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死神勇者の鎮魂曲  作者: パンピー
始まりの軌跡
17/31

死闘

死闘が幕をあけた



6体の天使はアイリとレイラに向かい、先頭を突っ走るテンガとすれ違った瞬間2匹が死亡した、すれ違った瞬間右手のデスサイズで1体の頭半分を吹き飛ばし左手でもう1体の頭部を引きちぎった、この間わずか0.4秒の出来事である

この一瞬の出来事でわずかに動揺した天使達の隙をアイリとレイラは見逃さなかった


「氷檻!!」


大気中の水分が凝固し2体の天使を捕らえた一瞬にして瞬間冷凍された


ドパパン!!!


バリィィン!!


レイラのアヴァールとアロガンから放たれた2つの弾丸が氷を天使ごと打ち砕いた


「これで1対1じゃ」


「さすがテンガさんですね、これでだいぶ楽になりそうです」


アイリとレイラが背中合わせに2体の天使と向かい合った


「一瞬で終わらせるつもりだったのだがのぉ……2匹仕留め損ねたか、かなり強いの」


「そうですね…私達と同じぐらい強いそうですけど…テンガさん2体瞬殺してましたね」


「あれがテンガの本気か…恐ろしい男よ……」


「アイリさん戦闘は私に任せてください…こんなの2体も相手にどこまで持つかわかりませんが……サポートお願いします」


「任せておくのじゃ…油断は出来んの……来るぞ!!」


天使が双剣を構え突っ込んでくる



ガギィィィン!!!

降り下ろしたデスサイズをサタナキアが斧で受け止めたが、それで終わらずテンガの光速斬撃がサタナキアを襲う しかしこれをサタナキアはすべて受けきった


「ちくしょう……つえなぁ…」


「流石ですね、反撃する暇も与えてくれませんか」


ドカァァアン!!


サタナキアは目の前の地面に斧を降り下し砂煙をあげた


「これでどうですか!!」


テンガの背後から、真横に振り抜いた斧を背越しにデスサイズで明け止めたが、斧と鎌では1発威力が違った受け止めたテンガはそのまま森の奥に吹き飛ばされ岩壁に突っ込んだ、その岩壁にサタナキアは焦天を5発撃ち込んだ

そのあまりの火力に岩は一瞬で沸騰し、消し炭となった


「あっけない物ですね……」


爆心地の近くに立ち勝ちを確信したサタナキアをひとつの影が襲った


「痛ってぇな!!魔力込めすぎだタコ!!」


爆煙の中から飛び出してきたテンガは両腕にアリゲーターを装備し真正面から殴りかかった、これを斧で叩き伏せようと降り下ろした瞬間眼前のテンガが消え、右の脇腹をすざましい衝撃が襲った


ドン!!!ゴキ…メキ…バキ!!!


「死ね、ボケぇ!!!」


一瞬で後ろに回り込み全力でボディブローを叩き込んだ

サタナキアは吐血しテンガの吹き飛ばされた岩壁に叩きつけられた

殴った感触から恐らく肋骨は粉々になっている


「帰ってこいや……」


さっき攻撃した瞬間にアリゲーターのワイヤーをサタナキアの右足に巻き付けていた、このワイヤーが思いっきり手繰り寄せたワイヤーと共にサタナキアも戻ってくる、飛んできたサタナキアを思いっきり地面に殴り付ける

しかしサタナキアも殴られる瞬間に斧でテンガの左腕を吹き飛ばした


「ちっ!!」


「ぐぁ!!」



バガァァァン!!


正面から突っ込んできた天使をレイラがイレイザーで吹き飛ばし、アイリと位置を交代アイリに突っ込んできた天使をネメシスと霧鮫で応戦その瞬間に吹き飛ばした天使に向かいアイリが水と風の複合魔法の 氷華蒼舞 を放った 風刃の竜巻が襲いその周りに氷の薔薇が咲き乱れた


「ブラスト!!!」


パリィン!!


氷の華がすべて砕け無数の氷の刃となり竜巻は氷を巻き込みさらに威力をあげ天使に襲いかかる


「よいしょー!!!」


レイラは剣撃を凌ぎつつ隙をつきもう1体の天使を竜巻に投げ込んだ


「よくやったのじゃレイラ…これで…どうじゃ!! 紅蓮葬炎!!!」


火魔法の最上級の魔法、地面に疑似の火山口を作り出し噴火を起こす魔法である


ドゴォォォオン!!


噴火が竜巻を天使ごと吹き飛ばしたが、仕留めたのは1体だけだった最初に狙われた一匹を盾にし自分に回復魔法をかけ続けなんとかダメージを最小限に抑えたが、紅蓮葬炎の威力は防ぎきれ無かったものの片翼を失ったがほとんどダメージは与えられなかったに等しい


「こざかしい……仲間を盾にしたか」


「戦い方がイラッときますね」


天使はアイリに魔法を使わせてはいけないとアイリを狙ってきたが、それはレイラが許さない


「アイリさんが1体倒したんで貴方は私の獲物です!!」


天使の双剣剣撃をアヴァールとアロガンのままで応戦した



立ち上がったサタナキアは左腕が再生しているテンガに対し舌打ちをした


「ちっ……その能力…相変わらず反則じみてますね」


「再生しても痛てぇもんは痛てぇんだよ……」


「このままじゃ、勝てても私も死にかけますね……仕方ないです……」


「「やばいな…気を抜くなよ!!サタナキアの固有能力の憑依だ…」」


「あ?なんだそ……ちっ!!」


サタナキアが斧を振るい襲い掛かってきたが、速度威力が上がっていた


「「あいつは死んで間もない霊魂を自分に憑依させて能力をあげることができるんだ…多分死んだ天使どもでも使ってんだろ……だが魂1つにつき10秒、約1分だな…なんとか防ぎきろ!!!」」


「防ぐどころか避けるのも厳しいぞ……ちくしょ……」


なんとか寸前で躱しているものの徐々に避けきれなくなってくる

鼻先、頬、肩、胸、少しずつ攻撃がかするようになってきた


「あと、42秒……くそ!!」


「逃がしませんよ」


高速でバックステップで下がりながら攻撃を躱すもだんだんヒットし始めた

しかしバックステップで木にぶち当たり隙ができた


「しまっ………」


「はぁぁぁ!!」


ズドォォォン!!


「ぐぁ!!」


サタナキアの攻撃がクリーンヒットした胸からおびただしい程の血が吹き出した

が一瞬で再生したが

再生した傷口にサタナキアの蹴りが入った、すると傷口が開き再び血を吹き出した


「いくら再生しても、細胞が馴染む前に攻撃を加えれば脆いものですね」


「4…3…2…1…0!!タイムアップだ……ハァハァ……」


「確かに時間切れですが、私が負けることはありませんね…例え傷が再生しても蓄積ダメージは溜まるはず、そんな疲れきった体でどう戦うんですか」


「んなもん…根性だハゲ…その金髪むしってやろうか…」


「強がりですね…」


「そう思うか?換装…邪槍…ロンギヌス」


テンガの両手に二股の漆黒の槍が現れた


※エ●ァンゲ●ヲンのロンギヌスです


「さぁて……第2ラウンドいこうか…」



ギィン!ギィン!バギィン!ガギン!

レイラと天使によるすざましい攻防が繰り広げれている


「このぉ!!!」


バァン!!!バァン!


至近距離からの銃撃を躱しさらに畳み掛けてくる

二人が密着しているため魔法攻撃をだすに出せないアイリは見ているしかなかった

手下でこの強さ最初から6体相手にしていたらどんなに危なかっただろうか、それを考え自分達の弱さを悔やんでいた…


「うわぁっ!!あっぶないですねぇ!!」


銃撃を抜けレイラに刃が襲いかかるがレイラはその場でバク転し両足で天使の両腕を蹴りあげアヴァールとアロガンをイレイザーに変換し天使にゼロ距離でぶっぱなした


ドカァァアン!!!


「どうですかぁ!!」


天使は血まみれで重症を負い、勝ち目がないと悟るや、全力で逃亡を図った

その速度はレイラを超えとても追い付ける物ではなかったが…


「無駄です……私の目から逃げることはできませんよ」


視力を引き上げ変換したゴーストを構え引き金を引いた


チュン!!!




ドパン!!!


銃弾が天使の頭蓋骨を粉砕した


「ふぅ……てこずりましたが、任務完了です」


「テンガはまだ戦っておるようじゃの」


「すぐに助けにいきましょう!!」


「だめじゃ!!あのテンガがまだ仕留めきれていないのじゃぞ…それほどの強敵妾達など足手まといにしかならぬ」


「しかし!!」


「あの男は負けんよ……のう、レイラ」


「確かにそうですね…負けるテンガさんは想像がつきません」


「レイラはすまぬが先程の老人を追い警護をしてやるのじゃ」


「了解です!!」




「向こうは終わったようだな…」


「あの二人やはりただ者ではなかったですね…」


「たりめぇだ…疲れたからちょっと休憩……一服させろ」


「いいんですか?私に回復されても?」


「ふーーーーー………ちょっと話をしようや……」


「構わないということですね……ずいぶんと余裕ですね……いいですよ、話とは?」


「正直お前らが何をしようが俺にはどうだっていいんだよ…ただ1つだけ気になる…ルシファーの目的は最高神の座だった…だがお前らは最高神の座を得た、だがなぜデウスを狙う?あいつはお前らに負けたお前らはいつでも殺せるはずなのになぜ急いで殺そうとする?」


「そうですね…簡単に言いますと我らの目的は最高神の座ではありません、ゼウスを狙う理由は我らの計画を知っているからです」


「目的はなんだ?」


「…………ラグナレク…」


「「ラグナレクだと!?」」


「ラグナレクってなんだ?ルシファー」


「「ラグナレク……神々の戦争だ……この世には3つの世界があるそれぞれの世界に1人づつ3人の最高神がいるその3つの世界を1人の神で管理するためにその座を争う聖戦だ……」」


「聖戦………」


「そのとおり…我らの目的は全ての世界を統べること…」


「なるほどな…それで残りの2人の最高神に手を組まれると厄介だからその情報を知っているデウスを消そうと言うわけか」


「そうです……しかしすぐにはラグナレクは起こせない…我らはまず戦力を揃えなければならない…少なくとも5年かかります、その5年の間誰にも知られてはならないんですよ」


「転生者軍団なら確かに勝てるな……つまりまだ転生者が足りないから転生するまでの準備期間として5年か…」


「そういうことです」


「まぁ勝手にやってくれって話だよ」


「我々が勝てばあなた方も死にますけどね…我らは天界を統一し世界を作り直す…全ての世界は無となり新たな世界が生まれるのです」


「ふーーん……俺が黙って殺られるとでも?邪魔しないって思うか?」


「だから、あなた方を消すんですよ」


「おもしれぇ…とことん邪魔してやる、気に入らないんだよね、いちいち関係ない奴を巻き込むな…やりたきゃてめぇらでやってろや」


「理解しろとは言いませんが…やはり相容れぬといいますか…だから貴方は邪魔なんですよ」


「言ってくれるねぇ……要するに人の上に立ってふんぞり返りたいだけだろ」


「好きなように言ってください……貴方にはもう関係ない事ですから」


「ふーー…そうですか……さぁてお待たせ…第2ラウンド行ってみようか…」


吸っていたタバコを指先て飛ばし槍を手に突っ込んで行った

サタナキアは焦天を2つ発動しテンガ放った


「しゃらくせぇんだよ……」


両手の槍を高速回転し焦天吹き飛ばした


「でたらめですね」


ロンギヌスでサタナキアに突きかかるがこれを上空に逃げ躱したが


「逃がさねぇぞ」


左手のロンギヌスを地面に突き刺し、右手のロンギヌスを添えた すると突き刺したロンギヌスに弦が張られ弓となり思いっきり引き絞りロンギヌスをサタナキアに放った


「なっ!!」


放たれたロンギヌスはサタナキアの左肩を貫通した瞬間形を変えデスサイズに変わったがデスサイズの柄の部分には鎖がついておりその鎖はテンガの右手につながっていた、サタナキアを通し繋がった鎖がひとりでにサタナキアを拘束し空中にとどめた


「制空…」


翼を広げ、空中適応スキルの制空を発動し急速旋回しながらサタナキアに向かっていった

空中に捕らえられたサタナキアに高速のライダーキックが決まり吹き飛ぶがテンガは鎖を引っ張り、引き戻して鎖を急速に戻し駒のように回転するサタナキアにレインメーカーを決めた


「がぁ…!!首が……」


空中でデスサイズの鎖でぶら下がっている形になっているサタナキアを羽交い締めにして再び鎖で拘束した


「お前、バンジージャンプやったことあるか?」


「なんだそれは………」


「あっないんだ……じゃあやってみようか……レッツ…」


グリンっとまっ逆さまになり高速落下

重力魔法のグラビティハンマーを発動しとんでもない重力で地面に向かい落下する


「バンジー!!!」


隕石のような速度に加えすざましい重力で指一本動かせない状況でサタナキアは焦っていた このままではまずい と…


上空4000mから落下してきた二人は森へ墜落その威力で森は消し飛んだ

森の外にいたアイリを衝撃波が襲った


「なんなんじゃ!! どんな戦いをしておるのじゃ…大丈夫かのぉ…」


森にできた巨大なクレーターの中心には重症のサタナキアと衝撃で吹き飛ばされたテンガがいた


「ああ……いってぇ……」


「やってくれましたね……」


起き上がったテンガは地面に手をかざし闇魔法を発動した


「影の楽園(シャドウシャングリラ)」


その瞬間真っ黒なドームがクレーターを飲み込んだ


「吹き飛べ……」


ドカァァアン!!!!!!


直径100m程の影のドームの内部で連鎖爆発が起こる爆発はサタナキアを巻き込み2分ほど爆発を続けた

やがて爆発が終わり消えたドームの中には血まみれのサタナキアが横たわっていた


「まだ生きてんのか……頑丈だな」


横たわるサタナキアに止めを刺そうと歩み寄った時


「剣光…」


サタナキアの体から光が放たれた、その光は剣に変わりテンガに襲いかかった


「くっそ!!」


その瞬間サタナキアは姿を半分消していた


「流石ですね…やはり貴方は強い……ラグナレクは5年後…せいぜい生き残ってくださいよ…今回は引かせていただきます」


「上等だ……やってやんよ、次は殺してやる……」


「楽しみにしてますよ…ルシファー様…」


サタナキアは完全に姿を消した、テンガは臨戦態勢を解きその場にぶっ倒れた


「はぁ……しんど……」


「「めんどくさいことになったな……」」


「全くだ……やることが増えやがった……」


「「恐らくサタナキア並みのやつがごろごろいるはずだ……」」


「マジかよ……勘弁してくれ……」


「テンガよーーーー!!!」


アイリがすっ飛んできた


「アイリか………」


「どうしたのじゃ!!あの天使の姿が見えぬが…もしや負けたのか!」


「あほか……勝ったわ…まぁ逃げられたけどな」


「まぁ良い、そなたが生きているのが何よりじゃ」


テンガ抱きしめ安堵しているがテンガはその乳で呼吸困難に陥っていた


「ばっ……やめろ!!殺す気か!!」


「あっすまぬのじゃ」


「レイラはどうした?」


「先程の老人を追わせておる」


「あーそうか……」


ペルセウスを発動しレイラに呼び掛けた


「「レイラ!!聞こえるか?」」


「「テンガさん!!大丈夫なんですか?」」


「「まぁなんとかな…じじいに追い付いたか?」」


「「はい!一緒にいます!!」」


「「わりぃじじい連れてこっちに来てくれ…動けそうにないんだ」」


「「大丈夫じゃないじゃないですか!!」」


「「なんてこたぁねぇよ…」」


「「すぐに行きますから!!」」


しばらくするとデウスをおんぶしたレイラが走ってやって来た


「あれ?テンガさん無傷じゃないですか!心配したんですよぉ!!(`Δ´)」


「バーカ……蓄積ダメージがあんだよ」


「でもこんなに弱ったテンガさんははじめて見ましたよ……」


「とりあえず、ランフィードに帰るぞ」


テンガはコンビクトを車のハマーに変えた


「乗れ…自動運転だ…ランフィードに連れてってくれる…話は中でだ」


「すまぬ、助かった…」


「ほんと、ろくな話を持ってこねぇなこのじじぃは…」


ハマーに乗りランフィードに向かう道中の車内でテンガはアイリとレイラに全て話した……


「この世界消えるんですか?」


「また途端に話が大きくなったの…」


「そうじゃ…今回はなんとか撃退できたみたいだが次はわからんぞ…」


「もっと強くなんねぇとな…」


「その事だが…方法はある」


「なにぃ?」


「ルシファー達悪魔には個々に自身のグリモアが存在する…それは己の力を削り作り出した邪悪なる書物じゃ……そのグリモアを取り入れたらさらに強くなる…」


「それはどこにあるんですか?」


「人間界にあるグリモアは見つかり次第回収し封印しておる…お主らのグリモアも封印しておる…サタナキアの強さは恐らくはグリモアを取り込んでおる」


「それじゃあ妾達は天界に行かねばならぬのか?」


「いやお主らグリモアはこの世界の各大陸に存在する バベルに封印してある…封印が解かれぬように屈強なる守護獣が守っておる」


「つまりバベルを攻略してグリモアを手に入れればいいんだな?」


「そうじゃが……バベルに封印してあるグリモアはお主達のだけではない…様々な悪魔のグリモアも封印してある…サタナキアや他の少数のグリモアはまだ封印する前だからまだ天界にあったのじゃがな…奴は準備すると言っていたつまりグリモアを取りにくるはずじゃ…バベルで奴等と出会う可能性も高い」


「関係ねぇよ…片っ端からグリモアを回収してやらぁ…まだ転生者がいるはずだからな…」


「それと、テンガよお前はわが力で能力を爆発的に引き上げられておるがグリモアを取り込んだらわしの力はかき消される…それでも今よりもっと強くなれる…」


「なんかもったいねぇ気もするけど強くなれるなら構わねぇよ…」


「まぁ悪魔でステータスだけじゃがの消されるのは……だがお前はグリモアを取り込むとき…拒絶反応があるかもしれんとだけ言っておこう」


「まぁなんとかなるだろ…とりあえずそろそろランフィードに着く…ダメージを回復したらバベル攻略だ……」


がんばって書いていきます

チラ見でもしてくれたかたありがとうございます

リピートしてくれるようにがんばって面白い話を考えます

文章力はないので読者の皆様に育ててもらえると嬉しいです

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