ランフィード防衛戦 黄泉がえりし騎士団
「うーーーん…………まぁこんなもんかな……」
死体の山が積み上がっている平原で返り血でグショグショに濡れたテンガが背伸びをしていた
「「おい!!聞こえてるか?3人とも森の入り口に集合だ!」」
転送魔法で己の声を仲間達へ届けた
「「了解した、すぐに向かうのじゃ」」
「「こっちはアレックス君と既に合流してるので、すぐに向かいます!」」
言葉通り1分以内にすぐに集まった
アイリ以外全員返り血で汚れていたがやはりテンガだけは汚れ具合が異常だった
「はやくお風呂に入りたいです…」
「てゆーかなんでお前は汚れてねぇんだよ」
他の3人に比べる微塵も汚れていない新品同様の萌え袖カーディガンを着たアイリスは小悪魔のように笑いウインクしながら可愛らしく答えた
「汚れるのが嫌なのでのぉ、拒んだだけじゃ」
「ムカつくわぁ…」
「まぁ能力に恵まれたってことじゃな」
「はぁ…ささっと終わらせて帰るか…」
「四人で半分くらいは殺ったっすかね?」
「そうだな……おい!!ギゼル!!」
ヒューーーーン………ゴン!!!!
「痛い!!!!!?」
テンガがギゼルを呼ぶと城に置いてきたギゼルが高速で飛んできた、しかしあまりの勢いにブレーキが効かずそのままレイラの後頭部へ突っ込んだ…
「私がなにをしたんですか……」
「別にしにぁしねぇだろが…戦闘中に気が緩んだお前が悪いんだよ」
「少しくらい、しんぱ……」
「おい!各自何人殺った?」
「また……無視された……」
落ち込むレイラの肩をアレックスが無言で叩き慰めた
「えーと…テンガの旦那が 78194 で、アイリスの姉さんが 22639 で、レイラの嬢ちゃんが 13212で 最後にアレックスのバカが、9996 ですぜ」
「なんなんすか?この野球ボールは、口が悪いっすね!」
「んだとぉ?だーれが野球ボールだ!!」
「アーティファクトと喧嘩してんじゃねぇよ…」
「約8万ですか…アイリさんと会わせると二人で半分殺ってますね……」
「それにしてもテンガは暴れすぎではないか?」
「いやいや、アイリさんも殺りすぎっすよ…」
「なんだよ…お前ら二人……ちゃんと働けよ……」
「テンガさん基準で言わないでくださいよ…」
「そうっすよ!兄貴達の基準で言われたらどうもできないっすよ」
「んなもん根性だ…とりあえず四人で 124041人か……まだ大分残ってんな…」
「まぁ残りは森に潜んでおると思うのじゃが……どうする?」
「隠れているつもりなのかね……殺気で位置までバレバレだっての……」
「あと9万も……どうにかして森から引っ張りだしましょうか?」
「簡単だよ…」
すぅっと息を吸うと転送魔法を発動し声を森の敵へ届けた
「「いいかぁ?よく聞けよ…このまま森ごとお前らを焼き殺すことだってできるんだ、できるならこの国の自然は壊したくないんだが まぁ別に燃やさなくても方法はいくらでもあるが…大人しく出てきてほしいんだがな、10分待ってやるもし出てこなければ森ごとお前らを焼き殺し、エルシェントに仕掛けた爆弾を起爆してエルシェントを地図から消してやる…じゃあ10分後にな」」
「爆弾???!!」
「ハッタリに決まってんだろ…」
「いやお主ならやりかねんね」
「俺なら爆弾に頼らなくても消せるわ」
「ごもっともっす……」
「もし出てこなかったら?」
「そんときはお前の能力で敵を森から拒絶すりゃあ済む…」
「なるほどの……」
「さすがテンガさん!!」
「お前の海老味噌並の脳味噌と一緒にすんな…」
「ヤッ…やぎぐらいはありますもん!」
「はいはい、そーですか」
「じゃが…いつものお主ならこんな警告せずに躊躇なく焼き殺してもおかしくないのだがな」
「明らかに闘級がおかしいのが何人か居てな……多分普通の人間じゃないと思うんだが…それを確かめたくてな」
「天使か?」
「わかんね……」
「どうなっておるのじゃ…」
「待つのもだるい…もういいや、アイリその数人の居場所を教えるからまとめて森から拒絶してこっちに飛ばしてくれ」
「任せるのじゃ」
「ここから…北へ2780m奥の敵の本陣の大将とその両脇の側近みたいなやつだ」
「デマンティー…」
途端に森が震え、その者を拒むように木々の一つ一つが動き目的の人物を森から追い出した
森から吐き出されたのは
国王ユフィ
淡い赤色の甲冑を纏ったそれぞれ双剣と大きなランスを携えた二人の女性
一人は黒のショートヘアの女の子
もう一人は赤茶のロングヘアーの眼鏡をかけた21~3の女
あとは恐らく側近であろう兵士131人だった
「ハロー♡ユフィ殿♡」
小馬鹿にしたようにテンガが挨拶をした
「なにをしている!!すぐに守りを固めろ!ユフィ様をお守りするのだ!」
双剣を携えた女の子剣士が叫んだ途端
呆然としていた兵士達が一斉にユフィの前に壁をなすようにならんだ
また後ろの森からは続々と兵士が駆けつけようとしていたが素知らぬ顔で森から出さないようにアイリスが拒絶していた
うぉぉぉおおお!!!
一人の兵士がテンガに斬りかかったが刃が届く寸前にアレックスの居合いが剣を叩き斬った
「お前らに用はねぇの……退いてろ……」
その場で兵士が浮き上がりまるで何かに押し潰されるように心臓をを中心にソフトボール大の大きさに潰された
「お前ら3人だよ……ただの人間にしては強すぎるな……とくにそこの槍の眼鏡のねーちゃんは俺らと同じく匂いがする…」
「どういう意味でしょうか?」
「ほぅ…あの女の子もしや…」
「アイリの思ってる通りだよ……まぁそれはいいんだよ強いのは当然だからなそれよりあの二人だよ」
「あの双剣の女の人は勇者さんですよ?エルシェントの私も2回しかみたことありませんけどね」
「俺も女の勇者はいるって聞いたことはあるっすけどはじめて見たっすよ」
「まぁ勇者にしても強すぎるんだけどな……まぁいいや…お前日本のどこから来た?俺は広島から飛ばされたんだが」
「私と同じ勇者?そんな……」
「ん?どうした……」
「いや……なんでも…私は愛知からこの世界にきたの…」
「で?どうしてお前は戦争に参加してんだ?勇者が人殺しか?」
「君だって!勇者の癖に私の仲間をたくさん殺したじゃない!それに私は相手は悪魔だと聞いていたのに…何で同じ勇者が相手なの……私の力じゃ勝てないから力ももらったのに……」
「なーるほどね……まぁ間違ってはないわな…」
「どういうことよ?」
「んー……一応俺はお前と同じ日本人で勇者だ……それでもって魔王でもある…ってことかな」
「意味がわかんない」
ガシガシと頭を掻きながら指をパチンッと鳴らすとそれまで普通の人間と降神族に見えていた四人の姿が本来の姿に戻った
「本当に人間じゃない……」
「違う違う……ただしくはハーフみたいなもんだよ…まんま悪魔って訳じゃない」
「じゃあ あの人の言っていたことは間違ってなかったんだ……」
「羽の生えた天使さんか?まぁ要するにお前らは俺らを消すために力をもらった使徒って訳か……まぁ俺はお前を殺したくないんだけどね…同じ日本人だし、あとそこの眼鏡ねーちゃんも」
「本当に悪魔だったんなら私はあの人の言葉に従い貴方たちを倒す…」
「どのみち私たちがやるつもりでしたので相手をしましょう…」
眼鏡の女性だけ一人だけあんまり乗り気ではないように見えたレイラは違和感を感じていた
「テンガ殿お覚悟を!!」
「あーりゃりゃ…結局こうなんのね……まぁいいや…おい!あの勇者の女は俺がもらうから…」
「じゃあ、妾は女王対決といこうかの…」
「槍のおねーさんは私がもらいます」
「俺は………」
「雑魚の相手でもしてろバカ……」
「うっす…」
「まぁ心配はしてないけど……負けるなよ…あとレイラその女は殺すなよ」
「了解です!!」
それぞれの標的を相手取りガチンコのタイマンが始まった
森から南東4㎞の高原
テンガVS勇者
森から南北6㎞の密林
レイラVS眼鏡のねーちゃん
森
アレックス&アイリスvsユフィ&雑魚
早速メインイベント
勇者対決からいきましょう♡
「ふぁ…さぁやろうか…」
あくびをしながら開戦を宣告すると同時に女が斬りかかってきたが常人には異常でもそれ以上に化け物じみているのがこの男あくびをしつつ目を閉じた状態で躱しつづけている
「なぜ当たらない!!」
一旦距離を取り武器を構え隙を伺うがそれは見事に隙だらけしかしそこが逆に不気味でなかなか行動に移せなかった
「そういえば名前聞いてなかったな…年齢も、俺は神崎天牙17才だ」
刀を構えを体勢を崩さずに静かに答えた
「三島海璃18才……」
「んで、カイリちゃんどうするの?戦うの?俺はどんなやつでも敵になるなら本当に殺すぞ…」
タバコに火をつけ最後の警告した
本気の警告を……
今まで抑えていた魔力が吹き出した
カイリは体が全力で危険を示していた一気に汗が吹き出し手足が震えた
「……私は勇者だもん…やるしかないから…」
覚悟を決め…再び剣を構直したカイリはまだわずかに震えていた
「悪かったな……くどくて…」
そう言い放つとテンガのズボンについていた13の玉が付いたチェーンが輝きだし
空中に13個の英雄が封印されたクリスタルが現れたと同時に砕け散り地面に13個の武器が突き刺さっていた
「黄泉がえれ…円卓の騎士団…」
神剣 エクスカリバー
邪神剣 ダモクレス
魔剣 アザゼル
英雄剣 デュランダル
王剣 ヴァジュラ
覇剣 ガラティン
聖槍 ロンギヌス
暗黒剣 テュルフング
妖斧 アキレウス
皇剣 アロンダイト
聖剣 オートクレール
零弓 シュミット
天槌 イゾルデ
「かつての英雄が使用した伝説の武器…それは永き時を経てそれを総じて神器となった…お前は二刀流だろ?俺は13だ」
エクスカリバーとダモクレスを手に取ると残りの11の武器は空中に浮き上がりカイリに向けられていた
「多ければ強いって訳じゃないよ!!」
ガギィィィィン!!!
一瞬で移動し背後から背後から斬りかかったが
空中に漂う幾つもの剣がそれを拒んだ
「なっ!!」
「13本も扱えるのかって?全部俺の意志とリンクしているからな俺の意思で動かす事もできるしオートで攻撃も防御もでぎるぞ…さぁ今度は俺の番だ…ちゃんと避けろよ?」
その瞬間
前後左右から何本もの武器が襲い掛かった
ズドドドドド!!!
「避けるので精一杯か?俺もいるぞ?」
エクスカリバーとダモクレスを握りゆっくりカイリへと歩きだした
襲いかかる武器の嵐でその場から離れることもできないカイリにゆっくりとテンガが歩み寄る
更新が遅れて申し訳ありませんorz
急に出張が入りまして!!
やっと帰ってこれました
これからはちょくちょく更新できます
本当に申し訳ありません!




