表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法設置〜異世界行ったら不労を目指す〜  作者: yuki
第5章 歴史の転換点編
65/122

第13話 夢にまで見たもの

昨日は、忙しすぎてあげられませんでした!

すみません!

セリカ様や、他のみんなが寝静まった後、サナが頼んでいたことの結果を報告しに来た。

「宣戦布告・・・・・戦争か・・・・・」

前世でも馴染みのなかったその言葉に実感がわかなかった。

セナの報告を聞き、詳細を伺った。

「具体的な時期については、わかりませんでしたが、王都にはガルム先輩が向かいました」

なら安心だな。

少なくとも、奇襲を受けることは無くなった。


「ありがと。何かわかったらまた教えてくれ」

「はい。では・・・・・」

サナには、引き続き情報収集をお願いした。


「今のはさっきの小娘か?」

「ラキナ、起きてたのか?」

「ああ、気配を感じたからの」

サナは、そんなに得意じゃないのか?

いや、ラキナが敏感なだけか。


「それで、あの小娘はなんと?」

「戦争だって」

「戦争?」

「王都とここの」

この国の中枢がどこまで把握してるかわからないが、ソロモンの元にいたやつが言っていたことだ。


「王都か・・・・・」

「行ったことあるのか?」

そういえば、”シュトベルト”がなんとかって言ってたもんな。

「そうじゃな。最後の日の前日にマル坊と”あるもの”を預けに行ったっきりじゃ」

「あるもの?」

「・・・・・・・・・」

またか。

まあ、どっかでわかるだろうからいいか。


「すまんな。あまりじゃべりすぎるのは、面白みがないからの」

そういうことね。確かに、全部話されたら驚きがないもんな。

「いいよ、別に」



「そういえばさ、ラキナはなんでマルスを拾って育てたの?」

普通ラキナほどの龍になればそんなことしそうにない。

「気まぐれじゃ」

「気まぐれで人の子を?」

「・・・・・あの時は、神どもとの戦いで疲れ切っておっての、休憩がてらの気まぐれじゃ」

神との戦いか・・・・・・。

ラキナが、命をかけて戦ったというほどの戦い。

全く想像が付かない。


「今は、気にせんで良い。少しずつでいいのじゃ」

「わかってるよ」

いくら急いだところで今すぐに神と戦えるはずがない。

「はあ・・・・・・、神との戦争か・・・・・」

「なんじゃ、思うところでもあるのか?」

それは確かにある。

ラキナたちが、なぜ戦うことになったのかわからないがこちらの世界に連れてきてくれたのも神だ。

「まあ、今はいいか」




翌日。


少し遅めに寝たため起きるのが遅くなったアルベルトは、いい匂いとともに意識を覚醒させ、体を起こした。

「おい、ラキナ、こんなとこで寝るな」

「んむぅ・・・・・・」

ラキナは相変わらず寝相が悪く、腹の上に寝っ転がっていた。

「おい、飯だぞ」

「・・・・・!!」

がばっと、布団をどかし、猛スピードで部屋を出ていった。

この部屋は、最高級のスイートなため、部屋には、風呂からキッチンまで全て揃っている。

「どっかで家でも買いたいな・・・・・」



「はよ〜・・・・・・」

「おはよう、アル君!」

アリスは今日も元気だ。

活力があるっていいなー。

目の前の女の子と同い年とは思えない思考回路をしてるな。


「おはよう、アル」

「ああ、おはよ〜・・・・・」

朝起きたら、年上美少女がエプロン姿で朝ごはんを作っている。

こんな男の夢をこんなに早く叶えてしまっていいのだろうか・・・・・。


「眠そうだな」

「うん。眠い・・・・・」

みんなのお姉さん的存在、セナさん。

朝のだらしない格好は、眼福だ。


「遅いぞ」

「お前・・・・・」

そして、最近、駄龍感半端ない開闢以来から生きているラキナ。

先程まで寝ぼけ眼だったその目は覚醒しており、少し高めの椅子で足をぶらぶらさせながら今か今かと待ち侘びている。


「おはようございます」

「あ、おはようございます」

そうだった、今は聖女様もいるのか。

なんか、すでに馴染んでるな・・・・・。



「はあ・・・・・まあ、いいか・・・・」

これが夢に見た働かなくてもしたいことができる生活、そう思えばなんでもいい気がする。


席に座り、目の前に広がる朝食を見て驚愕した。

こ、これは・・・・・・・!!

「米?」

そう、まさに、前世でのソウルフード”米”。

「あれ、アル、知ってたの?」

「あ、ああ。これはどこで?」

「この国で、このコメ?専門の店があったのよ」

「アイナ。この後、連れて行ってくれ」

いつになく真剣な眼差しで言った。

「わ、わかったわ」


まさか、こんなところで出会えるとは思わなかった。

だが、味だ。これがよくなければ米とはいえない。

日本人は米にはうるさいんだ。





食事を終えた頃

「そうだ。ガルムたちから聞いてるからほぼ確実なんだけど・・・・・」

昨日、ガルムたちから聞いた話を伝えた。

「なんで・・・・・・・」

アイナは、理由がわからないと首を振っていた。

世界最大の宗教国家が、無神教の王都に宣戦布告までして戦争をする理由がわからない。


無神教?

あー、そういうことね。

「ねえ、アイナ。王都には、最高神様を信仰する人ってどれくらいいる?」

「え?」

「いや、聖教国が王都を狙う理由が信者を強制的に増やすぐらいしか思いつかないから」

「そんなことで・・・・・・」

唖然としていた。

そりゃ、祖国が狙われる理由がそんなことだとは思わないだろうからね。


「信仰している人はまだ少ないんじゃないかしら」

教えが広まってるわけじゃないし、と信者はまだ少ないらしい。


「だが、本当にそれだけか?」

セナが疑問の言葉を投げかける。

「だよね」

俺も、それだけであれだけの準備はしないと思う。

それに、あの巨人の魔石のただの予備だと言うんだったら、本命はなんなのだろうか。


「旦那さま」

「うお!!」

部屋の中だから、完全に気を抜いていた・・・・。

「サナか、なにかわかったの?」

「はい。宣戦布告の時期は、三日後、金の日。開戦は、さらに二日後の終の日だそうです」

「ありがと」

「はっ」

終の日か、なんか合わせてる感があるな。


「よし、いろいろ考えても無駄な気がしてきたし、その日まで遊ぶか!!」

「いいね!」

今まで退屈そうに話を聞いていたアリスがいち早く反応した。

「じゃあ、あの穀物屋に案内するわ」

「ああ、お願い」

「セナよ。飯を食いにいくぞ」

「あの私もついていってよろしいですか?」

「え、先程朝食を食べたんじゃ・・・・・・」

ラキナの食欲に未だ慣れないセナは、呆れていた。

しかも今回は、セリカ様もか・・・・・。


「サナたちもしばらくは遊んできなよ」

「よろしいのですか?」

「ああ、金はあるし、仕事ばかりじゃ疲れるでしょ?」

「そういうことでしたら・・・・・」

そろそろ、収入源を増やすか。

魔石か素材が売れる商会を探すか。


ということで、アルベルトとアリスにアイナ、ラキナとセナとセリカ、ガルムとサナに分かれ今日は遊ぶことにした。


「アリスは何かしたいことでもあるの?」

「ん〜、剣術大会?」

「え、なにそれ」

「なんかねー、今日と明日で大会があるらしいよ」

なにそれ、面白そう。

「俺も、参加したい」

「え、二人が出たら優勝確実じゃ・・・・・」


「ううん、大会は、スキルとかの使用はダメなんだって」

「ということは、純粋な剣だけ?」

「うん、しかも剣も支給品だけ」

「だったら心配ないわね」

純粋な剣だけか・・・・・。

今まで、訳のわからんものとばかり戦ってきたからな、ここで普通の人たちと戦っておきたい。


今日と明日の予定を決め暫く歩くと、目的地が見えてきた。

「ここよ」

「おお〜」

ここが、”米”の聖地か・・・・・・。


「行くぞ!二人とも!!」

「おおー!!」

「なんで、そんなにテンション高いのよ」

仕方ないだろ、目の前にもう食べられないと思っていた”米”があるんだから。


3人は、聖地へと足を踏み入れた。







ブクマ、評価、感想等お願いします!

☆評価お願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ