よん ょぅι゛ょ と しんぷ
受付嬢の耳がシュンと凹み、尻尾も不安そうにくるっと体に巻きついている。
「ええと、そちらのお嬢様がご登録…を?」
「うんっ♪そうだよ~♪
うぇんでぃお姉ちゃんと一緒~♪」
「と、いうわけです。保護者たる私が責任を持って監督します。」
目の前にはかわいらしい黒髪の幼女と成長が遅いことを考えても、まだ幼いだろうエルフがたっていた。
彼女がギルドの受付をはじめて早3年、今まで色々な人を登録してきたが、さすがにこれは心配になってしまうレベルであった。
彼女からしてみれば、子供が登録というのは少なくはあるが、ありえない話ではない。
孤児の男の子が生きるために、貴族のボンボンが護衛を引き連れて、そういったことはあった。
しかし、しかしだ…今目の前にいる幼女のような弱く儚い存在というのは無かったのだ。
「失礼ですが、他のPTメンバーはいらっしゃいますか?」
「いいえ、私とこの子の、2人だけですよ。」
「………そうですか…。」
せめて他に屈強そうな男でもいれば、彼女もハイハイと登録したであろう…。
しかしそんな微妙な対応をする彼女に幼女が動いた。
「だめ……なの……?」(うるうる瞳)
「~~~ッッッ!!
あ、いえ、あの、ね。ううんだめじゃないよ~?
えと、じゃあお姉ちゃんがいるときは、お姉ちゃんのところで受付して、ね?」
「やったあ♪ありがとう♪
うん、お姉ちゃんのところに来るね♪」
「すみません、ありがとうございます…。
それに安心してください、私だって危険なクエストは受けるつもりはありません、安全な薬草採取や街中のものだけの予定ですよ。」
こっそりと耳打ちしてきたエルフの少女の言葉を聞き、受付嬢はほっと安心をしたようだ。
「わかりました、それではこちらにご記入ください。
さて、登録の間に簡単にご説明させていただきますが、どうされますか?
すでにお連れの方がハンターのようですが。」
「うぇんでぃお姉ちゃんに聞くから、だいじょーぶ♪」
「そっかぁ♪ じゃあそっちのお姉ちゃんの言うこと、ちゃあんと聞くんだよ?」
「うん♪ ありがとう、猫のおねえちゃん♪」
その瞬間、受付嬢のネコミミがピョコンと立ち上がり、尻尾もフリフリと揺れていた。
「またね~♪」
「ふう、朝から住民票の登録にハンター登録に疲れたでしょう?
ちょうどいい時間だし、お昼にしましょうか。」
「うんっ!ごっはん~♪ ごっはん~♪」
ハンターギルドを出て少ししたところ、エルフの美少女とその周りときゃっきゃとはしゃぐ美幼女…なんと微笑ましい光景であろうか。
幼女…に限らず子供がはしゃぐ姿というのは微笑ましいものである。
ただそこにいるだけで、その笑顔を守りたくなる、正しい大人でありたいと思う…そんな存在。
大多数の大人が、そうであろう…そう、大多数は、。
「おいお前等、ちょっとこっちに来い。」
エルフの少女の腕を掴み裏路地に連れ込む。
幼女もなんだろう?とついて行く。
そう、少女の腕を掴んだ男は、大多数ではないほう…ほんの一握りの、悪い大人だった。
「おお、おおおとなしくしろッ!」
「ッ! だれかっ! たすk…あぐっ!!」
エルフの少女…ウェルザンディは話すまでもなく、男を悪人と判断。
即座に助けを呼ぼうとした。
大通りまでは近い、大きな声を出せばすぐに助けが来るだろう…その判断自体は間違ってはいなかった。
ただ一つ間違っていたのは…男が単独犯ではなく、2人いたということだった。
「チッ…くそ……胸糞悪い…。」
何も男達は無計画にさらおうとしたのではない、昨日町で偶然見かけた黒髪の美幼女…借金を背負った俺達にはもう外道に手を染めるしかない。
そう自分にいいきかせ、相棒とともにこの突発的な犯行を計画したのだ。
しかしおかしい、男は思った。
そういえば何故幼女のほうは声をあげない?普通悲鳴の一つでもあげてもおかしくないはずだ。
男が不審に思い振り返ると…。
「へえ、おじちゃんたち………悪い大人なんだぁ………。」
これっぽっちも感情のない顔でこちらを見つめる、幼女がいた。
「ダメだよぉ、おじちゃん達…悪いことしちゃ。」
男はガクガクと震える、理解がおいつかない。
かつてこの男の人生の中で、ここまで恐怖したことがあっただろうか。
無表情でこちらを見つめる幼女…ただ、それだけだ。
それだけなのに、なんなのだこの寒気は。
男がチラリと横を見ると、相棒も同じような状況になっていたのがわかったようだ。
「~~~~~~~~ッッッ!?!?」
男は今起こっていることが理解できなかった。
「えいっ♪」
(幼女がゆっくりと俺にその小さな手を突き出してきた。
ぽすっ…
そんな音が似合うだろう。
当たり前だ、幼女だ…か弱い存在なんだ。
こんな細い腕で殴られたって痛くもかゆくもない。
俺は、俺はなんということをしていたんだろう…?
幼女を攫う?売る? こんな小さな儚い命を…!
俺は、俺は一体何をしてきたんだ…おお、神よ…!
いるのなら我が罪を断罪したまえ…俺は…俺は悪だ、生きていてはいけない存在だッ!
ただただ自分の欲望のために…俺は一体…何をしてきたのだろう…ッ!)
男の胸に幼女の拳があたった瞬間、男の脳内の罪の意識があふれ出る。
ダムが決壊するかのごとく溢れたそれは、留まることを知らない。
そして男は、自らの罪に押しつぶされ、意識を失った。
●必殺技1 ぽかぽかあたっく♪
ぽ、か、ぽ、か、あ、た、つ、く の8発連続攻撃。
物理的、精神的、社会的いずれかのダメージ効果を与える。
単発verもあり。
「えっ!あ…え?」
(相棒が胸を抑えて苦しみだして倒れたと思ったら、自分が押し倒されていた。
何を言っているかわからねえと思うが、俺も何を言っているかわからない。
ただ確かなのは、今俺がありえない状況…幼女に押し倒され、うまのりにされているということだった。)
「えいっ♪」
ぽすっ…
幼女の拳が男の胸を叩く。
その瞬間、例えようのない罪悪感が男の胸から広がる。
「えいっ♪」
ぽすっ…
(ああ、俺はこんなか弱い幼女を攫おうとしていたのか…。)
「えいっ♪」
ぽすっ…
(こんな小さなの子を…自分達の都合でッッッ!!)
「えいっ♪」
ぽすっ…
(おお、神よ…許してください等とは言いません…どうか、どうかこの罪深き俺に捌きを…苦しみをお与え下さい…ッ!)
無限とも思える長い長い懺悔の時間。
そして8度ふりおろされたその拳がとまったとき、幼女の下敷きになっていた男の意識は無くなった。
●必殺技2 うまのりあたっく♪
うまのりになったあと、ぽかぽかあたっく♪を発動。
うまのり からは にげられない!
「あれ、おじちゃんたち動かなくなっちゃった…。
まあいっか♪
うぇんでぃお姉ちゃん、おきて~おきて~」
「うっ…ううん…ハッ!?
サクラ! 大丈夫!?」
「うんっ! だいじょーぶだよ♪」
「この人たちは…?」
「わかんな~い・・・なんか倒れちゃった?」
「ッ! とにかくすぐに離れましょう!」
「うんっ♪」
数年後、この町にはとある孤児院ができる。
そこに勤める神父は2人…かつて悪行に手を染めそうになったが、神に懺悔をしてからは人が代わったように生きたという。
彼らは孤児を積極的に引き取り、その行いはとても献身的であったそうだ。
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■ 基本情報
名前 サクラ・ヤマト
性別 女
種族 ょぅι゛ょ
年齢 10歳
職業 はんたぁ(Fらんく)
■ ステータス
レベル ひくい?
HP あんまり…
MP あんまり?
筋力 ぜんぜん…
速力 あんまり
魔力 さあ?
精神 ふつう
運 らっきーかも?
■ 装備品
頭 無し
首 無し
胴 ワンピース(白)
腰 〃
腕 ミサンガ
脚 無し
靴 サンダル(白)
右 無し
左 うさたん人形(白、無限容量)
■ スキル
□通常スキル
ぽかぽかあたっく♪
うまのりあたっく♪
□固有スキル
絶対幼女
最強笑顔
超幸運
幼児化(思考能力低下、身体能力低下)
?????
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