剣士と魔導師
テトは、ヒナが、まさか、スマホで、写真じゃなく、動画
を撮っているなんて、信じられなかった。
テトとしては、三人で、スマホで写真を撮って、楽しみ部
屋を回りながらその合間に、アヤからスマホで動画の撮り
方を教わろうと考えていたんだ。
テトは、身体が、固まるのから、逃られなかった。
僕の、僕の、予定が、崩れて行くーーーー。
テトは、身動きできない、自分の心を落ち着かせたくて、
歌を歌う。
僕の、僕の、予定が、見えてこない。
僕の、僕の、計画が、進んで行けない。
僕が僕じゃない位、信じられない僕がいて。
僕が僕じゃない程、許せられない僕がいて。
信じて入られる時間は限られて、解き放つ術はない。
信じて入られる行動は決められて、打ち崩す力はない。
タッタッタターンと、穴をくぐる先のレーザー光線を抜け
て。
タッタッタターンと、アーチをくぐる先のレーザービーム
を受けて。
僕の背中を押して、始まる、歓声の稲妻を心から解き放て。
僕の背中を押して、起こる、修正の完成を心から掴み取れ。
僕の背中を叩いて、生まれる、産声の歓喜達よ。
僕の背中を叩いて、呼び出される、産声の歓喜よ。
タッタッタターンと、壁をぐるぐるして、レーザー光線を
作れ。
タッタッタターンと、アーチをめらめらして、レーザービ
ームを出せ。
僕の、僕の、予定が、見えてこない。
僕の、僕の、計画が、進んで行けない。
僕が、僕を、指定しない、僕が、僕を、賛成しない。
僕を、僕が、賛成しない、僕を、僕が、指定しない。
僕の、僕の、予定が、見えてこない。
僕の、僕の、計画が、進んで行けない。
テトは、歌い終わっても、まだ、身体が、固まったまま
だ。
スマホで動画を撮る事への思いは熱いのに、どうしていい
のか、分からないよーーーーーーー。
ヒナに何度も何度も、頼んだが、教えてもらっても、理解
出来なかった。
・・・・ヒナが悪いんじゃない、僕が理解出来ないのが行
けないんだ。
ウーーーー、何故、理解出来ないんだ。
ヒナが、教えるスピードが、早すぎるから。
また、ヒナのせいにしている。
ヒナに、もう一度、頼んでも、今度は出来るんじゃない
か。
今の僕は、スマホで写真が撮れるから、次に進めるはず
だ。
きっと、動画は、料理で言う所の目玉焼き位のレベルだと
感じるんだが。
どうだろう。
違うのか、まさか、チャーハンまでレベルが、上がるか。
そうだとしたら、ヒナでは、説明の途中で飽きてしまうか
も。
やはり、チャーハンレベルだとしたら、アヤに頼んだ方が
安全だ。
アヤの教え方は、ヒナ見たいに用語の羅列じゃなくて、身
振り手振りの、スポーツ感覚の教え方に似ている。
僕には、その教え方が合ってるかも知れない。
僕の剣の練習も、イメージ重視だし。
お互い感覚が、似てると感じる。
アヤは、大工さん見たいだ。
筋肉隆々とかじゃなくて、無駄な力を入れたりしないで、
器用に物をこなす。
本当、尊敬出来る、子だ。
だから、ここは、ヒナに悪いが、アヤに頼んで見よう。
クウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
クウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
僕よーーーーーー、動け、動け、動け、固まるなー。
僕よーーーーーー、心よ、心よ、心よ、解き放てー。
出来る、出来る、出来る、必ず、必ず、必ずー。
信じろ、信じろ、信じろ、行け、行け、行けー。
クウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
クウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
テトは、胸に秘めた気持ちを込めて、アヤを見る。
アヤーーーーーー、・・・・。
「ウー、ウー、ウー、ウー、ウー」
アヤは・・・・泣いていた。
アヤーーーー、・・・・・・・・ヒナと二人で泣いてい
た。
ヒナちゃんーーーー、ありがとう、ありがとう、ここは、
本当に、私にとっては、大切な部屋、思入れが沢山ある。
スマホの動画で、撮ってくれて、嬉しい。
写真と違う動画、一枚、一枚の写真と違い、時間が流れて
行く、ノコギリの線に沿ってブレなく進む切れ味の動作は
美しいよねー。
動画を見る人に、伝えられる声がある事を教えてくれる。
やはり、動画で、収める事の意味は、今、行われる動作へ
の感謝が込められている。
ヒナちゃん、ヒナちゃん、ヒナちゃん、カワイイー。
カワイイー、カワイイー、カワイイー、イイーーーー。
アヤは、少し、泣き止んでいた。
アヤ、ヒナ、どうにか泣き止んだな。
後少し、後少し、待とう、二人が、さっき見たいに、明る
くなるまで。
僕の僕の僕の、・・・・・・・心の扉は、開かれている、
開かれていたんだ。
二人の声が、顔が、呼ぶ声が、僕の僕の僕の心の一度塞い
だ扉、動画への道を、また、呼び起こさせてくれたーーー
ーーーーーーーーーーーーー。
動画への道、動画への道、動画への道、動画への道ー。




