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第39話、山脈にトンネルを作る。



 オーロラと結婚してから5年が過ぎ、男の子と女の子の2人の子供にも恵まれオーロラは子育て忙しい毎日を送っている。


 母上もやはり孫は可愛いのか今では王宮に住み子育てを手伝っているが甘やかすので困っているだ。


 最初に生まれた男の子名はローレンス2人目に生まれた女子の名はナタリーで親の欲目かも知れないが2人とも美男美女だ。



 衛生事情と食料事情が良くなり子供の生存率も50%から80%になり人口も増えて来て義務教育も定着してきている。


 学校が休みの日曜には大人の読み書きや計算も教えて文盲を無くす事もしている。


 特に農魚業の発展は目覚ましく米、小麦、野菜、果物、調味料も種類が増え以前のような栄養失調で死ぬ人は皆無だ。



 思わぬ事に錬金術師団の活躍で今では冷蔵庫、洗濯機、冷暖房機、写真機、映画もあるが残念ながらパソコン、テレビは研究中だ。


 忘れていたが新しく工業大臣にアガサ・クレインを就任させておいた。




 バス、トラック、自動車類は出来たが自家用車は生産を後回しにしたのでまだ普及はしていない。


 その中でも一番進歩したのは遅れていた漁業で魔力で動く漁船を作り前世の漁業を教えたので今では冷凍保存してトラックで遠くまで運べるので食卓に魚が乗り、刺身もいつでも食べられるようになって刺身が大好きな俺は嬉しい限りだ。



 だが、この大陸にはイナホ王国の他にバルナ帝国とソラナ皇国あるが、俺の育ったクラーク領にあるこの大陸遮る巨大な山脈に遮られ国交がなく、バルナ帝国とソラナ皇国がどんな国なのか知らないのだ。


 その為に俺は山脈にトンネルを作る事にして各大臣を集めて相談する事にした。


 集まった大臣たちに。


「クラーク領にあるこの大陸遮る巨大な山脈に遮られ国交がなく、バルナ帝国とソラナ皇国がどんな国なのか知らないのだ。

その為に俺は山脈にトンネルを作ろうと思っているが皆はどう思う」


 軍務大臣デニスが。


「もし、バルナ帝国とソラナ皇国が好戦的な国だったら侵略される危険があるのでこのままの方が良いと思います」


 財務大臣ドリスが。


「私はバルナ帝国とソラナ皇国と不可侵条約を結び友好関係になり、貿易をすれば我が国がもっと豊かになるので賛成です」


 他の大臣はバルナ帝国とソラナ皇国の実情が分からないので何と言えないと言い、レオナ宰相が。


「何とかバルナ帝国とソラナ皇国の実情を調べる事が出来ると良いのですが」


 工業大臣にアガサが。


「両国を調べるなら船で行って調べた方が良いと思います。そのための船なら直ぐに作れますので諜報に優れた者に船の操縦を教えれば良いのではないですか」


 結局アガサの意見を取り入れて諜報部のイアンを呼んで。


「イアン、バルナ帝国とソラナ皇国の実情を調べる事が出きるか」


「ええー! あの山脈を越えて行くのは無理ですよ」


「山脈を越えないで船で行くのだ」


「船ですか。俺は船の事は何も知らないのでやっぱり無理です」


「船の事はアガサが教えるから大丈夫だ」


「分かりました。久しぶりの諜報の仕事なので引きうけます」


 だが、その後アガサが船の操縦方法を教えたがイアンは船の操縦の仕方を覚えられず、仕方がないのでアガサの息子の19歳と若いが船に詳しいクラウス、クレインを船長にして配下に船に詳しい漁民を雇い、船が出来上がって試運転した。


 俺も出来上がった船を見て驚いたが、何故ならレーダーで目的地の進路を決めて障害物を自動で探知して進み俺には分からない計器があって、クラウスが説明してくれたがチンプンカンプンでイアンが覚える事が出来なかったのも納得したのだ。


 試運転安全が確認してから両国が安全と分かった場合いに俺の書いた親書を見栄えの良いクラウスに渡すように言ってバルナ帝国とソラナ皇国の実情を調べる為に出発したのだ。



 最近は各大臣たちが慣れて来て一々俺が差指示をしなくても人たちで何でもするので楽になり、俺の仕事は重要な決済を見て判を押すだけなので暇な時は子供と遊んだり、オーロラとオープンカーでドライブしている。




 バルナ帝国とソラナ皇国の実情を調べる為に出発してから3か月後、調査を終えた船が戻って来た。



 各大臣たちと報告を聞いて、最初にイアンが。


「バルナ帝国とソラナ皇国とも奴隷制度があり、軍隊の兵士も少なく食料事情が悪く餓死者が出ているくらいで戦争など起こすような気配はありません」


 次にクラウスが。


「両国の皇帝に会いましたが、2人とも若く食料事情を良くしなければと言っていたので我が国は農業が発展して食料を輸出するくらいあると言い、陛下の親書を読んでから是非不可侵条約を結び農業の発展に力を貸して欲しいと言われました」


「街や住民の様子はどうだった」


 イアンが顔を曇らさせて。


「酷いです。道路にはゴミや糞が落ちていて悪臭が酷く住民は栄養不足なのか痩せ細った人が多かったです」


 宰相レオナが。


「まるでバーカビが国王していた時と同じかそれより酷いみたいだな。陛下が言う通りトンネルを作ってバルナ帝国とソラナ皇国の国民を助けるべきでしょう」


 皆も賛成して俺が。


「そういう訳だからご苦労だが建設大臣のイーネス、トンネル作る工事を始めてくれ」


 イーネスの概算ではトンネルのン長さは鉄道世界最長の前世のスイスの鉄道トンネル「ゴッタルドベーストンネル」(全長約57.1km)と同じくらいのトンネルになるらしい。


 トンネル工事は湧き水などが多く難航したが前世なら10年以上はかかるがこの世界には魔法があるので1年で完成させた。


読んでいただきありがとうございました。

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