序話② チーム対抗雪合戦
いつの間にか話が広がっていたらしい。
騎士団の鍛錬場は、参加を希望する者と観戦する者で溢れかえっていた。
広い鍛錬場の片隅には、補充用の巨大な雪山ができている。そこに厚着をした者たちが、さらに雪を運び込んでいた。
一方で、彼らよりは軽装な集団がいる。どうやら参加者のようだ。急拵えではあったが、チーム分けとトーナメント表も作り終え張り出してある。偵察を買って出たメイドの話によると、料理人チームのサポートは副団長で、馬丁や庭師、下働きなどが集まった連合チームのサポートには大隊長がついているとのことだった。
「新年早々、胸が躍りますな」
鍛錬場に到着したアルベルトを、執政官が出迎える。トーナメント表を作っていたアルベルトの元へ笑顔で飛んできた者の一人だ。彼には執事長と共に審判を担当してもらう手筈になっている。
今回出場するのは、以下の六チームだ。
騎士団。
警備兵。
魔導師。
連合。
料理人。
メイド。
サポートの戦力を考えると、なかなかに良い試合ができるのではないかとアルベルトは考えている。
ちなみに治療師たちは、救護係として参加はしていない。
「皆、楽しそうだ。毎年開催してもいいかもしれないな」
「ではぜひ、次からは年寄りチームをご検討いただきたく。その際のサポートは、グウィン陛下で」
「それはずるくないか?」
「メイドチームのサポートをされる閣下に、言われたくはないですな」
これは執政官の言い分が正しかった。メイドチームは女性かつ非戦闘員の集まりだが、アルベルトが加わるだけでパワーバランスが一変してしまうのである。更に言えば参加するメイドたちとは、事前にちゃっかり顔合わせをして作戦まで練ってある。作戦会議には、メイド長の姿もあった。彼女も参加するらしい。
「さて、準備ができたようですぞ。開催の宣言を、お願いいたします」
「そんな大袈裟な」
「長たる者の務めです」
それを言われると仕方がない。いつの間にか用意されていた壇上へと上がると、ざわついていた鍛錬場が一瞬で静かになった。
「ルールを守って、怪我をしないように。健闘を祈る」
アルベルトの言葉に、今度は皆が同じタイミングで「かしこまりました」と頭を下げた。
(優勝チームには金一封と、……なぜかリクエストで一番多かったアルベルトの手作りパンケーキ。別にいいけど、なんで?)
料理長が作る方が、確実に美味しいだろうに。サイネケンが頻繁に強請ってくるせいで、味に関する噂が一人歩きしているのかもしれない。結構なプレッシャーだな、と思いつつも副賞のリクエストNO1であったため、引き受けてしまった。
一つのチームが十人なので、十枚焼かなければならない。
(みんなが喜んでくれるなら、まぁ良いか)
壇上から降りると、メイドたちが集まってきた。他のチームは軽装だが、彼女たちはしっかりと着込んでいる。防寒と防水を徹底させたからだ。花のような笑顔で、アルベルトの前に整列していた。
「安全第一に。雪玉は私が防ぐから、君たちは安心して旗を取りに行っておいで」
「はいっ!」
元気よく返事をした後、キャー!と飛び跳ね始める。メイド長は「閣下の前ではしたないですよ」と嗜めていたが、その顔は同じように楽しそうだった。
リストニア式雪合戦のルールは単純だ。
二つに分かれたチームの、それぞれのエリアの一番奥に旗を立てて陣地とする。
十人いる選手たちは二の腕に紙を編んで作った紐を括り付けており、それが濡れて破れたり、外れたりしたら退場となる。丸めた雪玉を相手の紙にぶつけて破っても良いし、足元を狙って雪の上に転ばせて紙紐にダメージを与えても良い。当然、武器や防具の使用は厳禁。雪以外で直接攻撃を加えたり、相手チームの身体への故意の接触、そして紙紐だけを隠す行為も禁止だ。雪玉を使い相手の数を減らすなどして、先に旗を取った方が勝ちとなる。
なお紙紐はかなり脆く、雪玉攻撃の中を無理やり突破しようとしても、まず確実に破れる作りになっている。
腕力よりも戦術が重要となるゲームであると言えた。
(オフェンスとディフェンスの配分をどうするか、とか。結構個性が出ると思うんだよね)
対戦順は公平にくじで……ではなく、アルベルトが決めた。戦闘職の者たちの方が戦う回数が多くなるようにしている。
第一回戦は、騎士団チームと警備兵チームだ。実戦経験は騎士団が上だが、対人戦略は警備兵の方が学ぶ機会が多い。
執政官の開始の合図により、大量の雪玉が空を飛んだ。
どよめきと歓声が同時に上がる。どうやら両者とも総攻撃タイプらしい。真正面からのぶつかり合いに、場が一気に熱を帯びた。
一人、また一人と雪で濡れた紙紐が千切れ退場していく。ついに、騎士団側と警備兵側で一名ずつが残った。
(あっ、騎士の方、ロイドさんだ。……ひ、ひょっとして、大隊長が新年のシフトだから?ひゃ〜!新年早々、萌えをありがとうございます〜!)
大隊長との仲が気になる若い騎士の登場に、合戦の盛り上がりとは全く違う場所で、アルベルトの心の中が盛り上がる。贔屓をして良い立場ではないが、ここは是非とも騎士に勝ってもらいたい。次の対戦は、魔導師チームと連合チーム。大隊長は連合チームのサポートに入っている。つまり、連合チームが勝てば、次は騎士団と当たる。
(推しカプの対戦……!!絶対見たい〜!!)
邪道すぎる祈りだと言われようが、こればかりはどうしようもない。
などと考えている間に、若い騎士が投げた雪玉が最後の警備兵の紙紐に当たった。柔らかい紙が濡れて千切れ落ちる。退場を告げられ「くっ……!」と頽れた警備兵の横を通り、若い騎士が陣地の旗を手に取った。
第一回戦は、騎士団の勝利である。
見ていた観客からも「おもしれぇ〜!」という叫びや、「警備兵も頑張ったぞー!」という励ましの声が飛んでいる。執政官と共に審判をしている執事長などは、少年のように目を輝かせて興奮していた。
第二回戦は、魔導師チームと、彼らのトップである大隊長をサポートに加えた連合チームとの対戦だ。
……めざとい者がいれば気付くだろうが。
雪合戦のルールに『魔法を使用してはいけない』という文言はない。
開始の合図と共に、連合チームが掬った雪をそのまま敵陣に向かって放り投げる。魔導師たちが雪玉を作るよりも先に、大隊長が放った火炎が宙を舞っていた雪を溶かし、敵陣へと滝のような雨を降らせた。
紙でできた紐が、水に溶けて千切れていく。
「マジかよー!」
「大隊長!卑怯すぎます!!」
「馬鹿め、勝ちゃ良いんだよ!」
嘆く魔導師たちへ、どう考えても魔導師大隊を率いる男が言うべきではない台詞が放たれる。作戦勝ちだー!と馬丁が走って旗を取りに行き、第二回戦はあっという間に終了した。
さて、次はいよいよアルベルトたち、メイドチームの出番である。
旗の横にアルベルトが立ち、メイドたちがその前に横一列になって並ぶ。アルベルトが先頭に立たないことに、皆がざわついた。
対戦相手は副団長をサポートにつけた料理人チームだ。毎日鍋を振っているだけあって、皆なかなかに鍛えられた腕をしている。雪玉のスピードも速そうだ。
執政官が「開始!」と声をあげる。
両チームとも、まずは雪玉作りから入った。
料理人たちが椀を使ってどんどん玉を作っていく。ルールでは、道具の使用も禁止してはいない。賢い戦略である。
メイドたちが一つ雪玉を作る間に五個、十個と積み上げていく。やがてそれが彼らの腰の高さ辺りまで積み上がった時、副団長の「やれ!」という声と共に一斉に攻撃が開始された。
「きゃっ!」
ムキムキの腕から繰り出される豪速球に、メイドたちが反射的に身を庇う。
だが、その雪玉は全て——。
「……そりゃないですよ、閣下」
副団長の何かを諦めたかのような声が、静まり返った鍛錬場にぽつりと落ちる。その手が雪玉を握り、料理人たちの何倍ものスピードでアルベルトに向かって投げられる。だが、届く寸前で手のひらサイズの小さく薄い防御壁が出現し、雪玉を弾き落とした。
先程の大量の雪玉と、同じ末路である。
つまりアルベルトは全ての雪玉の軌道を見て、一瞬だけ防御壁を展開することでメイドたちを守っていた。展開したままにしないのは、雪で防御壁を覆われてしまわないようにするためだ。
試合を見ていた連合チームの馬丁が、サポートの大隊長に「あれ、できます?」と質問をして「できるわけねぇだろ」と小突かれている。
(ふっふっふっ……攻撃してるわけでも紙紐を隠してるわけでもないからセーフ!という理論!)
「あくまで、ただのサポートだよ。さぁ、メイドチーム、反撃の時間だ」
「は、はい!行くわよ、みんな!」
メイド長の掛け声により、ぽーん、と投げられた雪玉が料理人たちの紙紐にヒットしていく。逆に料理人チームがいくら投げても、どれ一つとして届くことはない。
一人また一人と脱落し、やがて最後まで残った副団長も、メイドたちの猛攻を前に奮闘するもついにその腕からヒラヒラと紙紐を落とした。
「やったー!」
「きゃー!」
(うーん、可愛い)
きゃっきゃと喜びながら旗を取りに行くメイドたちの後ろ姿に、思わずほっこりする。できれば次も勝ちたいものだ。
次の試合は、騎士団チームと連合チームとの対戦だった。
アルベルトの中では、若い騎士ロイドと魔導師大隊長サイラスとの一戦といっても過言ではない。
「負けませんからね、サイラスさん!」
「やってみろ、若造が」
挑発し合う二人に、アルベルトの心の中の腐女子が「はわ〜!」と歓喜の声を上げた。
(そういえば、大隊長さんの家にご飯に作りに行くっていう話の続報を聞いてなかった……!明日にでも聞いてみよう!)
女神による雪は、明日の朝には全て溶けている。それは気温によるものではなく、『そういう祝福』であるからだ。つまり明日には雪も消え、日常が戻ってくる。
新年が明けて二日目の朝は、執務室で仕事始めをするのが恒例だった。その時に、大隊長を呼んで話を聞くのは『あり』だろう。
(リュシアンにも新年の挨拶をしないとね。今頃は彼も、王城での祝賀会の最中かな)
友人の姿を思い浮かべると、同じ会場にいるだろうアレクシアやヴォルフガングの姿も浮かんだ。
(帰ってくるのは、半月後。行き帰りを含めるとほぼ一ヶ月だもんね……。私が寂しがってたら、みんなに気を遣わせちゃうから元気出していかないと!)
よし、と気合を入れ直し、試合に集中する。アルベルトがあれこれ考えている間に、試合は若い騎士と大隊長の一騎打ちとなっていた。
若い騎士は、見た目通りの新米だ。腐死の魔導師戦では負傷者の一人として、戦線を離脱していた。身も蓋もない言い方をすれば、実力としてはベテラン勢には及ばないはずだった。
しかし副団長曰く、腐死の魔導師戦後、徹底的に鍛え直している姿を度々目撃していたとのこと。
その努力が、身を結び始めているのかもしれない。
……とは言え、戦術や経験の差はまだまだ大隊長には及ばないようだが。
一瞬の隙を突き、大隊長が投げた雪玉が若い騎士の紙紐を千切り飛ばす。
ふわりと舞った紙が雪の上に落ちた時には、すでに大隊長の手には敵陣の旗が握られていた。
まさかの騎士団、敗退である。
(騎士団チームも魔導師チームも負けちゃったの、正直面白いな……。少数戦では、数より個の強さってことなのかな)
観客たちも、騎士団や魔導師たちのチームが敗退したことに驚いているようだった。
これは来年以降も開催するのなら、参加者とルールの見直しをしておいた方がいいのかもしれない。
おそらく、副団長や大隊長レベルから上の面々は参加不可となるだろう。
(さて、いよいよ決勝戦)
集まってきたメイドたちは、初戦の勝利に自信を得たのか「がんばります!」とやる気に満ちた顔をしていた。アルベルトは、計四回の戦いを終えた鍛錬場に一度視線を向けてから彼女たちを見る。
「足元の雪が水で溶けて滑りやすくなっているから、気をつけて。危ないと思ったら、紙紐が残っていても棄権すること。いいね?」
「はいっ!」
声を揃えてメイドたちが頭を下げる。
観客たちの歓声も、最高潮に達しようとしていた。
連合チームとメイドチーム、それぞれが相手を正面に見据える形で位置につく。
連合チームのサポートについている魔導師大隊長は、魔法技術の高さはもちろん、搦手も得意とする頭脳派だ。
(飄々とした頭脳派の無精髭イケオジとか属性モリモリで最高だけど、敵にはしたくないタイプだなぁ)
連合チームは初戦、二回戦ともに開始早々雪を使い雨を降らせて相手の戦力ダウンを狙ってきた。おそらく今回も初手はその戦法でくるだろう。
「それでは、決勝戦始め!」
興奮を隠しきれていない執政官の声が、鍛錬場に響く。
足元の雪を抱えた連合チームが、それを放り投げ、大隊長が炎で溶かして雨にする。
だが、その雨も。
突如巻き起こった小さな旋風に巻き上げられ、あっという間に空高くへと散っていった。
「風魔法も使えるんですか!?」
「言ってなかったかな?」
「聞いてませんねぇ……!」
ぐぬぬ、と唇を『へ』の字にした大隊長が「フォーメーションB!」と叫ぶ。
すると連合チームが縦二列に分かれ、それぞれが左右から雪玉攻撃を繰り出してきた。
(おぉっ!面じゃなく、点からの攻撃!しかもクルクル円形に動いてる!こっちからは当たり判定が小さいのに、向こうは投げ放題!見た目がちょっとアレだから、私はやりたくないけどすごい!)
感心している間にも、どんどん雪玉が飛んでくるので、こちらも防御壁で弾き落としていく。メイドたちも投げ返してはいるが、なかなか当てることができず苦戦していた。
一番奥にいる大隊長が「かけろ!」と叫ぶと、先頭の二名が雪を巻き上げる。空に炎が走り、メイドチームの上に雨が降る。だが、雪玉の勢いも衰えない。
「ハッハッハッ!いくら閣下でも、十人全員を二点同時の攻撃からは——……」
「残念。アルベルト・リストニアの名は伊達ではないよ」
「二重詠唱やめてもらっていいですか!?」
頭上と前方、全員を全てから守り切ったアルベルトに歓声と黄色い悲鳴が上がる。
(向こうのチームもいつまでもクルクル回ってはいられないだろうし、メイドたちの体力が保てば、長期戦で勝てるかな?)
あまり時間をかけると、普段外で仕事をすることがない彼女たちの身体が冷えてしまう。それまでに終わればいいが、と様子を確認していると、メイド長の足元がぬかるんでいるのが見えた。
運悪く、それに気付いていないメイド長が雪玉を持って一歩踏み出す。
その靴先が、ツルリと滑った。
「きゃあっ!」
(メイド長!)
後ろ向きに倒れていく身体に、反射的に手を伸ばす。滑り込むようにメイド長と雪の間に身を割り込ませ、受け止めた。
「……か、閣下……」
「怪我はないか?」
「は…、は、はい……」
抱え込まれ顔を真っ赤に染めたメイド長が、何度も首を縦に振る。近くにいる他のメイドたちも皆、同じような顔をしていた。
アルベルトは前世の記憶のおかげで女性の身体に触れることへの抵抗はないが、メイド長はそうではない。速やかに腕を離し、エスコートをして立ち上がらせる。メイド長の服が濡れていないのを確認してから自身を見て、「あっ」と声を上げた。
「……すまない、紐が切れてしまった」
滑り込んだ時に、雪で擦ってしまったのだろう。アルベルトの腕から、ひらひらと紙紐が千切れ落ちる。すぐさま執事長から「閣下、ご退場ください」と無慈悲な判断が下された。
(みんなを守るって言ったのに、ごめんなさい〜!)
申し訳なさと気まずさで、へこみながら陣地の外に出る。
アルベルトが抜けてしまえば、メイドチームの敗北は時間の問題だろう。大隊長などは既に「よっしゃ!勝った!」と拳を突き上げていた。
(おのれ、大隊長。うっかりしてた私が悪いんだけど、メイドさんたちに水をかけたら許さないからね!)
濡れても良いような服装をさせてはいるが、実際に濡れるのとはまた別の問題である。
だがそんな互いの予想とは違い、アルベルトの視界に映っていたのは、鬼のような形相をしたメイドたちだった。
「……ごめんなさい、皆。私が不甲斐ないせいで、閣下のお召し物を泥で汚してしまったわ……」
「メイド長のせいじゃありません!雪を溶かしまくって水浸しにした大隊長のせいです!」
「えっ?俺!?」
急に怒りの矛先が向けられギョッとする大隊長に、メイドたちが冷たい視線を向ける。
「それに、閣下がいなくなられたことで、もう勝ちを確信するだなんて」
「私たちに対する侮辱です!」
「新年くらい、髭剃りなさいよ!」
最後のは試合とは関係ないとは思うが、言っている間に観戦側のメイドたちがモップを持ってきて選手側のメイドに渡していく。
総勢九人のメイドが、モップを構えて横一列に並んだ。
「メイドチーム!お掃除用意!」
メイド長が声を張り上げる。
「閣下に勝利を捧げるのよ!進めーーッ!!」
ズモモモモ!と、モップが水を含んだ雪を押し上げながら進んでいく。さながらそれはまるで、雪道を突き進む除雪車のように。
「こっちは毎日重いバケツ持って、城中歩き回って掃除してるのよ!」
「腕力だって、負けてないんだから!」
「閣下のために頑張るぅー!!」
連合チームの眼前に、高く高く積み上がった雪壁が迫る。
「今よ!皆、壁を崩して!」
「はいっ!」
メイド長の指示で、モップが振り下ろされた。
連合チーム側に向かって、壁が崩れ落ちていく。
「うおあぁぁぁぁっ!?」
次々と雪に飲まれていく、連合チーム。それは最後尾の大隊長まで飲み込んでから、ようやく止まった。
あの様子では、紙紐は残らず千切れていることだろう。
「……こっわ」
副団長の呟きが、鍛錬場にやけに大きく響く。
「勝者、メイドチーム!」
執政官の宣言に、メイドたちが「きゃー!」と沸いた。
(わぁ……つよぉい……)
アルベルトの心の中の腐女子隊も、思わず絶句である。
「閣下ー!勝ちましたー!」
モップを手に笑顔で駆け寄ってくるメイドたちを、一人一人労っていく。その背後では、雪山から脱出している連合チームの姿がチラチラと見えていた。
そんな大番狂わせも、ありつつ。
第一回リストニア城チーム対抗雪合戦は、メイドチームの優勝という形で幕を下ろした。
毎年恒例となった行事ではあったが、以降アルベルトが参加することはなかったため、この回は今後伝説として語り継がれていくようになる。




