄目だろ?みんな一緒で家族だ、嫌か?」


「でもあたしはお兄ちゃんのお友だちを……」


「それは確かに悪いことだが…ちゃんと謝ればいいさ…俺は神崎天牙んで外に居るのが俺の嫁のアイリス、俺らがお前達の親だ」


「リ…リコです!!よろしくお願いいたします!!」


「おう……」


「まぁ始めに言っとくけど俺はいい人でも何でもない…極悪人だ…何万と人を殺している アイリもなそれでもいいか?」


「一緒に居てくれるだけでいいよ」


「そっか…じゃあ頑張って看病してやってくれ」


「うん!!」


「アルミナの方も終わったな……アイリ!!腹へったからアルミナが帰ってきたら二人で飯を作ってくれ!」


「任せるのじゃ」


すぐにアルミナが戻ってきて二人で部屋で料理を始めた

かえり血でぐしょぐしょのアルミナにリコはビビり倒していた

そんな中アデルが目を覚ました


「いつつ……あれ?」


「起きたか…」


「お兄ちゃんごめんなさい!!」


トテテテテっとアデルに駆け寄り精一杯謝罪をした


「うわぁ!!え?……えと……」


必死に謝る我が娘になかなか返事を返さないアデルにアイリスから無言のプレッシャーが掛かる

すでに溺愛している模様


「ほら…謝ってんだなんとか言ってやれよ」


「気にしなくていいよ!もう元気だしちゃんと謝ってくれたからね」


「本当にごめんなさい!」


「リコ…あっちいってアイリとアルミナのねぇちゃんの手伝いしてやってくれ」


「うん!!」


「立てるか?」


「は…はい」


なんとか立ち上がったアデルに肩に手を添えて笑みを浮かべた


「まぁ死ななくてよかったわ……」


ドゴォォォォン!!!


アデルに右フックぶちかました


「うわぁ!!なにしてんの?!!」


「黙って父を見ておるのじゃ」


「てめぇ…立てこのやろー…加減してやってんだ」


壁に寄り掛かりながらもなんとかたちあがった


「なぁ?てめぇなにしてんだこのやろ…イサトとの約束はどうした?それがお前の覚悟か?くっだんねぇなぁ!!」


「いや…その…」


「お前の覚悟が中途半端だからこんなところで死にかけるんだろうが!!こんな中途半端な覚悟しか持てねぇならいっぺん死んでやり直してこい!俺が殺してやるからよ!!」


「すいませんでした!!」


「やめぬか!!埃がたつ!!」


「っち……そのしょっぱい覚悟捨てとけボケ!!」


「はい!」


「おっ…おとうさん…怖い…」


「厳しき父よの……」


「アイリス様…娘にしたんですか?」


「色々あっての…我が娘じゃ…可愛かろう?」


「抱き締めていいですか?」


「駄目じゃ!!」


「そんな……」


その後

5人で食事をとり

奴隷商のアジトを焼き払い一行はエルシェントに向かった

その道中アデルは再び覚悟を決めテンガに誓いを立てた


「うわぁ……すごい……どうなってんのこれ?」


「なにが?」


「だって自動で動いてるんだよ?おっ…お父さんは魔法使いなの?」


「いい加減呼び方なれろよ…」


「まだ慣れないかな…エヘヘ」


「魔法じゃない…魔法の道具かな…俺は違うけどアイリは本当の魔法使いだぞ?」


「お母さんすごい!!」


「そうであろ?お主の父と母は偉大なのじゃ!!」


「そういえばお前らは知らなかったな…リコ!本当の姿を見せてやれ」


「うん!!」


小さな少女に再び耳と尻尾が生えた


「テンガ様抱き締めていいですか!!」


「好きにしろよ…」


「駄目じゃ!!」


「そんな…」


「アルミナおねぇちゃんいいよ!」


「ああ…」


手で口を覆いここぞばかりに抱き締めた


「しかしなんと愛らしい姿なのじゃ」


「リコ、俺達にも本当の姿ってのがあるんだよ見るか?」


「見たい!!」


アイリスがパチンっと指をならすと魔法が消され本来の姿があらわになった


「うわぁぁ…お父さんもお母さんもアルミナおねぇちゃんも獣人だったの?」


「残念、それは違うけどまぁ似たようなもんだよ笑っ驚いたか?」


「ビックリした!!」


「あと二人居るんだよ俺達みたいな奴がな、俺達家族とそこのアルミナんで残りの二人を含めた現6人が俺のファミリーだ」


「ファミリー?」


「俺の為に戦ってくれる仲間達だ…お前の兄弟みたいなもんだな」


「兄弟?じゃあアルミナさんもおねぇちゃんになるの?」


「勿論です!!リコさん!!」


「アルミナ落ち着くのじゃ」


「じゃあアデルさんは?」


「アイツは俺じゃなくて国のために戦ってんだよ」


「なんかお父さんすごい人みたい……」


「リコお主はどこ出身なのだ?」


「私は ヨミ 出身だよ」


「ならランフィードという国は知っておるか?」


「知ってるよ!」


「テンガはそこの王様なのじゃ」


「うっそぉ………」


「リコはお姫様なのじゃよ?」


「くだらねぇんだよ!王様とか姫とかただ自由に生きられりゃそれでいいんだよ」


「自由……」


「何かに縛られるのは嫌だよな?なっ?リコ」


「うん!!」


「テンガ様エルシェントが見えてきました…」


「そっか…アデル準備いいか?」


「荷造り終わってます」


エルシェントに到着するとカイリが兵隊を従えて出迎えてくれた


「やっほーカイリちゃん」


「さしぶりだね!というか、それ車だよね?もしかして作ったの?」


「俺がそんな頭良さそうに見えるか?」


「見えない」


「殺すぞ…俺鎌もってるだろ?」


「武器の鎌?」


「そそ、それだよ」


「この車が鎌?」


「そういうこと」


「意味わかんない、まぁいいけどそれよりも気になるのはその子誰?」


「俺の娘だよ」


「は?君何歳?」


「11歳!!」


「テンガくん君17歳だよね?」


「それがなに?」


「君は6歳でこの子を作ったの?」


「なわけねぇだろ」


「養子じゃよ」


「なるほどね…」


「ユフィは?」


「ユフィ様は外交に出ておられる」


「なんだ…まぁいいやアデル置いていくから用件はアデルから聞いてくれ」


「大体の内容はユフィ様からきいているよ」


アデルは兵士に連れられ城へと入っていった


「君はどうするの?」


「リコの服やらいろいろと買うもんがあるし用事済ませてから帰るわ」


「そうかまぁゆっくりしていってくれ」


「なにゆってんだ?お前案内しろよ…どうせ暇だろ?」


「暇なわけないでしょ」


「暇だろ?」


「…………暇よ…」


「とりあえずリコの散髪でも行くか」


「こっちよ…ついてきて」


床屋に着いたはいいもののリコの髪型をどうするか四人は悩んだが、リコがアイリスと同じ髪型がいいと言い出し結局アイリスと同じ腰までのロング前髪にはシルバーではなく黒のメッシュを入れた


「すげぇな…捨てられたんだ人形みたいな髪型してたのに…」


「リコさん可愛い……」


「お父さんリコどうかな?似合ってる?お母さんみたい?」


「ああ…似合ってるよ、けどお前はアイリみたいにならなくていいぞ?」


「どういう意味じゃ?」


「いいかリコ…誰かになるんじゃなくて自分になればいい…お前の好きなように生きろ俺はリコにアイリになってほしくないしアルミナにもなってほしくないお前はお前でいいんだよ」


「うん!でも今はお母さんと一緒がいいんだ!」


「自分がこうしたい、その気持ちを捨てるなよ」


「ありがとうお父さん…」


「次は服だな、さっさと案内しろよカイリ」


「私の扱い……こっちよ」


高級な衣服店に入るとやはり買い占めた

リコは長袖のシャツにチェックのスカートと萌え袖カーディガンにカチューシャ、ニーハイにハイカットになった


「なんか恥ずかしい…」


「いいんじゃね?」


「うむ、似合っておるぞ」


「可愛いですよリコさん」


「あっありがとう…」


もじもじと恥ずかしがりながらテンガの後ろに隠れた


「そろそろ夕方か…飯くって帰るか…カイリ奢ってやるから一緒に食おうぜ」


「ほんとに?!じゃあさじゃあさ裏町に冒険者のギルドがあるからそこがいい!!すっごい美味しいんだよ!!」


「リコお肉とお野菜食べたい!!」


「腹一杯食わせてやるよ」


一行は串焼きなど食べ歩きをしながらギルドへ向かった、ギルドへ着いたものの満席ここでやっぱり一悶着起こってしまう


「満席か…どうする?店変えようか?」


「いやここにする」


するとカウンター前のテーブルに食べ終わってるが帰らずそのまま喋っている男5人組に向かって歩いていった


「おい…後がつっかえてんだ食ったんならさっさと消えろ」


「んだと?」


「相手を見て言えよ?」


「俺たちは過酷な旅をしている冒険者だぞ?」


「だから?知らねぇよさっさと消えろ」


「てめぇ調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」


一人がテンガに掴みかかろうとするが


「バカ!!やめろ!!」


「止めんな!ビビってんのか?」


「こいつ…いやこの人はあのランフィードの現王様だぞ!」


「あのたった3人で国を奪い取ったっていう…」


「どかねぇんだな?」


「いやいやいや!すぐに退きます!すいませんでした!!」


「さっさと消えろ」



ポカーンとしているカイリに「空いたぞ?」と一言、傍若無人にもほどある


席につくとすぐに料理を大量に注文

リコの前には初期PS2みたいな巨大なステーキとシーザーサラダ4人前が運ばれた


「うわぁ!いっただきまーす!!」


11歳の少女が血の滴るレアのステーキをかっ食らう迫力はすごかった、テンガでさえ箸を止め見入ってた


「うま!!うっまぁ!!!」


「お前すげぇ食うのな…」


「その小さい体のどこに入っておるのだ…」


「お父さん、親子丼も食べたい!!」


「おっ…おう!…こいつに親子丼と俺にカツ丼追加で」


「私もカツ丼!!私の親子丼とカツ丼大盛りで!!」


「すごい食欲ですね…そんなにお腹が空いていたのですか?」


「私お腹一杯食べたことないから!お父さんが食べさせくれるっていうからお腹一杯食べてみたくて…まだまだ余裕だよ!!」


「っしゃ!俺も食うか!!」


「コラ!リコそれは妾のピザじゃぞ!」


「まるで戦場ね……」


「カイリ様も早く食べないと取られますよ?」


「そうね……あっ!!私のフライドチキンがない!!」


「なかなかにスパイシーだな」


「それ私の!!」


「知るか!また頼め」


「くぬぅ……すいませーん!!フライドチキン10ピースにフライドポテトXXLにシーフードピザXLを2つ!!」


「てめぇ!!そんなに食えんのか!!」


「余裕だわ!!というかこの世界に来てからやけにお腹空かない?」


「確かに…日本にいた頃に比べると5倍近く食ってるな」


「やっぱり強化された体は栄養がいるんだろうね」


「カツ丼2つお待たせしました!!」


「すみません、私にラザニアと玉子サラダを貰えますか?」


「妾は野菜カレーとスムージー」


「俺はウォッカ!樽ごとな!もうちょい早く料理持ってきてくれ!卓上空になんぞ」


「リコはリコは!!」


「食ってから頼め!」


「はーい!」


「シーフードピザとフライドポテトお待たせしました!!」


「きたきた!!」


「ピザもーらい!!」


「また盗ったなぁ!!」


「お父さん全部たべたよ!!次頼んでいい?」


「頼め頼め!!」


「五目チャーハンと生ハムのパニーニそれとチャレンジロコモコ丼!あと親子丼まだ来てません!!」


食事は3時間にも及んだら5人で食った総重量 127.5キロ ギルドの厨房は完全にパンクその他の客は完全に後回しテンガ達からは注文その他の客からはクレームの嵐たった三時間で店員達は少し痩せた


「なかなかに旨かったな」


「まだまだ食べたい!!」


「さすがに食べすぎたかの……」


「どうせ太んねぇだろ」


「なにそれ反則……」


「店長さんいる?」


「わたくしですが?」


「ランフィードで店開かねぇ?俺通いつめるからさ」


「ありがとうございます!検討しておきます」


「楽しみにしてるよ…いろいろと迷惑かけたな食事代と迷惑料だランフィードで店出すときの資金にでも使ってくれ!んじゃあな!」


金を入れた袋を投げ渡してささっと店を出ていった


「へ?」


「凄い人達でしたね……店長?」


「あの人何者だ……」


袋の中一杯の 金貨 金貨 金貨


「んじゃ用件済んだし俺ら帰るわ…」


「ご飯ありがとね!また遊びに来てよ」


「気が向いたらな」


「お父さんまた車に何日も乗るならお弁当とか色々買って行こうよ!」


「帰りは超特急だ…」


「え?」


「俺とアイリとアルミナ誰がいい?」


「なにが?」


「いいから選べ」


「じゃあお母さん!」


「オッケーんじゃアイリ頼んだぞ」


「任せるのじゃ」


リコを抱っこすると3人とも一斉に翼を広げた


「アイリ!気圧やらなんやらしっかり拒絶しとけよ!リコは俺らと違って弱いんだから」


「わかっておるわ!」


「ではカイリ様…ユフィ様によろしくお伝えください」


「んじゃあな」


高速で上空へと消えていった





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