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ラップ付き小説 ReversCrown 元気ないやつこっちおいで  作者: egubi
sound session編

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141/186

5-1-3 ルールを読む夜


リバックラインの通知が、いつもより硬い音に聞こえた。


もちろん、通知音が変わったわけではない。


変わったのは、送られてきた内容だった。


Sara@権利確認:

Sound Sessionのレギュレーションについて、現時点で分かっている範囲を整理しました。

全員、今日のうちに一度確認してください。

ただし、まだ正式要項ではなく、過去開催分と周辺情報からの暫定整理です。

確定情報が出たら差し替えます。


そのあとに、PDFではなく、長文メッセージが続いた。


Ninaがすぐ反応した。


Nina@広報:

Saraさんの「一度確認してください」は、絶対一度じゃ済まないやつ


Miwa@物販:

すでに怖いです


Yui@庶務・作業表:

状態:レギュレーション理解前の緊張


Kate@外部連絡:

今日はSara中心で進めましょう。

私も確認していますが、規約や評価まわりはSaraの整理が一番正確です。


wata@Technician:

え、これ俺らもここで読む感じ?


mcRC@Scene Maker:

読む感じやな


EGUI@Straight Type:

読まないと出られない


wata@Technician:

歌手がみんな頭いいと思うなよ


Sara@権利確認:

だから噛み砕きます。


Nina@広報:

強い


Miwa@物販:

権利確認の女神


Sara@権利確認:

女神ではありません。

説明します。


その一文で、グルチャの空気が少し整った。


Yuiが先に動いた。


Yui@庶務・作業表:

議題を作ります。


1. 大会形式

2. 1試合の内容

3. 観客規模と入場導線

4. 評価基準

5. 勝敗ポイント

6. 予選リーグと決勝進出

7. 3曲構成への対応


wata@Technician:

もう会議やん


mcRC@Scene Maker:

会議やな


EGUI@Straight Type:

大会は会議から始まる


wata@Technician:

ラッパーの夢を壊すな


Kate@外部連絡:

提出期限で壊れるよりはいいです。


wata@Technician:

正論の人数が多い


Saraは、そこには乗らなかった。


本当に説明を始めた。


Sara@権利確認:

まず、Sound Session本戦は7チームです。

誰でも申し込めば出られるものではなく、事前選考があります。


Sara@権利確認:

選考では、活動実績、一定の認知、現在の勢い、ステージ力、独自性、本戦に出す意味があるか。

おそらく、そのあたりが見られています。


mcRC@Scene Maker:

つまり、本戦にいる時点で、全員ある程度強い


Sara@権利確認:

はい。


EGUI@Straight Type:

一戦目から軽くないな


wata@Technician:

本戦出場で、まずふるいにかけられてるわけね


Nina@広報:

「出場できた時点で注目株」って見え方にはなりそう


Kate@外部連絡:

ただし、外向きにそう煽りすぎるのは避けます。

正式な言い方は後で整えます。


Miwa@物販:

出るだけでもすごいのに、そこからさらに戦うの、胃が痛いです


Yui@庶務・作業表:

項目1:本戦7チーム、事前選考あり


Saraは続けた。


Sara@権利確認:

次に、試合形式です。

7チーム総当たり戦ベース。

各チームは最大6試合を戦います。


wata@Technician:

6回!?


mcRC@Scene Maker:

7チームやから、自分たち以外の6チーム全部と当たるってことやな


EGUI@Straight Type:

一回だけでは終わらん


Sara@権利確認:

はい。

1回の出来だけではなく、複数試合を通して見られます。


Nina@広報:

初日よかった、次どうなる、って見られるやつですね


Kate@外部連絡:

そうです。

ただし、こちらから先に物語化しすぎるのは避けます。

実際の結果が出る前に、勝手に見せ方を固定しない方がいい。


wata@Technician:

広報と外部連絡がアクセルとブレーキしてる


Nina@広報:

私はアクセルだけじゃありません


Sara@権利確認:

時々アクセルです。


Nina@広報:

Saraさんまで!?


Yui@庶務・作業表:

項目2:7チーム総当たり、各チーム最大6試合


Saraは、次の説明に入った。


Sara@権利確認:

1試合につき、各チームは3曲を披露します。


グルチャが一瞬、止まった。


wata@Technician:

3曲?


mcRC@Scene Maker:

1試合で3曲か


EGUI@Straight Type:

一曲勝負じゃないんやな


Sara@権利確認:

はい。

一曲ずつ披露してもいい。

曲間にMCを入れてもいい。

曲同士をつなげてもいい。

曲順、MC、つなぎ、全体の流れも演出として見られます。


wata@Technician:

急に難しい


mcRC@Scene Maker:

ただ強い曲を3曲置けばいいわけじゃない


EGUI@Straight Type:

3曲で何を渡すかやな


Nina@広報:

1曲目で入口、2曲目で展開、3曲目で残すもの。

そういう見え方はできそう。


Miwa@物販:

それ、めちゃくちゃリバクラっぽいです


Yui@庶務・作業表:

1試合=3曲構成

曲間MC可

曲順・つなぎ・流れも演出


wata@Technician:

これ、曲の間どうすんの問題あるな


mcRC@Scene Maker:

ある


EGUI@Straight Type:

曲間が弱いと、3曲がバラける


wata@Technician:

それ、あとで話すやつやな


Sara@権利確認:

はい。

今は説明だけにしてください。

作戦会議に入ると長くなります。


wata@Technician:

怒られた


Kate@外部連絡:

怒ってはいません。

止めています。


wata@Technician:

もっと強い


リバクラ側の三人は、それぞれスマホを見ながら黙った。


3曲。


それは、想像していたより重い。


一曲だけなら、ぶち上げることもできる。

一曲だけなら、強い言葉で押し切ることもできる。

一曲だけなら、客席に一点突破で刺しに行くこともできる。


でも、3曲は違う。


入口。

展開。

残すもの。


その流れを作らないといけない。


ただ曲を並べるだけでは、リバクラの意味が弱くなる。


Saraは、さらに続けた。


Sara@権利確認:

開催日程についてです。

全体では複数日開催。

1日あたり3〜4試合程度が想定されています。


mcRC@Scene Maker:

全試合で21試合か


wata@Technician:

出た、計算


EGUI@Straight Type:

7チーム総当たりなら21試合


wata@Technician:

歌手がみんな組み合わせ計算できると思うなよ


Yui@庶務・作業表:

計算式は作業表に入れません。

結果だけ入れます。


wata@Technician:

助かる


Sara@権利確認:

大事なのは、日をまたいで大会の印象が変わることです。

初日の評判が、次の日以降の観客数や注目度に影響します。


Nina@広報:

ここ、かなり大事です。

初日のレベルが高いと、一気に広がります。


Kate@外部連絡:

ただし、予測で断定しないこと。

「注目されるはず」と外に出すのは危険です。


Nina@広報:

はい。

内部共有に留めます。


Miwa@物販:

観客数って、どれくらいなんですか?


少しだけ間が空いた。


Saraが、次のメッセージを置いた。


Sara@権利確認:

最大級のメイン会場で、約55,000人規模を想定しています。

初日は、その約5分の1。

つまり、約11,000人規模です。


グルチャが止まった。


今度は、笑いではなかった。


wata@Technician:

一万一千?


mcRC@Scene Maker:

初日で?


Sara@権利確認:

はい。

あくまで想定規模です。


EGUI@Straight Type:

多いな


Miwa@物販:

一万一千人って、普通に大きすぎませんか


Kate@外部連絡:

この大会自体、かなり力を入れているようです。

過去にも似た形式の大規模イベントを行っていて、その時のデータを参照していると見ています。


Nina@広報:

つまり、いきなり思いつきで巨大化してるわけじゃなくて、過去データありなんですね


Sara@権利確認:

はい。

もちろん今回の正式資料はこれからですが、運営側に蓄積がある前提で見た方がいいです。


wata@Technician:

相当やな


mcRC@Scene Maker:

相当やな


EGUI@Straight Type:

人を入れるだけでも大仕事や


Miwaが、少しだけ現実的な顔になった。


Miwa@物販:

チケット代は?


Kate@外部連絡:

比較的安価に設定されているようです。

入口を広げる意図があると思います。


Nina@広報:

なるほど。

高額チケットで絞るんじゃなくて、入ってもらう母数を広げる感じか。


Sara@権利確認:

ただし、事前購入が前提です。

当日券があるかどうかは未確認。

現時点では、入場管理のためにも事前購入を軸に考えた方がいいです。


Yui@庶務・作業表:

観客規模:初日約11,000人想定

チケット:安価設定、事前購入前提

目的:入口を広げる、入場管理を安定させる


wata@Technician:

一万人入れるって、聞くだけなら「すごい」で終わるけど、入場さばくの地獄やな


EGUI@Straight Type:

止まったら全部詰まる


Kate@外部連絡:

そこで導線です。


Kateの文面が少し硬くなった。


それは、仕事の顔だった。


Kate@外部連絡:

入場は、かなり整理されているようです。

チケットは事前購入。

入場時は確認しやすい状態で提示。

荷物は、最初から一つまで。

中身が見えるバッグ、または確認しやすい形が推奨されています。


Miwa@物販:

荷物ひとつまで?


Kate@外部連絡:

はい。

大きい荷物、確認に時間がかかる荷物、持ち込み制限に引っかかる可能性がある荷物は、入場時に止まります。


Sara@権利確認:

危険物、録音録画機材、持ち込み不可物、飲食物、その他規約上の確認対象ですね。

詳細は正式要項待ちです。


Nina@広報:

めんどくさい人は?


Sara@権利確認:

表現を整えるなら、確認に時間がかかる方です。


wata@Technician:

Ninaさんの言い方、強い


Kate@外部連絡:

ただ、実務としてはその通りです。

荷物検査に引っかかるような人は、その場で全体を止めず、後回しにされる導線になるはずです。

それ以外の人は即入場できる。


Yui@庶務・作業表:

入場導線:

事前購入チケット

荷物は一つまで

確認しやすいバッグ

検査対象は別導線

問題ない人は即入場


Miwa@物販:

観客側も協力しないと回らないやつですね


Kate@外部連絡:

そうです。

この規模になると、運営だけではなく、観客の協力も含めて成立します。


EGUI@Straight Type:

客席も現場の一部やな


mcRC@Scene Maker:

それはそうやな


wata@Technician:

一万人の入口、想像しただけで胃にくる


Nina@広報:

でも、そこまで導線を作ってるなら、かなり本気ですね


Kate@外部連絡:

本気です。


その短さに、全員が少し黙った。


本気。


その言葉は、やけに重かった。


ただステージを用意するだけではない。

出演者を並べるだけではない。

観客を入れて、止めずに流し、楽しませて、危なくなく帰す。


そこまで含めて大会だった。


wataが、少しだけ画面の向こうで息を吐く。


wata@Technician:

これさ


mcRC@Scene Maker:

うん


wata@Technician:

大会をやる人たちと、実際にやる側って、けっこう見てるもの違うな


EGUI@Straight Type:

違うな


mcRC@Scene Maker:

運営は、人を入れて、安全に回して、成立させる


wata@Technician:

俺らは、そこで何を鳴らすか


Nina@広報:

どっちも大事だけど、同じものは見てないですね


Sara@権利確認:

だから、規約と現場感の両方を見ないといけないんだと思います。


Miwa@物販:

勝ちだけ考えてたら、たぶん飲まれますね


その言葉に、三人が少し黙った。


勝ちだけ。


大会に出るなら、勝ちは見る。

勝つ気がないなら、出る意味は薄い。

相手にも、観客にも、失礼になる。


でも、この規模、この導線、この観客、この現場を見ると、勝ちだけを握りしめて立つのは、何か違う。


本質は、目の前の観客に何を渡せるかだった。


Saraは、空気が沈みすぎないように、次へ進めた。


Sara@権利確認:

評価基準に入ります。

実際の審査ポイントは、もっと細かく多岐にわたるはずです。

ただ、今ここで全部を並べると分かりにくくなるので、大きく3枠に整理します。


wata@Technician:

助かる


EGUI@Straight Type:

分かりやすさは大事


Sara@権利確認:

大枠は、

審査員評価。

観客評価。

変化・チャレンジ評価。

この3つです。


Yui@庶務・作業表:

作業表もこの3枠で作ります。


Sara@権利確認:

審査員評価は5点。

見るのは、技術完成度、構成力、表現力、独自性、ステージ支配力。


mcRC@Scene Maker:

完成度を見る枠やな


Sara@権利確認:

はい。

ラップ、発声、リズム、音程、音源処理、3曲構成、世界観、伝達力、ステージ全体の制御。

大きく言えば、ステージとして成立しているかを見る枠です。


wata@Technician:

ここ、ごまかせないな


EGUI@Straight Type:

ごまかしたら見える


Nina@広報:

審査員評価5点は、ちゃんと強いチームが強い枠ですね


Sara@権利確認:

そうです。


Saraは続けた。


Sara@権利確認:

観客評価も5点。

これは演奏中の反応を見る枠です。

拍手、歓声、フック返し、会場の熱、初見客の巻き込み、演奏中の一体感。


wata@Technician:

ここは取りたい


mcRC@Scene Maker:

取りたいな


EGUI@Straight Type:

でも、知ってる人だけが返す形では弱い


wata@Technician:

初見も入れる形にしないと、観客評価にならんか


Nina@広報:

そこです。

リバクルーだけが盛り上がると、内輪に見える可能性があります。


mcRC@Scene Maker:

濃いまま入口を作る


Miwa@物販:

それ好きです


Sara@権利確認:

最後に、変化・チャレンジ評価。

2点です。


wata@Technician:

ここ、今回一番ややこしいやつ


Sara@権利確認:

はい。

これは「進化したから偉い」という意味ではありません。

前回と違う見せ方があるか。

同じ型に安住していないか。

新しい挑戦があるか。

相手や会場に合わせて構成を変えているか。

安全な勝ち方だけを繰り返していないか。

そこを見る枠です。


EGUI@Straight Type:

完成品でも求められる評価やな


Sara@権利確認:

そうです。

完成度が高いことは強みです。

でも、毎回同じ型だけだと、変化・チャレンジ評価では伸びにくい。

逆に、ただ変わればいいわけでもありません。

成立した上で変わる必要があります。


wata@Technician:

つまり、変化っていうより、使える変化か


Sara@権利確認:

その理解でいいと思います。


mcRC@Scene Maker:

相手を見る。客席を見る。その日の場を見る。

それで形を変えられるか。


Sara@権利確認:

評価基準まとめです。

審査員評価:5点。

観客評価:5点。

変化・チャレンジ評価:2点。

合計12点満点。


wata@Technician:

12点満点か


Sara@権利確認:

ただし、読める範囲での整理です。

実際の採点は細目、審査員の合議、同点時の扱いなどがある可能性があります。

単純な足し算だけで全てが決まるとは限りません。


EGUI@Straight Type:

細かく計算しても本質を外す


mcRC@Scene Maker:

大枠を見ればいい


Sara@権利確認:

はい。

細かい点数表を作るより、どの枠で何を見られるかを把握する方が大事です。


Kateが続けた。


Kate@外部連絡:

次に、勝敗ポイントです。

各試合の評価をもとに勝敗が決まります。

その勝敗に応じて、リーグ用のポイントが入ります。


Sara@権利確認:

勝ち:3点。

引き分け:1点。

負け:0点。


wata@Technician:

シンプルに重い


EGUI@Straight Type:

負けたら0


mcRC@Scene Maker:

でも、1回負けたら即終了ではない


Sara@権利確認:

はい。

ただし、負け方や点の落とし方によっては、後半で残れなくなります。


Yui@庶務・作業表:

勝敗ポイント:勝ち3、引き分け1、負け0

同点時や細目は正式要項待ち


Nina@広報:

分かりやすいけど、怖いですね


Miwa@物販:

負け0って見ただけで胸がきゅっとします


EGUI@Straight Type:

勝負やからな


wata@Technician:

その一言で済ませるな


EGUI@Straight Type:

でも勝負や


wata@Technician:

そうなんやけど


Saraは、最後の大きな項目に入った。


Sara@権利確認:

予選リーグと決勝進出についてです。

ここが少し重要です。


wata@Technician:

もうすでに怖い


mcRC@Scene Maker:

聞こう


Sara@権利確認:

7チーム総当たりは、あくまで予選リーグ扱いです。

予選終了後、上位2チームが決勝へ進みます。


グルチャが、少し止まった。


EGUI@Straight Type:

総当たりで即優勝じゃないんやな


Sara@権利確認:

はい。

予選リーグで最上位になっても、その時点で優勝確定ではありません。

上位2チームが決勝へ進み、そこで正式に優勝を決める形です。


wata@Technician:

それ、だいぶ大事やん


mcRC@Scene Maker:

5勝0敗のチームが出ても、そこで終わりじゃないってことか


Sara@権利確認:

そうです。

その場合は、1位通過、または決勝進出確定に近い状態になります。

ただし、優勝は決勝で決まります。


Nina@広報:

つまり、強いチームが予選で突っ走っても、最後にもう一回大きい山がある


Kate@外部連絡:

大会としては、その方が盛り上がりますね。

予選リーグで全体の実力を見せて、最後に上位2チームで決める。


Miwa@物販:

心臓に悪いです


Yui@庶務・作業表:

項目追加:

7チーム総当たり=予選リーグ

上位2チームが決勝進出

予選1位でも優勝確定ではない

正式な優勝は決勝戦で決定


Sara@権利確認:

さらに、第5戦終了時点で、上位2チームに入る可能性が消えたチームは、実質的に決勝進出が厳しくなります。

第6戦まで残れるかどうか、また第6戦にどれだけ意味が残るかは、勝敗ポイントや評価点の積み重ねに左右されます。


wata@Technician:

つまり、全チームが最後まで同じ重さで戦えるわけじゃない


Sara@権利確認:

はい。

最大6試合ですが、第5戦終了時点で決勝進出の可能性がない、またはかなり薄くなれば、最終戦の意味は変わります。


EGUI@Straight Type:

きついな


mcRC@Scene Maker:

でも、分かりやすい


Nina@広報:

第6戦があるチームは、まだ決勝に行ける可能性が残ってるチームって見え方になるんですね


Kate@外部連絡:

そうです。

特に上位争いのチーム同士が第6戦で当たる場合は、事実上の準決勝、または決勝進出戦になります。


wata@Technician:

実質決勝じゃなくて、決勝進出戦か


Sara@権利確認:

はい。

そこは言い方を間違えない方がいいです。

正式な決勝は、予選リーグ後にあります。


Yui@庶務・作業表:

第6戦の表現:

実質決勝ではなく、決勝進出戦/事実上の準決勝


Miwa@物販:

それでも重いです


EGUI@Straight Type:

十分重い


mcRC@Scene Maker:

勝てば決勝。負ければ終わり。

それなら、実質的にはめちゃくちゃ重いな


wata@Technician:

胃が終わる


Nina@広報:

でも、見る側は燃えます


Kate@外部連絡:

外向きに煽るなら、正式表現は慎重に。

「実質決勝」ではなく、「決勝進出を賭けた最終戦」ですね。


Sara@権利確認:

その表現が安全です。


Yui@庶務・作業表:

表現メモ:

× 実質決勝

○ 決勝進出戦

○ 事実上の準決勝

○ 決勝進出を賭けた最終戦


wata@Technician:

言葉の管理が厳しい


EGUI@Straight Type:

でも大事や


mcRC@Scene Maker:

勝手に優勝とか言ったらズレるしな


Sara@権利確認:

はい。

リーグの順位、決勝進出、優勝は分けて考えます。


Yui@庶務・作業表:

整理します。


1. 予選リーグは7チーム総当たり

2. 各チーム最大6試合

3. 上位2チームが決勝進出

4. 予選1位でも優勝確定ではない

5. 第6戦は優勝決定戦ではなく、決勝進出戦になり得る

6. 正式な優勝は決勝で決まる


Nina@広報:

これ、かなり大事ですね


Miwa@物販:

一気に大会っぽくなりました


wata@Technician:

大会っぽいというか、普通に大会や


EGUI@Straight Type:

もう逃げ場ないな


mcRC@Scene Maker:

逃げる話ちゃうやろ


wata@Technician:

せやな


Sara@権利確認:

ここまでが、現時点の大会形式の整理です。

正式要項が出たら、表現と細部は差し替えます。


Kate@外部連絡:

今の段階では、これ以上踏み込まず、まず全員が形式を理解することを優先しましょう。


Ninaが、少し間を置いて打った。


Nina@広報:

でも、これだけは言っていいですか


Kate@外部連絡:

短くお願いします。


Nina@広報:

この大会、やっぱり相当です。

出演者だけじゃなくて、観客も運営も、全員巻き込んで成立させる規模です。


Miwa@物販:

分かります


Nina@広報:

ただ盛り上げるだけじゃない。

入れる。流す。見せる。帰す。広げる。

全部セットなんだと思います。


Sara@権利確認:

はい。

規約が細かいのも、そのためです。


wata@Technician:

ますます、勝ちだけ握って出るのは違う気がするな


EGUI@Straight Type:

でも勝ちは捨てない


mcRC@Scene Maker:

そこやな


グルチャが、少し静かになった。


mcRCは、ゆっくり打った。


mcRC@Scene Maker:

勝ちは見る。

でも、勝ちだけ見たら飲まれる。

このルールの中で、いかに観客を楽しませるか。

いかに盛り上げるか。

そのために、俺らの価値をどう使うか。


EGUI@Straight Type:

未承認の価値を見つけて、承認する。

それは変えない。


wata@Technician:

で、それを3曲でやる


その一文で、全員が少しだけ黙った。


3曲。


それは、ただの制限ではないのかもしれなかった。


mcRCが見る景色。

wataが走らせる言葉。

EGUIが通す意味。


三人のシーンを、三曲に置ける。


mcRC@Scene Maker:

景色


wata@Technician:

言葉


EGUI@Straight Type:

意味


三つのメッセージが、順に並んだ。


Ninaが、少し遅れて打った。


Nina@広報:

それ、強いです。


Miwa@物販:

泣きそうです


Sara@権利確認:

まだ泣かないでください。


Yui@庶務・作業表:

涙タイミング:未定


Miwa@物販:

また管理された!


wataが、空気を少しだけ戻すように打った。


wata@Technician:

でもさ


mcRC@Scene Maker:

うん


wata@Technician:

3曲ずつやる


EGUI@Straight Type:

ずつ、で合ってる


wata@Technician:

今直される前に直した


Nina@広報:

えらいw


wata@Technician:

これは……


mcRC@Scene Maker:

必要やな


Miwa@物販:

やつ?


wata@Technician:

にく?


Nina@広報:

にく言うなし


EGUI@Straight Type:

じゃあ、牛


Sara@権利確認:

正解です。


wata@Technician:

おい


一瞬、グルチャが止まった。


次の瞬間、Ninaが爆笑したような文字を打った。


Nina@広報:

ちょっと待ってwww

今の流れで正解ですって言うSaraさん何www


Miwa@物販:

牛……

BEEF……


Kate@外部連絡:

その話になりますね。


mcRC@Scene Maker:

うん


EGUI@Straight Type:

必要やと思う


wataは、少しだけ真面目になった。


wata@Technician:

3曲をただ並べるなら俺らだけでもできる。

でも、3曲を一本にするなら、曲間をつなぐ人がいる。


mcRC@Scene Maker:

MCだけでつなぐ手もある。

でも、毎試合それだけで持たせるのはきつい。


EGUI@Straight Type:

音の橋がいる


Kateが、静かに打った。


Kate@外部連絡:

DJ BEEFさんに連絡しますか。


グルチャが、少しだけ重くなった。


BEEF。


その名前を出すだけで、空気が変わる。


ただのDJではない。


曲を壊して、つなげ直す人。

一曲一曲で止まるライブを、一本の流れにする人。

三人が作った熱を、次の曲へ落とさず渡せる人。


wataが、ゆっくり打った。


wata@Technician:

誘うか


mcRCも続けた。


mcRC@Scene Maker:

誘おう


EGUIが最後に置いた。


EGUI@Straight Type:

必要なら、呼ぶ


Ninaがすぐに反応した。


Nina@広報:

この流れでBEEFさん来たら、強いです


Sara@権利確認:

出演形態、クレジット、音源使用、当日の立ち位置は確認が必要です。


Yui@庶務・作業表:

タスク追加:DJ BEEFさんへの連絡可否確認

担当:Kate@外部連絡

確認事項:出演可否、日程、役割、クレジット、機材


Miwa@物販:

牛から正式タスクに進化した


EGUI@Straight Type:

変化・チャレンジ評価やな


wata@Technician:

ここで使うなw


Kateは、最後に短く打った。


Kate@外部連絡:

確認します。

ただし、今日はここまでです。

このまま作戦に入ると、全員止まらなくなります。


Miwa@物販:

もう止まってません!


Sara@権利確認:

だから止めます。


Yui@庶務・作業表:

本日の結論。


1. Sound Sessionの基本レギュレーション確認

2. 観客規模と入場導線の確認

3. 評価基準は三枠で整理

4. 予選リーグと決勝進出の扱いを確認

5. 3曲構成には曲間設計が必要

6. DJ BEEFさんへの連絡を検討

7. 作戦会議は別日

8. 長時間労働禁止


Nina@広報:

8が毎回最強


Kate@外部連絡:

最強であるべきです。


mcRC@Scene Maker:

今日はありがとう。

ちゃんと寝よう。


すぐに、Miwaが返した。


Miwa@物販:

部長が言いそうです


Kateの返信は、少しだけ遅れた。


Kate@外部連絡:

言っていました。


それだけで、また少し静かになった。


wataは画面を見て、笑いながら言った。


「寝るまでが会議やな」


EGUIが言った。


「寝るのも準備や」


mcRCは、スマホを伏せた。


黒い布。

水。

赤ペン。

付箋。

ホワイトボード。


そこには、まだ消されていない文字がある。


景色

言葉

意味


三曲。


それは、ただのレギュレーションではなかった。


リバクラが、リバクラであるために必要な形にも見えた。

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