平和への大きな一歩
そこらへんに真っ二つに切り裂かれた死体が転がる森を歩き目的地を目指す
「まさか天使まで、でしゃばるってくるたぁねぇ……はぁ…たいぎぃのぉ」
「「なぁ兄弟…こうも早く邪魔をしてくるってこたぁ軽視されてねぇってことだよ」」
「んぁ?眠くて聞いてなかった…寝不足でイライラするわぁ」
「「中から見てたがほとんど本気出せてなかったのって眠かったからなのかよ」」
「眠かったからってのもあるけど、そうほいほい本気だすのもなぁってしかも相手雑魚だし力加減間違えるすぐ死ぬから大変なんだよ…本気になりゃあんな女デコピンで頭弾き飛ばしゃ殺せるしな」
「「なんでもかんでも殺しちゃバカだもんな」」
「うるせぇよ」
「「へいへいおりゃあ先に寝るぞじゃあなぁ」」
「なんしに出てきたんだよ…あー…にしても最近やけに眠いなぁ…」
「「…な…の…代償…しに……えら…も……か………」」
「ルシファー?いや違うな……ハーデスのじじぃか?……何て言った……?」
「あーーーーー!!!!!!!!テンガさん!!!遅いですよぉ!!!!」
いつのまにか目的地を到着しいち早く気づいたレイラの大声で考え事を邪魔された
「大声出すなよ うるせぇな…」
「お主にしては遅かったの?」
今すぐテンガに飛び付きたいのを我慢して普通に振る舞うアイリの体はぷるぷる震えていた
「おつかれー……というか何があった、ユフィちゃん別人じゃん…お前か、アイリなにした?」
いろんな意味で変わり果てた王女に頭が痛くなった
「んーーーー………ちょっとイジワルしちゃっただけかの」
「やりすぎじゃね?」
「ですよねぇ!!ほらぁアイリさんやり過ぎなんすよ!!」
「生きてんのか?これ?」
グイッと横たわるユフィの髪の毛を掴み頭をあげて顔を確認する
「もちろん生きておるぞ?考えなしになんでも殺す妾ではないわ」
「ならいいや……」
ボトッ!
掴んだ髪を離した
「ならいいんすか?」
「え?いいんじゃね?」
「まぁアニキが言うなら……」
「んで?レイラそっちはどうなった?」
「ちゃんと生け捕りにしましたよ!担ぐのもなんなんでジッパーにぶちこんでます」
そういうとジッパーからアルミナを引っ張りだしユフィの隣に寝かせた
「そっか…んじゃとりあえずこの戦いを終わらせるか…レイラとアレックスはこの森に残ってる兵士を全員捕まえてこい来るときに確認したら57人ほどいるからな、一人も逃がすなよ」
「わかりました!」
テンガの命令を受けて20分後縄で拘束された兵士たちが同じく縄で拘束したユフィとアルミナそしてカイリと一緒にテンガの前に座らされた
「とりあえずアイリ回復魔法掛けてやれ気絶したままじゃ話もできない」
「まかせるのじゃ…ホーリーサンシャイン…」
バレーボール大の太陽が現れ光が辺りを包み込むするとみるみるうちに傷が癒されていった
「サンキュー……おーい起きろ!」
「ん……はっ!どうなっている?」
「テンガく……ん?」
「ここはどこですか?」
「え?テンガくん?テンガくん?!!!私は簡単に殺されたりしないぞ!!」
すべてを思いだし暴れ始めるカイリをたった一言で静めた
「……喚くな……状況考えろ…殺すぞ」
「っあ………ああ……」
その目を見たとたん一気に恐怖が体を縛り上げた
「いいかよく聞け…縄をちぎったら殺す、逃げても殺す大人しく俺と話をしろそれだけだ…もしこの条件を飲まくても殺す、この条件を飲むなら縄をほどいてやる」
「従いましょう、ユフィ様、カイリさん」
「わかった……」
「……うん」
「命拾いしたな…レイラ、アレックス縄をほどいてやれあと椅子も用意してやれ」
その場に机と椅子が用意された
「さぁて…まぁとりあえずこの戦い、ランフィードの勝利だ…まぁ天使については分かりきってるからあえて聞かないでおこう」
「天使?テンガさん!!天使も絡んでるんですか!」
「お前少し黙ってろ…国の王同士の話し合いしてんだ使用人如きがしゃしゃりでるな…」
「すみません………」
「まぁ後で話してやる……そんでもって今後のことなんだが、エルシェントが今回の戦いで懲りてもうランフィードにちょっかいを出さないってんなら戦いは終わりだ……だが諦めないって言うんならテメェらの国を滅ぼす…女子供老人関係なくだ…ランフィードの障害になるなら片っ端から消し飛ばす!さぁどうする?ユフィ殿?」
「答えは決まっている…エルシェントはランフィードから手を引かせてもらう」
「いい答えだ……この話はこれでいいとしよう…次はランフィードに攻めいった事に対する謝罪についてだが、言葉や態度での謝罪なんか俺は欲しくねぇ…金もいらねぇ」
「ならばどうすればよい?」
「今回の件を水に流すには2つの条件がある…1つはエルシェントの軍師そこのアルミナを貰うアルミナには俺に絶対なる忠誠を誓ってもらう…2つ目はエルシェントとランフィードこの2国で同盟を結ぶこと上下のない平等な同盟だお互いに助け合うもし、エルシェントが他国に攻められたらランフィードは全力で協力しよう逆もしかりだ、経済的な面でも助けようまたこの2国には国境を無くす、あとエルシェントの法律をランフィードの法律と同じにしてもらうただし王政をユフィ殿のままで構わないエルシェントは変わらずアンタの国だ、この2つが条件だ…両方飲んでもらう片方だけは認めない飲めないのなら話は振り出しに戻る」
「1つ聞かせてもらえますか?テンガ様」
「なんでも答えてやるよ、軍師殿」
「なぜ私利私欲で攻めいった私たちにこのような甘い条件を出されるのですか?普通ならば勝手に攻め入り敗北した我らに選択の余地なく滅ぼされるか植民地になるかのどちらかのはず、なぜそんな者達に同盟を結ぼうなど、しかも平等な……」
「まぁ普通ならそうだわな…俺な…この世界を統一してこの世を平和にしたいんだよじゃないと俺はもとの世界に帰れないから…んでもさ考えれば考えるほどそれは一人じゃ無茶なんだよ、なら俺と一緒に国をまとめれる人を集めりゃいいんじゃないかって大きすぎる組織は必ず亀裂が入るんだそれを一人のリーダーがカバーしきれる者じゃない…一人じゃ無理なら何人もリーダーがいればいいってねだから俺はユフィ殿にその一角を担ってほしんだよそれにふさわしい器だと俺は見極めただけだ、もしユフィ殿がゴミクズだったらとっくに殺してエルシェントは滅ぼしてるさ」
「なるほど…よくわかりました…ユフィ様…長らくお世話になりました、このアルミナ・フリード今後はテンガ様の元でこの力を振るいたいと思います…このご恩忘れること生涯ありません!」
「そうか……私こと長らく世話になった…これからはテンガ殿の元で頑張るのだぞ…そなたの活躍楽しみにしている!テンガ殿その条件喜んでお受けさせて頂きます」
「テンガ様…改めましてアルミナ・フリードこれよりテンガ様に忠誠を誓いこの槍と命をお預かりしてもらいます」
「ああ…二人ともよろしく頼むわ……カイリちゃん…今後のエルシェントはお前が引っ張っていってやれ日本に帰る時は連れていってやるからよ…それと同盟を組んだんだこれからは助けてやるよ」
「絶対だからな!!!」
「約束だ…ユフィ殿もカイリちゃんも事が落ち着いたら遊びにこいや…同盟の書類やなんやらはまた後日な、さぁ戦争は終いだ帰るぞお前ら…アレックス!ハルキに連絡して将軍を二人と兵士を呼んで将軍にはユフィ殿を国まで送るように言っておけ兵士は総員死体の片付けと弔いをさせろ指揮はお前がしろ俺たちは先に戻る」
「任せてください!」
「さてアルミナはどうするのじゃ?このままランフィードに来るのか?それともエルシェントに荷物でも取りに戻るのか?」
「私はこのままランフィードに参ります、道具なども早く揃えなくてはいけないので、テンガ様の軍師として道具は新しいのを新たに揃えるつもりですので」
「アイリ!アルミナ!早くしろ!置いてくぞ!」
「アイリさーん!!アルミナさーん!早く早く!!」
「じゃあね、時間が出来たらユフィ様と会いに行くから元気でねアルミナさん!」
「お二人ともどうかお元気で……では」
「なんで俺だけ…居残りなんすか……」
かくしてランフィード防衛戦はランフィードの勝利で幕を閉じた
アレックスを除くランフィード帰還組の帰りの車内では
「すごいですね……馬より早いのでは?テンガ様には本当に驚愕させられてばかりです!」
「当たり前ですよ!!」
「お主が威張るでないわ…」
「そのとーり…」
「所でゲームの最下位だったアレックス君にはどんな罰ゲームがあるんですか?」
「ん?後のお楽しみ」
悪魔のような微笑みを残しテンガはアイリの腕のなかで寝てしまった




