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第15話、諜報部



 俺はこの国の事を恥ずかしいが、全く知らないので今からでも遅くないので、戦う前に敵を知る事がいかに大事か知っていたので前世の諜報部を作る事にした。


 出席者全員に諜報部を作りたいので。


「戦う相手の事を知らなければ勝てる戦いにも負けるだろう。戦う相手、今はバーカビ国王に味方する貴族と王国軍を調べる為に諜報部を作ろうと思うが、だれか諜報に向いている人を知らないか」


 デニスが意外なことを言い。


「闇魔法を使える人をこの国は悪者と決めつけて肉親でも嫌い、肉親の縁を切っていますがアラン様は闇魔法を使える人をどう思っていますか」


「俺は闇魔法を使える人を差別していないぞ。闇魔法を良いことに使えば善人だろう。例えば火魔法や他の魔法を使える人が悪いことに使えば悪人で魔法を何に使うかでその人が良い人か悪い人か決まると思っているがどうしてそんな事を聞くのだ」


「隠していましたが、私の王国軍の先輩で闇魔法を使えるのを隠して兵士になった人がいました。良い人なのに闇魔法を使えることが分かり軍を追放になり貧民街で暮らしていましたが、私は可哀そうになりクラーク子爵領に呼び今は農民として働いております。闇魔法を使える人は諜報部に向いているので会っていただけないでしょうか」


 この世界に闇魔法を使える人がいるのを初めて聞いたが、闇魔法を使える人は前世の忍者のように闇に紛れて相手に気づかれずに行動出来るので諜報には向いていると思い早速会うことにして。


「会うことにしよう。明日にでも連れて来てくれ」


 次の日に1人と思ったが男性2人と女性1人の3人をデニスが連れて来て。


「私もイアン1人だと思っていたのですが、イアンを慕う闇魔法を使える人2人もこちらに来ていたので連れてきました」


「多い方が良い。3人共よく来てくれた。俺が領主のアラン・クラーク子爵だ」


 3人は自己紹介をしてチョビ髭の小柄な男が。


「俺はイアンと言います。よろしくお願いします」


 目立たない平凡な男が緊張して。


「ぼ、僕はオーエンです。よろしくお願いいたします」


 最後に子供に見える小さな女性が。


「私は子供と間違えられますが18歳のユアナ

と言います。よろしくお願いいたします」


 3人とも良い人みたいだが念の為に心眼で見てみると。


名前 イアン

性別   男

年齢   28歳

総合能力 70

忠誠心  80

悪心   10

武術   60

知力   70


名前   オーエン

性別   男

年齢   18歳

総合能力 70

忠誠心  80

悪心   10

武術   40

知力   60


名前   ユアナ

性別   女

年齢   19歳

総合能力 70

忠誠心  80

悪心   10

武術   50

知力   70


 3人共、忠誠心が高く武力は低いが側近にも劣らない良い人材で、世の中に埋もれている良い人材がいるのでこれからも良い人材を探して登用しようと思ったのだ。


 闇魔法の使い方を知っているのか聞くと3人共、知っていたので諜報部を作り、緊急な時に伝書鳩を扱える2人と早馬で詳しく伝える2人を加えてイアンを部長にして7人で諜報部を作った。


 諜報部には早速ナル王都までの貴族たちの事を調査して、ナル王都の貴族たちをどの貴族が前国王派か現国王か又情勢がどうなっているのか、調査することを命じた。




 1週間後にイアンから伝書鳩を使って連絡があり、ナル王都に行く道筋の貴族の動向の簡単な知らせがあり、カーク・オラクル男爵とクエン・ランキン伯爵が前国王派でクラーク子爵の噂を聞き、俺の傘下に入るので支援してほしいと言っているらしいが詳しくは早馬で知らせると書いてあった。


 伝書鳩なのでまるで電報みたいに短く詳しくはないが、俺はカーク・オラクル男爵とクエン・ランキン伯爵も知らないが一番近くの領主が味方で良かったと思った。




 伝書鳩の連絡の2日後に早馬で詳しい情報を聞いた。


 それによると、カーク・オラクル男爵とクエン・ランキン伯爵は前国王派でそれから先のナル王都までの貴族は現国王派でその貴族たちが領地を奪おうとしているので俺がモーガン伯爵を破った噂を聞き傘下に入るので助けて欲しいと言い、近日中にクラーク子爵領に会いに行きたいと言っている。


 味方は少しでも多い方が良いので会うことにしたのだ。


 早馬で会うと言うと返事をすると10日後にカーク・オラクル男爵とクエン・ランキン伯爵の2人が俺を訪ねてきた。


 側近たちも事務官を除き全員と会ったが、カーク男爵とクエン伯爵は2人共、大男でクエン伯爵は髭面で俺の父親と同じ武人だった。


 2人を見てバニーが顔見知り見たいでバニーが。


「お久しぶりです。まさか会えると思っていませんでした」


クエン伯爵も驚き。 


「バニー君はアラン様に仕えていたのか。クラーク子爵軍が強いはずだ」


 カーク男爵も。


「バニーさんが傭兵団長を辞めて解散したと聞いたが、アラン様に仕えているとは驚いたよ」


 バニーが傭兵団長をしていたのは初めて知ったが、道理で兵士を厳しく訓練していたわけだ。


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