第40話、最終話。
トンネルが出来たのでバルナ帝国とソラナ皇国を自分の目で見てどんな援助が必要なのか確かめる為と不可侵条約を結ぶ為に行くことにした。
同行するのはもしもに備えて護衛の騎士100人と宰相レオナに財務大臣ドリスだ。
食料をトラック20台に積んで出発したがトンネルを出ると悪路で最初のバルナ帝国の都迄10日間もかかった。
皇帝の住む都の街にはイアンが言っていた通り至る所にゴミや糞が捨てられて悪臭がして不衛生だった。
食不足のうえ不衛生では早死にするのも当たり前だ。
街の住民は初めて見るトラックに驚いているみたいで、宮殿は木造の大きな屋敷で我が国の貴族の屋敷より劣る建物で驚いた。
知らせておいたのでソラナ皇国の皇帝も来ていて出迎えてくれた。
応接間に案内されて自己紹介をして、バルナ帝国の皇帝の名はフランツ・バルナで25歳、ソラナ皇国の皇帝の名はゲルト・ソラナ26歳で心労のせいか年より老けてみえる。
2人とも好青年でこれなら改革を援助するのも惜しまないと思った。
トラック20台に積んでいるいるのは食料だと言うと喜んでいたが、1カ月もするとなくなるだろう。
最初に用意した不可侵条約の契約書を見せて
ると、詳しく読みもせずに署名したのは余程援助が欲しかった見たいだ。
俺は2人の話を聞き、ため息をつき両国を我が国と同じ水準にするには何年もかかると思い頭が痛かったのだ。
それから10日間両国を見て回り、帰国する時にイナホ王国を見てもらうためにバルナ帝国のフランツ皇帝とソラナ皇国の皇帝のゲルトを連れて帰って、見て回ってもらった。
2人の皇帝は自分の国と余りに似も違うので驚き感心して属国にしてほしいと言ったが断り、援助して少しでも我が国に近付けるからと言って納得してもらった。
両皇帝が帰ると大臣を集め両国の見て来た現状を話すと、一緒に見て来たドリスが。
「我が国の利益になるのは魔獣が多いので魔石くらいで他にはありませんが、それでも援助するのですか」
アガサが。
「魔石は工業の発展には魔石は欠かせません。現に魔石が足りなく新しい魔道具を作る事が出来なく、魔石の値上がりも酷く困っているのです」
レオナが。
「そう言えばバルナ帝国とソラナ皇国には冒険者ギルドなかったので早急に作らしてはどうですか」
色々と意見が出たが結局、バルナ帝国とソラナ皇国を支援することになったのだ。
先ずギルドの総責任者のチャドに商業ギルドと冒険者ギルドをバルナ帝国とソラナ皇国に開設してしてもらうことにした。
やはり物資を運ぶためにトラックでは少ない量しか運べないので魔道列車を大陸を縦断して走らせることにしたが、アガサが興奮して。
「やりがいのある仕事なので2年以内に完成させます」
と言っていたが前世なら10年以上はかかるのにいくら魔法があると言っても2年以上は掛かると俺は思っている。
大臣の下に副大臣を作り、副大臣をバルナ帝国とソラナ皇国に派遣して指導させる事にした。
トンネルを作ってから20年が過ぎ、バルナ帝国とソラナ皇国は順調に発展し、今では我が国と同じくなり、農業、工業も発展して豊かになり国民も我が国に感謝している。
大陸を縦断する魔道列車も完成して3か国の交流も進み、アガサに言わせるとバルナ帝国とソラナ皇国から魔石を定期的に輸入出来るようになったので工業が発達し前世の家電品や車も増産出来て失業者もいなくなり経済効果の向上にも役に立っていると錬金術団の活躍を自慢していた。
俺が辺境の貧乏な子爵家に産まれて領地を改革して農業を発展させて思わぬ事に国王になり、良い家臣に恵まれ家臣の活躍で我が国だけでなく約30年という短期間で他国も豊かに出来たのは奇跡に近い。
此れも前世と違い魔法があったお陰だろう。
オーロラと言う良い奥さんと子供2人にも恵まれ長男も22歳になり、王太子として国民の人気も高く俺を助けている。
だが、政治はまだ改革の途中で、身分社会をなくして国民が平等で自由な三権分立の民主国家にするのは孫の代になるかも知れない。
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完結
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