に ょぅι゛ょ と くまさん
「るるるる~♪るるる~る~る~♪るるる~るる~♪るるる~るる~♪」
幼女は鼻唄を歌いながらスキップで進む。
ある日
森の中
熊さ~んに~(ジャイアントベア ハンターランクE以上推奨)
出会あ~
「たあッッ♪」
はなさく~も~りの~ん~ん~♪
幼女は変わらずスキップをする。
その後ろにはいつの間にか鼻を裂かれ頭を裂かれて死んでいるくまさんがいた。
ょぅι゛ょ に悲劇はありえない。
なぜならょぅι゛ょにはハッピーエンドでないとかわいそうだからだ!
「グルルルル」
さらに進む幼女が行く先には、小さな熊(ベアジュニア ハンターランクF以上推奨)がいた。
母親が殺された恨みだろうか、思えば母熊も行きたくはなかったのだろう。
しかし行かねばならぬ、わけのわからぬ生物が自分達のいる巣穴の方向に来たのだから。
しかし母熊はいなくなった、子熊は逃げるべきであった。
しかし恐れをしらないゆえか、それとも母を殺された恨みか、進んでくる生物に相対した。
「あ、くまたんだ♪かわいい♪」
小熊は死を覚悟した、本能がいっている、今すぐ逃げろと、しかし脚がすくみ動かなかった。
「あそんであげたいけど、町へいかないと…またこんどね♪」
危機は去った、ドっと倒れる小熊…。
しかし子熊が起き上がることはなかった。
あまりの恐怖に心臓がとまっていたのだから。
この日、森の生物が次々と皆謎の死をとげる。
後に狩人や町民は神の祟りとして不安がったという。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ミーカンと呼ばれるこの町はヒーヅル国の中でもそれなりに栄えた町ではある、さすがに首都に比べれば規模は小さいが、特産品等が多数あり、交易が盛んなのだ。
だからそんなその町の門の見張り兵士として起用されている者はそこそこ優秀である。
彼の名前はワーグマー、この町で見張り兵士として勤務して早20年。
この前は勤続20年の勲章をもらった猛者である。
彼の特徴はなんといってもそのイカツイ風貌であろう。
ギラリとした瞳、毛深い顔、クマのような太い手足にそれを支えるごつい体。
子供が見れば即泣きだろう…。
もちろんその身体は見せかけでなく、鍛え上げた結果だ。
そして彼はその身体と顔だけではなく、2つの特技をもっていた。
1つは記憶力、すぐに覚えてなかなか忘れない。
町に入った一人一人を忘れず覚え、何かあればすぐに報告できるほどだ。
そしてもう1つが危険察知能力…うさぎのごとく、何か危険を感じとればすぐさま感知するのだ。
明確な判断基準はない、ただただ胸騒ぎ、その程度ではあるが…しかしその胸騒ぎに彼自身、そして町も何度も何度も救われてきた。
ゆえに彼は本来ありえない、異動なしの20年も見張りとして勤めているのだ。
彼自身もそれを誇りに思っており、また彼の見かけとは裏腹の優しい性格のせいか、同僚はもちろん町民からの信頼は絶大だ。
しかし今、そんな彼は例えようの無い漠然とした不安にかられていた。
先ほどから胸騒ぎがとまらない、動悸が激しい、冷や汗も尋常じゃないくらいでている。
今だかつてこのようなことはなかった、彼自身、体調が悪いのかなと思い聞かせてしまうほどに。
一応上司には報告をしており、現在町の入り口では厳戒態勢がひかれている。
しかし、何もおこらない。
朝から続くこの胸騒ぎ、気のせいかと思い昼に差し掛かったその時、ソレは現れた。
~♪~~♪~~♪~♪~~~~♪
鼻唄まじりにスキップしてくる小さな女の子がやってきた。
艶やかな髪、くりっとした大きな瞳、手に持ったかわいいうさぎのぬいぐるみ。
誰もがほっこり笑顔になるそんな小さな女の子。
そこだけを切り取れば、何もおかしな点はない。
しかし。
彼は笑顔になれなかった、何故ならば。
――何故幼女が獣はびこる森のほうからスキップで、一人ででてきたのか?
街中であれば疑問にすら思わないだろう、お買い物かな?お出かけかな?ソンナ程度だろう。
しかし、今この状況は、明らかに異常だった。
幼女が近づくにつれて、動悸が激しくなる。
横にいる同僚は、ニコニコと幼女を見ている。
――何故、疑問に思わない?何故不審に思わない?
2人の会話がどこか遠くにいるように聞こえる。
「こんにちはっ♪」
「はい、こんにちは。
お出かけかなー?」
「うんっ♪遊びにきたの♪」
「そっかぁ、小さいのに偉いねぇ。」
「えへへ♪」
旗から見ればなんと心温まる会話であろうか、しかし彼にとっては死刑宣告をきく囚人のような心境だった。
幼女がこちらに振り向き、トテトテと歩いてくる。
「わあ♪ くまさんみたい♪
おじさん大丈夫?顔色悪いよ?」
「ッッあ、ああ…大丈夫……だ……。」
「ねえ?どうしたのかな?なにか、あったのかな?
それともなにかあるの、かな?
大丈夫だよ?森には、何もいなかったよ?
ね?♪」
その瞬間、彼の表情は穏やかになった。
(何だったのだろう、あの胸騒ぎは、まあいいや、今となってはどうでもいい。)
なぜか彼の胸を締め付けていた危機感は消えていた。
「あ、ああ。そうだ…そうだな!
ようこそお嬢ちゃん!観光かい?」
「うん♪」
「そうかそうか、気をつけてな!
そうだ、あめちゃんをあげよう!」
「わあ♪ありがとう♪
いってきま~す♪」
幼女がるんるんと町の中へ入っていく。
ょぅι゛ょは純真無垢である、よって不審がられることなんてないのだ!
ああ、今日も平和だなぁ。
彼の呟きが空へと木霊した。
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(すてーたす えつらん!)
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■ 基本情報
名前 ワーグマー・ヅッキーノ
性別 男
種族 ヒューマン
年齢 45歳
職業 兵士(ヒーヅル国ミーカン所属 小隊長)
■ ステータス
レベル 33
HP 350
MP 10
筋力 55
速力 50
魔力 7
精神 55
運 15
■ スキル
□通常スキル
槍術 レベル2
体術 レベル1
遠視 レベル1
□固有スキル
記憶力向上
危機察知
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幼女は虚空を眺める。
傍から見れば、ぼおっとしているのだろう。
しかしその瞳は何かを見ているのがわかる。
(おお、あのクマみたいな人結構すごいっぽい?
ふむふむ、他人のすてーたすは、装備品だけは個別に鑑定しないとだめなのかぁ。
まあいいや♪ 確かアマテラス様によれば……)
■ ステータス(ヒューマン基準)
レベル 強さもだが、"格"を表す
高ければそれだけ、威圧感やカリスマ等がある
高い≠強い 逆もまた然り
HP 生命力 0になれば死亡 成人男性平均が200
MP 魔力総量 0になれば眩暈動悸息切れ、最悪気絶
成人男性平均は一般人が10
初級魔法使いが100
中級魔法使いが500
上級魔法使いが1000
筋力 力強さ 成人男性平均が30
速力 素早さ 成人男性平均が30
魔力 魔力の才能、最大出力等
成人男性平均は一般人が10
初級魔法使いが100
中級魔法使いが500
上級魔法使いが1000
精神 メンタルの強さもだが、魔法耐性も兼ねている
成人男性平均が30
運 人によりけり
■ スキル
□通常スキル が後天的なものが多数 鍛錬等で習得
□固有スキル が先天的なものが多数 生まれつきなものが多い
(だったかな? だったらあの人は平均の倍くらいの強さなのか…魔法はだめぽだけど…
ちなみに横の同僚さんは
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■ 基本情報
名前 ズリイ・グーリ
性別 男
種族 ヒューマン
年齢 31歳
職業 兵士(ヒーヅル国ミーカン所属 一般兵)
■ ステータス
レベル 15
HP 250
MP 15
筋力 35
速力 45
魔力 15
精神 40
運 7
■ スキル
□通常スキル
槍術 レベル1
□固有スキル
なし
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だった。)
「さすがクマーってやつかなぁ……私のは数字じゃないからよくわかんないし…。
まあいっか♪それよりお腹すいたなぁ…ごっはん~♪ごっはん~♪」
ょぅι゛ょは細かいことは気にしない。
スキップで街中へと消えていく幼女を見張りの2人は優しく見守ったのだった。
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■ 基本情報
名前 サクラ・ヤマト
性別 女
種族 ょぅι゛ょ
年齢 10歳
職業 無職
■ ステータス
レベル ひくい?
HP あんまり…
MP あんまり?
筋力 ぜんぜん…
速力 あんまり
魔力 さあ?
精神 ふつう
運 らっきーかも?
■ 装備品
頭 無し
首 無し
胴 ワンピース(白)
腰 〃
腕 ミサンガ
脚 無し
靴 サンダル(白)
右 あめちゃん(ミカーン味)
左 うさたん人形(白、無限容量)
■ スキル
□通常スキル
なし
□固有スキル
?????
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