4-3-4 黒百合を見た夜
【SOUND SESSION前夜祭】Acoustic Night見てた人いる?【ReShiNaやばくなかった?】
1:名無しの音好き
昨日のAcoustic Night行った人いる?
ReShiNa、最後なんだったんだあれ。
2:名無しの音好き
行った。
「つくし」までは普通に良かった。
普通にって言い方も失礼だけど、めちゃくちゃ雰囲気良くて、前夜祭に合ってた。
3:名無しの音好き
つくし良かったよな。
日本の春っぽいのにケルト語っぽいの混ぜてて、でも変に見せびらかしてない感じ。
歩幅がズレていく曲ってMCで言ってたけど、あれはちゃんと伝わった。
4:名無しの音好き
あのケルト混合、意図あるよね。
アイルランド語とスコットランド・ゲール語?
詳しくないから間違ってたらすまんけど、言葉が一つに揃ってないこと自体が「歩幅のズレ」になってた。
5:名無しの音好き
それ。
つくしって日本的なモチーフなのに、そこへケルトの言葉が入るから、幼なじみの道が急に遠い国みたいになる。
一緒に歩いてたのに、もう同じ言葉だけでは話せない感じ。
6:名無しの音好き
つくし、あれは良いBGMだった。
悪い意味じゃなくて。
一生流してたい。
7:名無しの音好き
わかる。
作業用とか寝る前に合う。
8:名無しの音好き
いや、その言い方が今となっては刺さるんだよ。
9:名無しの音好き
何が?
10:名無しの音好き
最後見てない?
自由時間で黒百合みたいなやつやったんだよ。
11:名無しの音好き
黒百合って何。曲名?
12:名無しの音好き
正式曲名かは知らん。
でも客席で誰かが「黒百合」って言って、もうそれ以外に呼びようがなかった。
13:名無しの音好き
Acoustic Nightの本編終わったあと、交流タイムみたいになったんよ。
出演者が話したり、短いフレーズ弾いたり、客席と交流したり。
で、ReShiNaに「もう一曲」みたいな流れになった。
14:名無しの音好き
あの時の空気、最初めっちゃ和やかだったよな。
「つくしもう一回聴きたい」とか「フルートだけでも」とか「癒し足りない」とか、みんな笑ってた。
15:名無しの音好き
そうそう。
客席は悪気ゼロ。
むしろ好意しかなかった。
16:名無しの音好き
なのに、renaさんの顔が一瞬変わった。
17:名無しの音好き
見た。
笑ってるのに笑ってなかった。
18:名無しの音好き
renaさん、マイクの前に戻る前に言ってたよな。
「少しだけ、違う曲にしていい?」って。
19:名無しの音好き
それ聞こえた。
近くにいたから。
20:名無しの音好き
そのあとshihoさんが「今、明るい曲は無理」って言ってた。
21:名無しの音好き
うわ、聞こえてたんか。
そこめちゃくちゃ重要じゃん。
22:名無しの音好き
あとnatsuさん。
「黒い花」って言ってた。
23:名無しの音好き
あれマジで言ってたの?
空耳かと思った。
24:名無しの音好き
言ってた。
そのあと「雪の下。つくしじゃなかった」って。
25:名無しの音好き
鳥肌立った。
つくしの後にそれ言うのやばすぎる。
26:名無しの音好き
shihoさんが「……何があったの」って聞いて、natsuさんが「百合」って返した。
あそこでもう空気変わった。
27:名無しの音好き
natsuさん、ふわふわしてる人だと思ってたけど、あの人一番怖いかもしれん。
見えてるものが違う。
28:名無しの音好き
怖いというか、風で分かってる感じ。
言語化は変だけど、核心だけ持ってくる。
29:名無しの音好き
「風が帰ってこない」って言ってたのもnatsuさん?
30:名無しの音好き
言ってた。
あれ、めっちゃ良かった。
31:名無しの音好き
客席に拍手もコメントもあるのに、「風が帰ってこない」って表現が怖い。
届いてるのに、戻ってきてない感じ。
32:名無しの音好き
つくしはたしかに良かった。
でも、熱狂じゃなくて、癒しとかBGMとして受け取られてた。
そのズレをnatsuさんが空気で感じてたんだと思う。
33:名無しの音好き
で、黒百合。
34:名無しの音好き
黒百合、あれは軽く事故だった。
良い意味でも悪い意味でも。
35:名無しの音好き
事故というか、出ちゃったものを見た感じ。
準備してた曲なのかもしれないけど、あの場では即興みたいに見えた。
36:名無しの音好き
即興じゃない気がする。
歌詞が強すぎた。
でも、あの日あの瞬間に絞り出したみたいなリアルさがあった。
37:名無しの音好き
わかる。
曲として成立してるのに、傷口から直接出てる感じ。
38:名無しの音好き
最初の歌詞からもう違った。
庭の隅の黒百合とか、夜に触れた花びらとか。
それまでの「つくし」と完全に地続きなのに、春じゃなくて夜へ落ちた。
39:名無しの音好き
「つくし」が足元の道なら、「黒百合」はその下の根っこ。
しかも黒い。
40:名無しの音好き
つくしで「雪の下にいる」って感じ出して、黒百合で「そこにつくしじゃなくて百合があった」ってなるの、構成として怖すぎる。
41:名無しの音好き
黒百合のshihoさん、やばかった。
「私は花じゃない/飾られるために咲いたんじゃない」
あそこ、会場の空気が沈んだ。
42:名無しの音好き
それ。
前夜祭で、みんなが「綺麗」「癒し」「BGMで聴きたい」って言ってた直後に、あのライン。
誰も悪くないのに全員刺された。
43:名無しの音好き
俺、BGMって言った側に近い感想持ってたから、あそこちょっと心臓止まった。
44:名無しの音好き
自分の感想が責められてるわけじゃないのに、勝手に「ごめん」ってなった。
45:名無しの音好き
黒百合は責める曲じゃない。
でも逃がしてくれない曲。
46:名無しの音好き
「優しいフリをして何を奪ったの」
ここで泣いてる人いたよね。
47:名無しの音好き
いた。
前列の女性。
あと奥の方でも一人泣いてた。
48:名無しの音好き
泣くよ、あれは。
優しさの形で奪われる経験ある人は無理。
49:名無しの音好き
優しく囲われて、守られてるようで、形を決められるやつな。
「あなたはこういう人でしょ」って善意で固定されるやつ。
50:名無しの音好き
ReShiNaって、今まで癒し枠だと思ってたけど、黒百合で完全に印象変わった。
51:名無しの音好き
癒しの反転だった。
薬も過ぎれば毒みたいな。
52:名無しの音好き
癒しって、こっちが都合よく受け取ると、相手を閉じ込める言葉にもなるんだなって思った。
53:名無しの音好き
それをあの場で感じさせるの、怖い。
しかも説教じゃない。
美しい音でやるから、余計に逃げられない。
54:名無しの音好き
美しいのに黒い。
黒いのに美しい。
55:名無しの音好き
ドライアドっぽかった。
森の妖精っていうより、夜の木の精霊。
迷い込んだら帰してくれないやつ。
56:名無しの音好き
ドライアド分かる。
普通の「おいでよ、癒してあげる」じゃない。
気づいたら森の奥に立ってる。
帰り道が分からない。
57:名無しの音好き
あの黒百合、入口が優しくないんだよ。
ReShiNaの今までの入口って、透明な声とか綺麗な楽器とか癒しだったじゃん。
黒百合は違う。
掴んで引きずり込む。
58:名無しの音好き
強制的に夜の森へ入れられる感じ。
「来たい人だけどうぞ」じゃなくて、「もう入ってるよ」って気づかされる。
59:名無しの音好き
怖いのに、嫌じゃなかった。
そこが一番怖い。
60:名無しの音好き
分かる。
心地よい怖さじゃなくて、見たくないところを見せられる怖さ。
でも目が離せない。
61:名無しの音好き
natsuさんのローホイッスル、あれ何?
フルートの人って思ってたけど、あの低い笛で完全に夜になった。
62:名無しの音好き
natsuさん歌わないのに、黒百合で一番喋ってたまである。
63:名無しの音好き
息が怖いんよ。
音になる前の息が、もう不穏。
64:名無しの音好き
「歌わないのに歌ってる」って言われてたけど、黒百合では「歌わないから呪いみたい」だった。
65:名無しの音好き
呪いは言い方悪いけど分かる。
祝福じゃない精霊。
66:名無しの音好き
黒魔女感あった。
でも火とか破壊じゃないんだよ。
水と森と風が黒くなった感じ。
67:名無しの音好き
ReShiNa、火属性じゃなくて自然属性の闇落ちなのがいい。
燃やすんじゃなくて、湿らせて、迷わせて、沈める。
68:名無しの音好き
黒百合、音源化してほしいけど、してほしくない。
69:名無しの音好き
わかる。
本人たちにとって黒歴史になりそう。
70:名無しの音好き
でもたぶん、これで知る人増えるぞ。
71:名無しの音好き
もう増えてる。
短い動画上がってた。
「癒し系だと思ったら黒百合で森に連れていかれた」ってやつ。
72:名無しの音好き
見た。
コメント欄がざわざわしてる。
73:名無しの音好き
「ReShiNaってこんな怖いの?」
「黒百合どこで聴ける?」
「黒髪三人組の魔女感やばい」
みたいなやつな。
74:名無しの音好き
本人たち、たぶん嫌だろうな。
あれ、きれいに見せたい曲じゃなくて、出ちゃった曲っぽかった。
75:名無しの音好き
それでも名曲の入口になるんだよな。
アーティストの黒歴史がファンの入口になるやつ。
76:名無しの音好き
本人は「やめて」ってなるけど、こっちは「あれで見つけた」ってなる。
77:名無しの音好き
黒百合から入った人、めちゃくちゃ濃いファンになりそう。
78:名無しの音好き
癒し目的で入った人とは違う層が来るな。
考察勢、闇深い曲好き、女性ボーカルの黒い感情好き、ケルト系好き、全部刺さる。
79:名無しの音好き
あと単純に演奏力が高い。
黒百合、感情で崩れてるように見えて、音は崩れてなかった。
80:名無しの音好き
そこなんだよ。
無気力とか闇とか言っても、土台が上手い。
練習してきた人たちの崩れ方だった。
81:名無しの音好き
崩れてないから怖い。
ガチで壊れてたら見てられないけど、黒百合は音楽として成立してた。
だから刺さる。
82:名無しの音好き
renaさんの声、透明なのに黒かった。
83:名無しの音好き
あれ何なんだろうな。
声質は澄んでるのに、感情が沈んでる。
水に墨が落ちる感じ。
84:名無しの音好き
shihoさんは低音で地面作る人だと思ってたけど、黒百合では地面の下に連れていった。
85:名無しの音好き
「下にいる」って感じ。
支えるんじゃなくて、一緒に沈む。
86:名無しの音好き
natsuさんは風。
でも黒百合の風は帰り道を消す風。
87:名無しの音好き
三人の役割が反転してた。
rena:澄んだ水が黒くなる
shiho:森の低音が床下へ沈む
natsu:風が迷わせる
これで夜の森完成。
88:名無しの音好き
考察早すぎて草。
でも分かる。
89:名無しの音好き
ReShiNa、今までは「静かな場所で聴く音楽」って感じだったけど、黒百合で「静かな場所が襲ってくる音楽」になった。
90:名無しの音好き
表現こわ。
でもその通り。
91:名無しの音好き
あれは癒しではない。
回復でもない。
でも必要な人には必要。
92:名無しの音好き
俺、黒百合で初めてReShiNaちゃんと見た。
今までおすすめに出ても「癒し系かー」で流してた。
昨日の切り抜き見て全部漁ってる。
93:名無しの音好き
同じ。
つくしも聴いたけど、黒百合の後に聴くと意味変わる。
つくしの足元、怖い。
94:名無しの音好き
「つくし」の雪の下に黒百合があると思うと、もう戻れない。
95:名無しの音好き
Acoustic Nightの人たちもまさかあんなことになると思ってなかっただろうな。
96:名無しの音好き
司会者、途中から完全に固まってた。
97:名無しの音好き
止めるわけにもいかないしな。
壊れてるわけじゃない。
でも明らかに予定外の深さだった。
98:名無しの音好き
スタッフの顔が「これ放っておいていいのか?」になってた。
でも客席が動けなくなってるから止められない。
99:名無しの音好き
黒百合の後の自由時間、誰も自由じゃなくなってたの笑う。
いや笑えないけど。
100:名無しの音好き
次のギターの人、可哀想だった。
音が上滑りしてた。
101:名無しの音好き
あの後に軽い曲弾くの無理だろ。
102:名無しの音好き
でもギターの人、あとでReShiNaに頭下げてたよ。
「すごかったです」って。
たぶん責めてない。
103:名無しの音好き
あの場の全員、たぶん処理しきれてなかった。
104:名無しの音好き
黒百合は曲として評価されると思う。
ただ、本人たちが喜べるかは別。
105:名無しの音好き
そこがつらい。
あれで話題になるの、本人たちにとっては複雑すぎる。
106:名無しの音好き
ReShiNa、しばらく動けなくなるんじゃないか。
あんなの出した後、普通に「次の配信でーす」ってできる気がしない。
107:名無しの音好き
でも世間は待つぞ。
黒百合どこで聴けるの?ってなる。
108:名無しの音好き
話題になるタイミングって残酷だよな。
本人がいちばん触れられたくないものが、入口になる。
109:名無しの音好き
それも黒百合っぽい。
誰にも摘まれず、誰にも許されず、それでも夜に咲いている。
110:名無しの音好き
そのアウトロやめろ。泣く。
111:名無しの音好き
黒百合の歌詞、ちゃんと聴き直したい。
でも聴き直したら寝れなくなる気もする。
112:名無しの音好き
寝る前に聴きたいって言ってた人たち、黒百合の後どうなったんだろう。
113:名無しの音好き
寝る前どころか寝れないだろ。
114:名無しの音好き
癒し目的で黒百合開いたら事故る。
115:名無しの音好き
でも事故ってほしい気持ちもある。
あの夜の森に一回入ってほしい。
116:名無しの音好き
おいでよ、じゃないんだよ。
黒百合は「もう入ってる」なんだよ。
117:名無しの音好き
名言出た。
118:名無しの音好き
ReShiNa、今まで入口が優しすぎたのかもしれん。
黒百合は入口じゃなくて落とし穴。
119:名無しの音好き
落とし穴だけど、落ちた先にめちゃくちゃ綺麗な森がある。
120:名無しの音好き
そこにドライアドがいる。
しかもたぶん笑ってない。
121:名無しの音好き
黒髪三人のドライアド。
renaが黒い水、shihoが夜の森、natsuが帰れない風。
122:名無しの音好き
それもう完全に別ジャンルの神話じゃん。
123:名無しの音好き
ReShiNaは神話系いける。
でも本人たちはたぶん「やめて」ってなる。
124:名無しの音好き
黒百合で魔女性が出たの、かなりデカい。
癒し系女性ユニットから、一気に「精神に触れる集団」になった。
125:名無しの音好き
これ、本人たちが乗りこなせたら化ける。
でも今は乗りこなせない気がする。
126:名無しの音好き
たぶんしばらく無気力になる。
自分たちでも何出したか分かってなさそう。
127:名無しの音好き
それでいい。
無理にすぐ黒百合営業しないでほしい。
128:名無しの音好き
黒百合営業は最悪。
あれは商品タグにした瞬間に死ぬ。
129:名無しの音好き
でもファンは勝手に呼ぶ。
本人が嫌がっても呼ぶ。
そういう曲ってある。
130:名無しの音好き
黒歴史になるけど代表曲になるやつ。
131:名無しの音好き
言うな。
でも分かる。
132:名無しの音好き
ReShiNa側の気持ち考えたらきつい。
つくしをちゃんとやって、ちゃんと褒められて、でも苦しくて、最後に黒百合が出て、そっちが話題になる。
133:名無しの音好き
残酷だな。
134:名無しの音好き
でも、そこでしか開かない入口もある。
黒百合は優しい入口じゃない。
でも確実に入口。
135:名無しの音好き
癒しで入れない人が、黒百合で入る。
これあると思う。
136:名無しの音好き
特に「きれいな言葉で囲わないで」周辺は、刺さる人多そう。
137:名無しの音好き
女性ファン増えそう。
可愛い、綺麗で消費されることに疲れてる人には相当刺さる。
138:名無しの音好き
あと創作者にも刺さる。
「飾られるために咲いたんじゃない」は、作品作ってる人にくる。
139:名無しの音好き
黒百合でReShiNa知った人、後から「つくし」とか「美しきものは花びらにあらず」聴いたら、全部怖くなるよ。
140:名無しの音好き
美しきものは花びらにあらず、黒百合後だと意味変わりすぎる。
花びらじゃないって、そんな優しい話じゃなかったんかってなる。
141:名無しの音好き
散った後、汚れても、踏まれても、そこから生まれるものがある。
それを歌ってたんだと思うと、黒百合と繋がる。
142:名無しの音好き
ReShiNa、考察しがいがありすぎる。
143:名無しの音好き
これから追うわ。
今話題になる前に見つけた感ある。
144:名無しの音好き
もう話題になり始めてるぞ。
黒百合切り抜き、伸び方おかしい。
145:名無しの音好き
どこ?
146:名無しの音好き
SNSで「#黒百合」「#ReShiNa」で探せ。
ただし夜に見るな。
147:名無しの音好き
夜に見るなは草。
148:名無しの音好き
いやマジで夜に見るな。
引きずられる。
149:名無しの音好き
ReShiNa本人たち、今どんな気持ちなんだろ。
150:名無しの音好き
たぶん、何もできてないんじゃない。
あれは出した側もしんどい。
151:名無しの音好き
誰か支えてやってくれ。
152:名無しの音好き
でも、下手に「黒百合最高!」って言ったら傷つきそう。
153:名無しの音好き
分かる。
本人たちには「つくしも良かった」「黒百合も見てしまった」くらいの距離で言いたい。
154:名無しの音好き
黒百合は、褒め方が難しい。
155:名無しの音好き
「よかった」じゃ足りない。
「怖かった」だけでも足りない。
「見てしまった」が一番近い。
156:名無しの音好き
見てしまった。
それだ。
157:名無しの音好き
黒百合は聴いたというより、見てしまった。
158:名無しの音好き
ReShiNa、しばらく沈んでもいいから、戻ってきてほしい。
あれを出せるなら、まだ絶対先がある。
159:名無しの音好き
今は無気力でも、いつかこの黒百合を越える曲が出るんだろうな。
160:名無しの音好き
その時まで追うわ。
161:名無しの音好き
俺も。
162:名無しの音好き
つくしから黒百合まで見た人、完全に沼の入口だったな。
163:名無しの音好き
入口っていうか、落とし穴。
164:名無しの音好き
夜の森の落とし穴。
165:名無しの音好き
黒百合、今年一番忘れられない曲になるかもしれん。
166:名無しの音好き
正式音源ないのに?
167:名無しの音好き
ないから余計に忘れられない。
168:名無しの音好き
あの日あの場にいた人の記憶から広がる曲。
それ、怖いけど強い。
169:名無しの音好き
ReShiNa、たぶんここから変わる。
本人たちが望むかどうかは別として。
170:名無しの音好き
黒百合は、ReShiNaが自分たちでも見てなかった入口を開いた。
優しい扉じゃない。
夜の森に落ちる穴。
でも、そこから入った人は、たぶんもう忘れない。
スレはその後も伸び続けた。
誰かが短い動画を貼った。
誰かが歌詞を書き起こそうとして、途中でやめた。
誰かが「これは本人たちの許可なく切り抜いていいものなのか」と言った。
誰かが「でももう広がってる」と返した。
黒百合。
その名前だけが、先に歩き始めた。
ReShiNaの三人は、その夜、自分たちの部屋でほとんど動けずにいた。
renaはギターケースを開けられなかった。
shihoはバスクラリネットのリードを外したまま、机の上に置きっぱなしにしていた。
natsuはローホイッスルをケースに戻したのに、何度もまた出して、また戻した。
三人のグループチャットには、短い言葉だけが並んでいた。
rena:
ごめん
まだ何もできない
shiho:
私も
natsu:
風が重い
rena:
黒百合って言われてる
shiho:
見た
natsu:
名前、ついた
rena:
つけたかったわけじゃない
shiho:
うん
natsu:
でも咲いた
そこから、しばらく誰も返さなかった。
黒百合は、彼女たちにとって黒歴史になる。
触れられたくない夜。
思い出すと胸が痛む曲。
自分たちが制御できなかった感情。
でも、世間はそれを入口として見つけ始めていた。
彼女たちが思ってもみなかったところで、別の扉が開いていた。
それは優しい入口ではなかった。
「おいでよ」と手を引く扉ではなかった。
気づいたら、夜の森の奥に立たされているような入口だった。
戻る道が分からない。
でも、目の前には黒い百合が咲いている。
その魔女性が、静かに、けれど確実に話題になっていった。




