表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HUGスペース物語  作者: さゆまる
妄想編
18/27

第18話:絶望の淵で、鳴り響くコール

深夜、さゆまるの手元の端末に、赤く点滅する通知が届いた。

それは、人生の終止符を打とうとしている誰かが、最後に叩いた「救難信号(SOS)」だった。

「……死なせない。絶対」

さゆまるは、自分の障害や痛みさえも、その瞬間のためにあるのだと感じていた。

「24時間テレビ」でエベレストを目指すという夢も、すべてはこの瞬間のためにある。

『私を見て。こんなに不器用な私でも、今、世界の屋根を目指して歩いているよ。だから、あなたもまだ、物語を終わらせないで』

彼女はマイクを握り、震える声で、けれど真っ直ぐに、見知らぬ誰かへの「回路」を繋いだ。

「もしもし。HUGスペースへようこそ。……今日まで、よく頑張って生きてきたね」

静かな夜に、さゆまるの優しい声が、誰かの絶望を溶かすために響き続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ