ランフィード防衛戦 決着!!
静かに死神が歩み寄る……
わずか数歩の歩みだがカイリにとってはとてつもなく長い時間に感じた
剣戟の嵐は止み疲労と恐怖で足腰が立たない
「覚悟はもう決まってるだろ?」
「………」
心の中で…死にたくない、日本に帰りたい、家族に会いたい、自分はなにをしていんだ…さまざまな思いが駆け巡りちょっとしたパニックに陥っていた
「……あっ……その…ごめんなさ……」
「じゃぁ…おやすみ……」
「いやぁぁぁぁぁ!!」
両手の剣を投げ捨て子供のように泣き叫ぶカイリに永遠の眠りは訪れなかった
「と言いたい所だけど……」
「はぁはぁ…え?…生きてる?」
「そんな上空じゃよく見えねぇだろ?降りてこいよ……天使様…大事な使徒がピンチだよ?」
「え?何?天使様!!?」
ばっと上空を見上げるとそこには150の天使を率いた大天使いた
「やはり気づかれましたか…」
不適に笑い軍団を率いて降りてきた
「おひさしぶりですねぇ…ルシファー様……ベルフェゴールにございます…」
「よかったな……カイリちゃん…天使様が助けてくれるかもよ…惨めったらしく悪魔に助けを求めろよ…勇者殿……」
「悪魔?どう見たって天使様じゃ………お願いします!!お助けください!!私一人では手に終えません!!」
「黙れ……この役立つが…まぁルシファー様に勝てるなどとは思ってなかったが…同じ人間同士少しは油断を誘って手傷でも与えてくれる思ったが……それに私がここに来たのはルシファー様と戦うためでもなく、貴方を助ける為でもない…」
「そんな……なら…なぜ?」
「貴方を消しに来たんですよ…あとあの女王さんもね…力を得た勇者を野放しにしては後々めんどうですからね」
「なんで!!私は神様に選ばれた勇者……天使様の独断で消すなど…」
「普通ならな……けどお前をこの世界に送った神はもう神じゃなくなった…天界で謀反が起こったんだ…だから俺ら勇者はもう邪魔でしかない…」
「たとえ神様が変わっても…世界を救う勇者が邪魔なはず……」
「次の神が本当に神ならな…」
「どういうこと?」
「こいつらは、いや新しい神もだが見てくれは天使、中身は地獄の悪魔だ……」
「そんなこと……」
「お前の意見は聞いてない…あいつらが悪魔なのは紛れもない事実だ!」
「さて、ルシファー様いえ、テンガ君でしたよね?そこの女を渡してください…お互いに敵になる女です、利害は一致しているはずです」
「そりゃそうだ笑っ」
「嘘でしょ?私を差し出す気?同じ人間なのよ?勇者でしょ!仲間じゃない助けてよ!!」
テンガのコートにしがみつき必死に抗議するカイリを見るテンガの目は凍土のごく冷えきってきた
「なにゆってんだ…悪魔は倒すんじゃなかったのか?俺も中身は悪魔だぞ?お前の考えなら俺とベルフェゴールを相手取ってでも戦わなきゃだめだろ…世界の救世主の勇者だろ?」
「貴方たち相手に勝てるわけないじゃん……私……死にたくないもん……日本に帰りたい…お願いします…助けてください…」
「知らねぇよ…おい!ベルフェゴールさっさと連れていけ」
「さすが話がわかりますね、さぁあの娘を捕らえなさい」
2体の天使がカイリに近付く……
「いや……いやだ!!!」
落とした双剣を振るい2体の天使を切り捨て恐怖を振り切り戦場に立つは覚悟を決めた勇者なり!!
「おーー……一皮剥けたな……上等だ……」
「もう!!誰にも頼らない!私は勇者!日本に帰るまでは死ねない!戦うしか生きる道がないのなら私は喜んで剣を振るう!!」
「ふん…いくら強くなった言っても私とルシファー様には勝てませんよ?隙をみて逃げるおつもりですか?始めに言いましょう無理です…」
「闘級1069万か……覚悟を決めてレベルが上がったか……それでもまだまだ」
「ベルフェゴール!!貴方は私がなんとしてでも倒します!!」
「おい!!!左側頭部!!ガードしろ!!」
本能なのか突然の指示に瞬時に体が頭部をガードした
「上出来笑っ」
ドゴォオオォオオオオオォォン!!
テンガが回し蹴りがカイリのガードした即頭部を直撃!
その衝撃でアイリのいる森まで吹っ飛ばされた
「もういい…すっこんでろ!!!」
「これはどういうことですかな?」
「まぁ交渉決裂ってことだわな」
「それは困りましたな……」
「俺と戦うか?お前バカじゃねぇからわかるだろ戦ったらどうなるか…生憎今戦争中でな暇じゃないんだよ、見逃してやるからさっさと帰れや」
「致し方ありませんね…無駄に兵力を減らすわけにはいきませんから…大人しく引かせていただきます…それでは、また、お会いしましょう」
「とっとと失せろ…」
眩しいほどの光に包まれ
ベルフェゴールと天使の軍団は消えていった
「まぁ勇者対決は俺の勝ちだな……」
高原においての勇者対決
勝者 テンガ
舞台は密林
戦うはレイラアルカディア
「いい加減降参してくれませんかね…貴方じゃ私には勝てませんよ?テンガさんから殺すなって命令出てるんですから」
そこには
殺さないようにすべて急所を外した攻撃を受けてボロボロの眼鏡のネーチャンこと
エルシェント軍師
アルミナ・フリード
がいた
「ふざけないでください…情けなどいりません……」
「だからですねぇ、情けじゃなくて貴方は私達の仲間かもしれないんですって」
「貴方たちの仲間だった記憶などありませんよ…はぁはぁ」
「もぅ~~ですから仲間じゃなかったらテンガさんが止めをさしてくれますから!」
「…………つまり仲間にならないと殺すと……私はランフィードにつく気はありません!」
「仲間になるかならないかは…決めるのは貴方ではありません!決めるのは貴方のなかにいる人です……あれ?人なのかな?」
「なにをわけのわからないことを……はぁ!」
息も絶え絶えになりながらもその手にしたランスをレイラに向けて突いた
「うわっ!あっぶないなぁ!!当たったらどうするんですか!!」
そうはいいつつ最小限の回避で躱していた
「仕方ありませんね……えい!!」
ドサッ!
手刀で後頭部を一撃気絶させた
「はじめからこうしてた方が早かったような……はっ!まずいまたバカにされてしまう!この事は黙っておこう!」
密林のバトル
勝者バカ!!
最後は森のアイリ&アレックスのペア
ひゅーーーーーーん……
ドサァァ…
「む?このぼろ雑巾は……あーあの勇者か…」
「姉さーーん!こっちは雑魚処理終わりましたよ!!どうしたんすか?」
「早かったの…いや、テンガの相手がここまで飛んできたのでな」
「へー!兄貴ころさなかったんですね」
「起きろ!起きるのだ!カイリ!私を助けぬか!!」
ぺちぺちとカイリの頬をぶちながらなんとか起こそうとするが起きる気配がない
「ありゃりゃ…兄貴相手に生きてるだけ奇跡なのにその上俺達の相手をさせようなんて鬼っすね」
「のぅ、ユフィとやらいい加減わかったであろう…力の差がお主ら程度の力はこの程度たった四人に敗北する程度なのじゃよ」
「この悪魔どもめ……」
「そうは言われても…悪魔なんじゃがの……まぁたった四人にこの大敗、この上さらに恥の上塗りはお薦めせんぞ?」
「くっ……」
「まぁテンガから殺すなとは指示は出ておらんからの…お主は殺してもよいのだが…我が国の外交の件もある他国の王の殺害などマイナスじゃ……愛するテンガの正義の為…殺さずにおいてやる」
「グランドスパイク!!」
シーーーーン
「さっきからなぜ発動しない!!」
「いやぁ、往生際わるいっすね」
「全くじゃ……魔法使いが魔法を封じられては打つ手がないというのに……」
「なにをした!」
「さぁの……所で降伏はしてくれんのか?」
「ランフィードなどに敗れるものかっ……」
ボキッ!!!!
「んぐぅ!!」
ユフィの左手小指があらぬ方向へ曲げられていた
「そなたが降伏するまで同じ質問を繰り返そう…わらわが望まぬ答えが返ってくる度に骨を折ってくれよう……さぁまだ205本も残っておる…気長にいこうか?」
「姉さん……えげつないっす汗」
「さぁ…降伏…」
「しない!!!」
ボキッ!!
「ぐぁ!」
「しまった…加減を間違えて1本じゃなくて8本も折ってしまった…フフフ」
「やっぱり兄貴の奥さんすね………」
「私は降伏など……」
バキバキ!!
「あああああああ!!!」
腰から下の骨をほとんど砕かれ
ぐにゃりと腰から地面に落ちた
「安心しろ…ちゃんと喋れるように選んで折っておる…あははは……」
「はぁはぁ…わ…た……」
メキッ!!!
「うぁぁ!!」
今度は右腕がネジ折れた
「また拒否であろ?言わずともわらわはわかっておるよ……」
「民の……為……」
ギギ…メキメキっ…ボキッ!!!!
「うっ………」
「あのぉ…アイリの姉さん?もう叫ぶ元気も無いようなのであとは兄貴に任せませんか」
「ダメじゃ……テンガに尻拭いなどさせられるか!」
「でも声も出ないぐらいダメージっすよ?」
「なにを甘えたことを……見ておれ…グラビティハンマー……」
あまりのダメージに地面に横たわるユフィのボロボロの下半身をグラビティハンマーで少しずつ押し潰していく
ただでさえ尋常じゃない骨折の痛みに加えその部分を押し潰される痛みたるや……
「きゃああああ!!!!!!」
「ほうら…まだまだ声は出るであろう…」
あまりの激痛と絶望的な状況に気絶し体が痙攣をはじめ、綺麗なブロンドの髪の毛は根本の方から白髪化が始まっていた……
「む?なんと情けないことか……わが愛する王とはずいぶんと違うものだな……フフ…あははは…」
「兄貴と同じくやっぱりアイリの姉さんもめちゃめちゃ怖いっす…」
「なにを失礼な!!愛するテンガの為なら…わらわはなんでもするのじゃ、これも愛じゃよ……あぁ早よう会いたい……愛しのテンガよ……」
「兄貴怖いぐらい愛されてるっすね……」
「ともあれ一件落着我らの勝利なのじゃよ」
「でも相手降伏っていってないっすよね?」
「仕方ない!!アレックス!この女をたたきおこすのだ!!」
「いやいやいや…大将を倒した時点でもう俺らの勝ちっすよ!!さすがにこれ以上は見てらんないっす……」
「まぁそれで良しとしようかの…アレックスはよテンガに報告するのじゃ!」
「了解っす!」
「「兄貴ーーー!!!」」
「「テンガさーーん!!」」
「「こっちはミッションかんりょうです!!」」
「「ああ……わかった…森に集合な……」」
ランフィード防衛戦 終結!!
なにかご要望があれば作品に加えたりしてみたいのでお気づきの点などあればよろしくお願いします




