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ラップ付き小説 ReversCrown 元気ないやつこっちおいで  作者: egubi
単独ライブ編

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39/60

2-5-2 部長って呼ぶな

mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」

聴く場合はこちら:

コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。


THAT SEAT

https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ


BBQ

https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR


HOMEBASE

https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q


feel

https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51


keep moving

https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80


CALL ME OUT

https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv


READY

https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4


SHOWTIME!

https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN


ATTACK

https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu


SAY IT TO ME

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM


ORIGIN

https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H


nofake

https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy


決めろ!はコチラ

https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN


RUN IT

https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4


ORDER

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM

ぶちょーーーーー!!!!!!!


そのコメントが流れた瞬間、配信画面の空気が割れた。


さっきまで、コメント欄は THAT SEAT の余韻に沈んでいた。


「その席は椅子じゃねえ」

「誰かの明日を預かる場所」

「人を潰すな」

「見える範囲を広げる義務だ」


社会人勢が静かに刺され、管理職勢が姿勢を正し、部下側のリスナーが「これ、言ってほしかった」と打ち込んでいた。


その流れの中に、突然。


ぶちょーーーーー!!!!!!!


である。


mcRCは止まった。


本当に止まった。


サングラスで目元は隠れている。

けれど、口元がわずかに開いたまま固まっている。


wataは、コメント欄を見たまま首をかしげた。


「……ぶちょー?」


EGUIも、ほんの少しだけ顔を上げる。


コメント欄が遅れてざわつき始めた。


え?

部長?

なになに?

ぶちょー!?

誰のこと?

mcRC?

さっきの「……部長?」ってこれ?

THAT SEATに座ってた本人かい!

いやどういうことw


wataが最後のコメントを読んで吹き出した。


「THAT SEATに座ってた本人かい、って来てる」


mcRCは低い声で言った。


「まだ誰のことか分からんやろ」


「いや、今の反応でだいぶ分かるやろ」


「分からん」


「その否定の速さが怪しい」


EGUIが静かに言った。


「まず、誰を部長と呼んだのか確認した方がいい」


mcRCはEGUIを見る。


「何を冷静に進めようとしてるん」


「確認しないと混乱する」


wataがマイクに寄った。


「えー、コメント欄の“ぶちょー”の方」


mcRCが慌てて止める。


「勝手に進行するな」


「ここ放置したら全員気になるやろ」


コメント欄はもう面白がっている。


事情聴取始まった

部長確認タイム

ぶちょーの方、前へ

コメント主、出頭してください

会社名とかは出すなよ!

本名も出すなよ!

マナー守ろう


EGUIがマイクに近づいた。


「個人情報に関わることは出さなくていいです。誰を指しているかだけで大丈夫です」


wataもうなずく。


「そうそう。会社名とか本名とか、具体的な場所とか、そういうのは無しで」


mcRCは、その流れに少しだけ救われたように息を吐いた。


すると、コメントが返ってきた。


mcRCさんのことです!!!!


wataがゆっくりmcRCを見た。


「mcRCさんのことです」


EGUIも、静かにmcRCを見る。


mcRCは、両手を小さく上げた。


「いや、待って」


コメント欄がまた騒ぐ。


確定?

mcRC部長?

え、部長だったの?

THAT SEATに座ってた本人?

元部長がTHAT SEAT歌うんかいw

サングラスで顔隠しても言葉でバレるの草


mcRCは、必死に画面へ向かった。


「まず、落ち着こう」


wataが即座に言う。


「一番落ち着いてない人が言うてる」


「うるさい」


EGUIが言った。


「質問を続けよう」


mcRCがEGUIを見る。


「楽しんでる?」


「少し」


「認めるな」


wataはコメント欄へ向き直った。


「じゃあ確認。mcRCのことを“部長”って呼んだということは……前にそう呼んでたってこと?」


少し間が空いた。


その間にコメント欄は勝手に盛り上がる。


前職勢?

リアル知り合い?

会社名出すなよ

いやでも気になる

THAT SEAT回収やばい

上に立つなら見ろって歌った人が元部長?

説得力が重くなる


そして、返信が来た。


はい! 前職勢です!!!!


mcRCが崩れた。


机に両手をつき、上半身が画面の下へ沈む。


ほとんど五体投地だった。


wataが机を叩く。


「出た! 前職勢!」


EGUIが低く言う。


「確定したな」


机に伏せたまま、mcRCが叫ぶ。


「うわあああああああ!」


コメント欄。


崩れたwww

五体投地w

前職勢きたw

サングラス意味なかった

顔じゃなくて言葉でバレた

THAT SEAT回でこれは強すぎ

部長、帰ってきて


mcRCは顔を上げた。


「待って。待ってください」


wataが笑う。


「敬語になった」


「なるやろ!」


mcRCは画面に向かって両手を合わせた。


「仕事の話は、しーーーっ!!」


コメント欄が一斉に笑った。


しーーーっ!!

部長、必死

前職特定禁止!

会社名出すなよ!

マナー守れ!

具体的な話なし!

仕事の話は、しーーーっ!!


mcRCは何度も頷いた。


「ほんまに。そこはお願いします」


「会社名とか、部署とか、細かい仕事内容とか、人が特定される話は全部なしで」


「前職ね!」


「あくまで前職!」


「今は違うから!」


wataが横から言う。


「あくまで前職の部長」


mcRCが即返す。


「あくまで前職!」


EGUIが静かに言った。


「今はラッパー」


wataが吹き出した。


「肩書きの落差よ」


mcRCも少し笑ってしまった。


「今は、mcRCです」


コメント欄。


前職部長、現在ラッパー

肩書き変わりすぎ

でもTHAT SEATの説得力が増した

前職勢マナー良い

詳細出さないの大事

しーーーっ文化できた


最初のコメント主らしき名前が、もう一度流れた。


会社名とかは絶対出しません!

でも主要メンバーにはもう共有リンク送りました!


mcRCが止まった。


wataも止まった。


EGUIも、少しだけ顔を上げた。


mcRCは、ゆっくりマイクへ近づいた。


「……え?」


コメント欄がざわつく。


共有リンクwww

もう送ってるw

主要メンバーって何w

前職勢、裏で動いてる

部長、もう包囲されてる

グルチャ案件

逃げ場なし


wataが腹を押さえた。


「主要メンバーにはもう共有リンク送りました、って」


mcRCが両手で顔を覆う。


「早い。動きが早い」


EGUIが真面目に言った。


「伝達速度が高い」


「分析するな!」


すると、さらにコメントが流れた。


今、みんなで見てます!

グルチャも動いてます!

女性社員だらけの職場より、お届けしてまーす!


mcRCは机に再び伏せた。


「終わった……」


wataが爆笑する。


「お届けしてまーす、やめてくれ!」


EGUIが少しだけ口元を緩めた。


「配信番組の中継みたいになってる」


mcRCは顔を上げる。


「中継すな!」


コメント欄。


女性社員だらけの職場よりwww

お届けしてまーす!

前職勢、ノリが強い

グルチャ稼働中

部長、包囲網完成

顔バレ防止とは


wataはコメント欄に向かって言った。


「前職勢の皆さん、聞こえてますか」


mcRCが慌てる。


「呼びかけるな」


「聞こえてますかー?」


コメント欄に返事が来る。


聞こえてまーす!

グルチャ全員爆笑してます!

いや泣いてる人もいます!

部長がラップしてるって何!?ってなってます!


mcRCは、サングラスを押さえた。


「情報量が多い……」


wataが笑う。


「向こうの方が混乱してる可能性あるな」


EGUIが頷いた。


「初めて見つけたなら、そうなるだろう」


すると、前職勢らしきコメントが流れた。


すみません、今来ました!

何ですかこれ!?

部長がラップしてるんですか!?

リバクラって何ですか!?

3人組!?

さっきの曲、仕事の歌ですか!?


コメント欄のリバクルーたちが、一斉に説明し始めた。


リバクラは3MCです!

mcRC・wata・EGUIの3人!

オーダー受けて曲作ることがあります!

今の曲はTHAT SEAT!

上司とか席の責任の曲!

今日からサングラス!

顔バレ防止とカッコつけ!

部長は呼ぶなって言ってます!


wataが笑った。


「リバクルーの説明、だいぶ上手い」


EGUIが言う。


「要点がまとまっている」


mcRCは画面を見ながら、ぼそっと言った。


「最後の一文いらんやろ」


コメント欄。


部長は呼ぶなって言ってますw

でも呼ばれてます

呼ぶなと言われると呼びたくなる

前職勢、そこだけ注意です

いや注意になってない


前職勢からまたコメントが来る。


すごい……そんなことできるんですね

曲って、そんなふうに作れるんですか?

私、絶対聞きに行きます

みんなにも送ります


mcRCは慌てた。


「送るな送るな送るな」


wataが即座に言う。


「送るなは無理やろ」


EGUIも言う。


「もう送られている」


「追い打ちするな!」


コメント欄。


もう主要メンバーに送ってるw

手遅れ

部長、包囲完了

前職勢ライブ来る?

これは熱い

リバクライブに前職勢席できる?


mcRCが、つい強めに言った。


「席を作るな!」


wataが目を輝かせる。


「前職勢席」


「作るな!」


EGUIが真面目に言った。


「実際には座席区分を作るのは難しい」


「そういう話じゃない!」


コメント欄は爆笑した。


EGUIさん現実w

前職勢席、却下

部長、逃げ場なし

THAT SEATだけに席作るな

うまいこと言うなw


その時、Kらしきコメントが入った。


すみません!

みんなでコメントすると激しくなるので、ここから私が代表してコメントしますね!


mcRCが、画面に向かって深々とうなずいた。


「ほんまに助かる」


wataが横で言う。


「代表制」


EGUIが頷く。


「秩序が生まれた」


mcRCはEGUIを見る。


「そこまで大げさに言うな」


コメント欄。


代表Kさん

前職勢代表

グルチャ代表コメ

秩序が生まれたw

部長、救われた


ここで、コメント欄が急に騒ぎ始めた。


最近朝礼してない!

リバクラ朝礼して!

前職勢いるなら朝礼!

起立!

部長朝礼!


mcRCは頭を抱えた。


「なんでここで朝礼やねん」


wataが笑う。


「最近やってなかったし、ちょうどええやん」


EGUIも頷いた。


「場を整えるにはいい」


mcRCは、しばらく抵抗する顔をした。


けれど、コメント欄がもう止まらない。


起立!

起立!

起立!

リバクラ朝礼始めろ!

前職勢も起立!

部長、号令を!

mcRCでお願いします!

でも号令は部長っぽい!


mcRCは、ゆっくり立ち上がった。


wataも笑いながら立つ。


EGUIも静かに立つ。


サングラスの三人が、画面の前に並んだ。


mcRCは、少しだけ照れたように咳払いした。


「では」


コメント欄が構える。


起立してます

会社の休憩室で見てます

家だけど立った

電車だから心だけ起立

前職勢も起立してますw

グルチャで起立って打ってます


mcRCは吹き出しかけた。


「グルチャで起立するな」


wataが小声で言う。


「もう遅い」


mcRCは諦めた。


「リバクラ朝礼、始めます」


コメント欄。


はい!

始まった!

久しぶり!

起立!


mcRCが言う。


「起立」


コメント欄が一斉に返す。


起立!


wataが続ける。


「礼」


礼!


EGUIが、少し低い声で言った。


「今日の確認」


コメント欄が静かになる。


EGUIは画面を見た。


「前職の具体的な話は、出さない」


はい!


wataが続ける。


「部長呼びは、基本禁止」


コメント欄。


はい部長!

禁止守れてないw

基本禁止!

たまに可?


mcRCが叫ぶ。


「たまにも可にするな!」


wataが笑いながら続ける。


「ただし、今日だけちょっと荒れる可能性あり」


EGUIが言う。


「でも、人を雑に扱わない」


コメント欄。


はい

了解

それ大事

詮索しない

しーーーっ!


mcRCは最後に、少しだけ声を落とした。


「来てくれた人の生活を守る」


「ここにいる人の気持ちも守る」


「曲の話はする」


「人を特定する話はしない」


「それでお願いします」


コメント欄が、さっきより真面目に返した。


はい

了解

守ります

しーーーっ!!

リバクラ朝礼、よかった

場が整った


mcRCは少しだけ笑った。


「着席」


コメント欄。


着席!

その席に座ります

THAT SEATw

座るなら背負えw

今日全部席に戻る


wataが吹いた。


「全部THAT SEATに戻るやん」


mcRCは座りながら言った。


「もうやめてくれ」


ようやく三人が座り直す。


朝礼のせいか、コメント欄の空気は少し落ち着いた。


けれど、前職勢の熱はまだ残っている。


mcRCは、画面に向かって言った。


「で、改めて」


「本当に仕事の話は、しーーーっ」


コメント欄が即返す。


しーーーっ!


「ありがとう」


「で、代表の方」


wataが横から言う。


「Kさん?」


mcRCが見る。


「まだ聞いてない」


コメント欄がざわつく。


そうだ誰か聞いてない

イニシャルで!

本名出すなよ!

前職勢ガチャ


mcRCは画面に向かった。


「本名はやめて」


「イニシャルを……」


少し間が空いた。


そしてコメントが来た。


Kです!


mcRCは、サングラスの奥で目を見開いた。


「……K?」


wataが前のめりになる。


「K?」


EGUIが短く言う。


「心当たりがある顔だな」


mcRCはマイクに近づいた。


「……K?」


はい! Kです!


mcRCは一瞬、天井を見た。


そして叫んだ。


「おまえかああああああああ!!」


wataが机を叩いて笑った。


EGUIも、さすがに口元を押さえた。


コメント欄。


おまえかあああwww

知ってる人だw

Kさんw

前職勢K

完全に知り合い

サングラスでも逃げられない

Kさんナイス乱入


mcRCはまだ動揺しながらも笑っていた。


「いや、Kはあかんやろ」


wataが聞く。


「なんで?」


「いや、Kは……」


そこで止まる。


仕事の話は、しーっ。


自分で言ったばかりだった。


Kも分かっているらしい。


詳細は、しーーーっ!!です!


mcRCはまた机に伏せた。


「分かってるやん!」


wataが笑う。


「めちゃくちゃ分かってる」


EGUIが頷く。


「線引きがうまい」


コメント欄。


Kさんマナー良い

詳細出さないの大事

でも部長は呼ぶw

呼ぶなって言ってる

しーーーっ!!


mcRCは顔を上げ、少しだけ真面目な声で言った。


「ほんまにありがとう」


「笑ってるけど、そこ守ってくれるのは助かる」


Kが返す。


そこは守ります!

でも部長は部長です!


mcRCが即座に言う。


「そこも守れ!」


コメント欄が笑う。


そこも守れw

部長呼びだけ守られない

Kさん強い

部長、負けてる


wataが画面に寄る。


「Kさん、なんで分かったん?」


mcRCがすぐ止める。


「深掘りするな」


「会社とか場所じゃなくて、サングラスしてるのに何で分かったんかなって話」


EGUIも頷いた。


「個人情報ではなく、見え方の話なら聞ける範囲だと思う」


mcRCは少し迷ってから、渋々うなずいた。


「……そこだけ」


Kのコメントが流れる。


声と、言葉の選び方と、困った時の反応です


mcRCは黙った。


wataの笑いも少し止まった。


EGUIが、そのコメントをゆっくり読んだ。


「声と、言葉の選び方と、困った時の反応」


コメント欄。


顔じゃないんだ

言葉バレ

困った時の反応w

サングラスで隠せないもの

顔は隠せても言葉は残る

THAT SEAT回でそれはやばい


Kは続ける。


顔は正直、最初は分かりませんでした

でも、THAT SEATの話し方が、あまりにも部長でした


mcRCは両手で顔を覆った。


「もうやめてくれ……」


wataが少し優しく聞く。


「これ、嫌なん?」


mcRCは手で顔を覆ったまま答えた。


「嫌ではない」


「じゃあ何」


「……照れる」


wataは笑った。


「素直!」


EGUIが頷く。


「今のは伝わる」


mcRCはEGUIを見る。


「採点すな」


コメント欄。


嫌ではない、照れる

部長かわいい

mcRC受け取れ

顔じゃなくて言葉でバレるのリバクラすぎる

Kさんありがとう


ここから、コメント欄はKへ聞きたい空気になっていった。


もちろん、特定につながる質問はすぐリバクルーが止める。


会社名とか聞くなよ

詳細はしーーーっ!!

Kさん、言える範囲で

人柄だけ聞きたい

偉そうだった?

どんな部長だったの?

THAT SEATみたいなこと本当に言ってた?


wataが「偉そうだった?」を拾って、少しだけ面白そうに見る。


「偉そうだった?って来てる」


mcRCが反射で言う。


「答えなくていい」


Kは答えた。


偉そうではなかったです


mcRCが固まった。


Kは続ける。


役職としての立場はありました

でも、人として上とか下とか、そういう距離ではなかったです


コメント欄の速度が少し落ちた。


Kの言葉は、ゆっくり流れていく。


部長はよく言ってました

立場は役割であって、人間として偉いわけじゃないって


mcRCは動かない。


wataも茶化さない。


EGUIは、画面を見たまま静かに聞いていた。


Kは続けた。


責任はある

だから誰よりも熱を注がなきゃいけない

でも、みんなにもそれぞれできることがある

得意なこともある

自分より優れているところもある

だから、どっちがすごいとかじゃなくて、仲間だって言ってました


コメント欄。


うわ

それ部長じゃん

偉そうじゃない

役割としての部長

THAT SEATの意味が変わる

上に立つ=偉いじゃない

見える範囲を広げる役割


mcRCは小さく息を吐いた。


「……よく覚えとるなー……」


その声は、驚きでもあり、照れでもあり、少しだけ降参でもあった。


wataが横を見る。


「覚えてる側からしたら、残る言葉やったんちゃう」


mcRCは、少しだけ首を横に振った。


「いや、俺からしたら、そんな大層な話じゃなくてさ」


「そうせんと、続かんやろってだけなんよ」


EGUIが静かに言った。


「だから残ったんだと思う」


mcRCが見る。


EGUIは続けた。


「飾った理念じゃなくて、普段の判断に混ざっていた言葉だったから」


wataがうなずく。


「言葉だけじゃなくて、動きとセットやったんやろな」


Kが返す。


そうです

言葉だけじゃなかったです

だから覚えてます


mcRCは、また黙った。


サングラスで目は見えない。


でも、受け止めきれていないのは分かった。


コメント欄が静かに流れる。


言葉だけじゃなかった

だから覚えてます

これは無理

部長、受け取れ

生き方として残ってたんだな


mcRCは、小さく笑った。


「……受け取り方が分からん」


wataがすぐ返す。


「じゃあ、とりあえず黙って受け取れ」


EGUIも言う。


「反論しないのが第一歩だな」


mcRCは、少しだけ天井を見た。


「厳しいな、今日」


wataが笑う。


「前職勢とリバクルーの合同面談やからな」


mcRCがすぐ突っ込む。


「面談にするな」


Kのコメントは続く。


あと、みんなの細かい気づかいも見てました

誰も見てないところでの心配りとか

空気が悪くならないようにしてることとか

誰かが困らないように先に動いてることとか

見逃すこともあったと思うけど、あることは分かってるって言ってました


wataが、画面を見つめる。


それは、さっきEGUIが拾いかけていたものに近かった。


見えない支え。


でも、まだ曲名にはしない。


今はKの話を聞く時間だ。


Kは続ける。


「ありがとうぐらいしか言えないし、たまにお菓子買ってくるぐらいしかできないけど」って

よく言ってました


コメント欄に笑いが戻る。


お菓子w

部長のお菓子

たまにお菓子買ってくる部長

それは嬉しい

お菓子で場を整える男

mcRCらしい


mcRCは少しだけ顔を上げた。


「お菓子は……」


wataがすぐ言う。


「覚えてる?」


「お菓子は大事やろ」


EGUIが短く言った。


「飯は大事」


wataが吹き出す。


「飯に戻すな」


Kがコメントする。


あと、「何か困ったら言って。必ず助けるから」って言ってました


mcRCが固まる。


Kは続けた。


でもそれは、何でも代わりにやるって意味じゃなくて

おかしいことがあったら、一緒に仕組みを変えようって意味でした


コメント欄。


仕組みを変えよう

mcRCすぎる

誰が悪いじゃなくて仕組み

構造に変える人

THAT SEATのPre-Hookそのまま

怒りを構造に変えていく


wataが、そのコメントを読んで小さく頷いた。


「怒りを構造に変えていく、ここで戻ってくるのか」


EGUIも静かに言った。


「本人の癖なんだろうな」


mcRCは困ったように笑う。


「癖って言うな」


Kは止まらない。


誰がおかしいとか

あなたがおかしいとかじゃなくて

そのおかしい仕組みを変えようって

自然と良くなる環境にしようって

そういう話をしてました


コメント欄。


環境設計の人だ

部長というより設計者

怒鳴るんじゃなくて仕組みを変える

それできる上司少ない

でも疲れそう

それ一人でやってたらしんどい


Kのコメントが少し間を置いて流れた。


正直、今思うと、かなり疲れてたと思います


mcRCは、そこで少しだけ目を伏せた。


Kは続ける。


抱えすぎてました

多分、横で並んで立てる人が少なかったんだと思います

協力したかったけど、私たちにできることも少なくて

結局、部長におんぶに抱っこだった気がします


コメント欄は静かになった。


それは重い

横で並んで立てる人が少ない

上に噛みつく人ほど孤独

部長、抱えすぎ

でも部下側も分かってたんだな

見てた側も見られてた


mcRCは何か言おうとして、言葉を探した。


けれど、Kのコメントが先に流れた。


でも、部長は私たちを仲間って言ってくれてました


mcRCが息を止める。


Kは続ける。


「役割は違うけど、同じ場所を良くする仲間」って

「上とか下とかじゃなくて、できることが違うだけ」って


wataが小さく言った。


「……これは、きついな」


EGUIは何も言わない。


コメント欄にも短い言葉が増える。


仲間

それ言われたら残る

役割は違うけど仲間

上司部下を超えてる

でも現実では難しい

だから残るんだな


Kが、少し違う話を出した。


ハッピートライアングルって言ってました


コメント欄がざわつく。


ハッピートライアングル?

何それ

部長語録?

急にかわいい名前

でも絶対重いやつ

説明求む


mcRCが、ついに声を出した。


「K、そこまで言う?」


Kがすぐ返す。


これは会社情報じゃないので!


wataが吹き出した。


「強い」


EGUIも口元を少し緩めた。


「線引きがうまい」


mcRCは、サングラスの奥で少しだけ目を細めた。


「たしかに会社情報ではないけど」


Kは続けた。


自分の役に立つ

相手の役に立つ

社会の役に立つ

その三つが全部丸になることをしようって話でした


コメント欄が静かになる。


Kの文字は、さっきまでより少し丁寧だった。


自分の役に立つけど、相手の役に立たないなら違う

相手の役に立つけど、自分が疲弊するなら続かない

社会の役に立つように見えても、周りの人が壊れるなら違う

全部が丸になる方向を探そうって


コメント欄。


うわ

それ今のリバクラじゃん

ハッピートライアングル

名前かわいいのに中身重い

自分・相手・社会

これ部長の思想だったのか

リバクラの根っこ見えた


mcRCは、しばらく黙っていた。


否定する顔ではなかった。

思い出そうとしている顔でもなかった。


それは、彼にとって思い出すようなものではない。


仕事の時だけ使っていた言葉でもない。

誰かを説得するために作った飾りでもない。

いつからか、自分の中で当たり前になっていた判断軸だった。


自分だけが得をするなら、違う。

誰かのためと言いながら自分が削れ続けるなら、続かない。

社会のためと言いながら目の前の人が壊れるなら、それは綺麗な言葉で包んだ暴力に近い。


だから、探す。


自分も、相手も、周りも、できるだけ丸になる場所を。


mcRCは、ゆっくり息を吐いた。


「……よく覚えとるなー……」


その声は、照れでもあり、驚きでもあり、少しだけ降参でもあった。


wataが横を見る。


「覚えてる側からしたら、残る言葉やったんちゃう」


mcRCは、少しだけ首を横に振った。


「いや、俺からしたら、そんな大層な話じゃなくてさ」


「そうせんと、続かんやろってだけなんよ」


EGUIが静かに言った。


「だから残ったんだと思う」


mcRCが見る。


EGUIは続けた。


「飾った理念じゃなくて、普段の判断に混ざっていた言葉だったから」


wataがうなずく。


「言葉だけじゃなくて、動きとセットやったんやろな」


Kが返す。


そうです

言葉だけじゃなかったです

だから覚えてます


mcRCは、また黙った。


サングラスで目は見えない。

でも、受け止めきれていないのは分かった。


コメント欄が静かに流れる。


言葉だけじゃなかった

だから覚えてます

これは無理

部長、受け取れ

生き方として残ってたんだな


mcRCは、小さく笑った。


「……受け取り方が分からん」


wataがすぐ返す。


「じゃあ、とりあえず黙って受け取れ」


EGUIも言う。


「反論しないのが第一歩だな」


mcRCは、少しだけ天井を見た。


「厳しいな、今日」


wataが笑う。


「前職勢とリバクルーの合同面談やからな」


mcRCがすぐ突っ込む。


「面談にするな」


すると、Kが急に話題を変えた。


では、前職勢代表として質問があります


mcRCは嫌な予感しかしない顔をした。


「なに」


wataが前のめりになる。


「代表質問きた」


コメント欄。


代表質問w

前職勢代表K

何聞くの

部長、逃げるな

朝礼後の質疑応答


Kのコメントが流れる。


元上司が実はラッパーだったと知った私たちの気持ちはどうすればいいですか?


一瞬、配信画面が沈黙した。


次の瞬間、wataが机を叩いて笑った。


「知らん!」


mcRCも叫んだ。


「俺に聞くな!」


EGUIが、少しだけ笑いをこらえながら言う。


「かなり難しい感情だな」


wataがコメント欄を読む。


元上司が実はラッパー

気持ちの置き場w

それは困る

前職勢の情緒が迷子

横では迷子、今度は前職勢が迷子

部長、責任取って


mcRCは椅子の背にもたれた。


「責任って何の責任やねん」


Kは続ける。


前から歌上手いのは知ってましたけど、カッコ良すぎるのはどうすればいいですか


mcRCが沈んだ。


本当に沈んだ。


サングラスの奥まで見えないはずなのに、照れが全身から出ている。


wataは笑いすぎて声が震えていた。


「前から歌上手いのは知ってたんや」


EGUIが静かに言う。


「そこも重要情報だな」


mcRCがすぐ顔を上げる。


「拾うな!」


コメント欄。


前から歌上手いの知ってた!?

部長、歌うま部長だった

カッコ良すぎるのはどうすればいいですかw

Kさん、火力高い

部長、耐えろ

サングラスあってよかったな


Kのコメントは止まらない。


若くして部長になった人は、ラップもできたんですね


mcRCは両手を合わせた。


「K、ほんまにもうやめよう」


wataが笑う。


「若くして部長になった人は、ラップもできたんですね」


「復唱するな!」


EGUIが、今度は少し真面目に言った。


「でも、その言い方は面白いな」


mcRCが振り向く。


「何が」


「“部長”と“ラッパー”が普通はつながらない。だから驚きがある」


wataが頷く。


「しかも今日、THAT SEAT歌ったあとやからな」


「その席に座ってた本人が、席の歌を歌ってる」


「やっぱり、ツッコミとして強い」


mcRCは弱った声で言う。


「ツッコミとして強いとか言うな」


コメント欄。


その席に座ってた本人がTHAT SEAT歌うんかい

これ今日の見出し

若くして部長、今ラッパー

情報量で殴られる

前職勢、情緒大丈夫?

大丈夫じゃなさそう


そして、Kが最後の爆弾を落とした。


あと、大好きです。女性社員一同より


部屋が止まった。


wataも止まった。


EGUIも止まった。


mcRCは、完全に停止した。


コメント欄も、一瞬だけ止まったように見えた。


それから、爆発した。


うわあああああ

女性社員一同より

これは無理

部長、受け取れ

受け取れええええ

前職勢、強すぎる

これは泣く

これは照れる

これは逃げられない


mcRCは、マイクに手を伸ばしかけて、止めた。


口が開く。


閉じる。


また開く。


「あー……」


それだけだった。


wataが横を見る。


「RC?」


mcRCは、サングラスの奥で目を閉じた。


「あ……だめ……」


「おれ、むり……」


その声は、配信向けではなかった。


完全に素だった。


wataも何か言おうとして、喉で止まった。


「俺らも……」


少し笑おうとして、笑えなかった。


「こういうの、弱いんよ……」


EGUIも、珍しくすぐには言葉を出さなかった。


しばらくして、低く言った。


「これは、無理だな」


コメント欄が泣き笑いになる。


3MC全員やられた

RC無理って言った

wataも弱い

EGUIさんまで

これは無理

女性社員一同より、強すぎる

部長、受け取れ

受け取れええええ


Kが代表として、もう一度コメントを置いた。


ふざけてるみたいに言ってますけど

本当に、みんなでそう言ってます


mcRCは、動けなかった。


Kは続ける。


部長が見てくれてたこと

ちゃんと覚えてます

でも、こっちも見てました

部長が無理してたことも

ちゃんと分かってました


wataが、息を止めた。


EGUIも、画面を見つめる。


Kの言葉は続く。


だから、今こうして好きなことをしてるなら

それはすごく嬉しいです

でも無理はしないでくださいね

いや、スマートに言っても聞かないと思うので

無理してるの、こっちは知ってますからね


mcRCは、両手で顔を覆った。


「ほんま……」


声が詰まった。


「ほんま、やめてくれ……」


Kが返す。


やめません


wataが吹き出した。


泣きそうな顔のまま笑った。


「Kさん、強い」


EGUIが静かに言った。


「届くまで言う人だな」


mcRCは顔を覆ったまま、少しだけ笑った。


「……昔からそうや」


コメント欄。


昔からそうなんだ

Kさん強い

前職勢つよい

部長、完全に包囲

でもこれは愛

受け取れ


mcRCは、ようやくマイクに近づいた。


サングラスは外さない。


外したら、たぶん本当に無理だった。


「ありがとう」


それだけ言った。


コメント欄は、静かに流れた。


Kが返す。


こちらこそです

女性社員だらけの職場より、お届けしました


wataが笑いながら泣きそうになる。


「最後の中継感やめてくれ」


EGUIも、少しだけ笑った。


「でも、いい締めだ」


mcRCは小さく首を振った。


「締まってない」


「全然締まってない」


「俺の情緒が終わってる」


wataが言う。


「全員終わってる」


EGUIが頷いた。


「今日は、終わっていい日だ」


コメント欄。


今日は情緒終わっていい日

部長って呼ぶな回、強すぎ

THAT SEATからこれはずるい

前職勢ありがとう

女性社員一同ありがとう

mcRC、受け取れてえらい


そのあと、少しだけ沈黙があった。


誰もすぐに笑いへ戻せなかった。


けれど、重さだけでもなかった。


笑った。

泣いた。

茶化した。

受け取った。

守る線は守った。


その全部が、混ざっていた。


そして、EGUIがゆっくり口を開いた。


「逆オーダーだな」


wataが即座に反応する。


「え?」


mcRCも顔を上げる。


「え?」


コメント欄が跳ねる。


逆オーダー!?

ここで!?

EGUIから?

何を作るの?

まさか次の曲?


EGUIは、画面を見た。


「これは、Kさんたちだけの話にしたら小さい」


mcRCは黙った。


EGUIは続けた。


「mcRCが見ていた話でもある」


「Kさんたちが見ていた話でもある」


「でも、それだけじゃない」


「どこの場所にも、見えない手がある」


コメント欄の速度が落ちる。


EGUIは言葉を一つずつ置いた。


「空気を悪くしないようにする人」


「誰かが困る前に動く人」


「休憩室にお菓子を置く人」


「掃いた床」


「戻された道具」


「補充された紙」


「誰も気づかないところで、場を壊れないようにしている手」


wataは、少しだけ息を吸った。


mcRCは動かなかった。


EGUIは続ける。


「そういう手は、名前が残りにくい」


「仕事として評価されないことも多い」


「でも、その手がないと場は荒れる」


「人は削れる」


「誰かが帰れなくなる」


コメント欄。


見えない手

これ曲だ

EGUIさん拾った

THAT SEATの対

席の次は手

見えない支え

これ絶対聴きたい


wataが小さく言った。


「はい、オーダー入りまーす……って、今回、誰から?」


EGUIは即答した。


「俺から」


コメント欄が爆発する。


EGUI逆オーダー!

逆オーダーきた!

EGUIから!

見えない手の曲!

前職勢きっかけで曲が生まれる

すごいそんなことできるんですね

私絶対聞きに行きます

前職勢も行くしかない


mcRCは、まだ少し声が揺れたまま、画面を見た。


「じゃあ、次」


「ちゃんと作ります」


「今日もらった言葉に、ちゃんと返します」


コメント欄。


待ってる

見えない手

前職勢も待ってる

絶対聞きに行く

しーーーっ守って行く


mcRCは、少しだけ間を置いた。


「仮で置く」


wataが見る。


「置く?」


mcRCは、画面に向かって言った。


「見えない手」


「でも、安心を作る手」


「UNSEEN HANDS」


EGUIが頷く。


「見えない手」


mcRCが続けた。


「安心ハンズ」


コメント欄が爆発した。


UNSEEN HANDS

安心ハンズ

アンシーンと安心!?

うわ

タイトル来た

見えない手、安心を作る手

これは泣く

これは絶対聴く


Kのコメント。


ぶちょおおお……

あたしらまた泣いてます


mcRCは、サングラスの奥で目を閉じた。


「泣くな」


wataが優しく笑う。


「それは無理やろ」


EGUIが言った。


「今日は、泣いてもいい日だと思う」


mcRCは、しばらく黙った。


それから、画面に向かって言った。


「今日は、ほんまにありがとうございました」


「前職の話は、しーーーっ」


コメント欄が一斉に返す。


しーーーっ!!


「でも、今日もらった言葉は、ちゃんと受け取ります」


wataが続ける。


「次、作ります」


EGUIが言った。


「見えない手の曲を」


コメント欄。


待ってる

安心ハンズ

UNSEEN HANDS

見えてるぜ

ありがとうを返す曲

これは泣く

でも笑わせてもくれ

温度計つけてくれ


wataが笑った。


「最後に温度計出すな」


mcRCも、やっと少し笑った。


「今日はここまで」


「次、ちゃんと返します」


配信終了ボタンが押された。


画面が暗くなる。


リバクラボに静けさが戻った。


黒い布。

マイク三本。

サングラス。

THAT SEATの歌詞カード。

水。

スマホ。

そして、何も書かれていない白い紙。


wataは、その白い紙を見た。


「もう始まってるな」


EGUIが頷く。


「始まってる」


mcRCは、サングラスを外した。


前髪が目元に落ちる。


少し疲れた顔をしていた。

でも、逃げてはいなかった。


彼は白い紙を引き寄せる。


ペンを取る。


一行目に、仮のタイトルを書く。


UNSEEN HANDS


その下に、日本語で書き足す。


安心ハンズ


wataが覗き込む。


「両方いく?」


mcRCは頷いた。


「両方いる」


EGUIが言う。


「見えない手。でも、安心を作る手」


wataは、少しだけ笑った。


「じゃあ、次は発表会やな」


mcRCはペンを置いた。


「うん」


「作って、出そう」


外の夜は静かだった。


でも、画面の向こうでは、もう騒ぎが続いているはずだった。


Kはきっと、グループチャットでまた叫んでいる。

前職勢は、まだ泣いたり笑ったりしている。

リバクルーは、切り抜きを作り始めている。

スレではもう、「部長って呼ぶな回」の名前が決まっているかもしれない。


そして、リバクラボの机の上には、新しい曲の最初の言葉が置かれている。


誰にも見えない手がある。


誰にも呼ばれない名がある。


その夜、リバクラはまたひとつ見つけた。


誰かの席ではなく。


誰かの手を。


mcRC「この小説の歌は実際に聴けるから、聴きながら読んでみてくれよな」

聴く場合はこちら:

コピペしてブラウザに貼り付けて、、、。とぶぞ。


THAT SEAT

https://youtu.be/RroRseSoJ_8?si=hIIpjx5z-IxxfnTJ


BBQ

https://youtu.be/EtMf8rkKn_0?si=fOf9lmgp2QZR2MKR


HOMEBASE

https://youtu.be/ARSsZ0r8CRc?si=2e8PbVXltjdbNr2Q


feel

https://youtu.be/PAmI_q-HbFU?si=FZuLbe2ZiBzmms51


keep moving

https://youtu.be/QWW73v7L1D0?si=7YEjlRgRRuQhve80


CALL ME OUT

https://youtu.be/Y161l0pX_wA?si=GZjh8_JyrDkMdkLv


READY

https://youtu.be/P2sNZMSjjdU?si=GsE110DD92sYEhr4


SHOWTIME!

https://youtu.be/RrqmZjsded4?si=kZt8W-O5sWGhMJaN


ATTACK

https://youtu.be/tRSOHKXvij8?si=xqiYugwdtS0mTWMu


SAY IT TO ME

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM


ORIGIN

https://youtu.be/v7r3_l4mYQM?si=l1vPLtDcNWjW9O6H


nofake

https://youtu.be/oV7c-3TJMgM?si=WDW85lU6iqQsmqZy


決めろ!はコチラ

https://youtu.be/P_2d3hcx3Uw?si=hvvTW3RMB2adTtwN


RUN IT

https://youtu.be/ptZZJdr_2hc?si=1Fw9cRYCdJAd1so4


ORDER

https://youtu.be/AdAhmiHwxfM?si=BMBopJs6y9S6hLWM

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