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ょぅι゛ょ の いせかい にっき!  作者: さんさん
にさつめ     ょぅι゛ょ の にっき
19/28

じゅうなな   ょぅι゛ょ と おていれ

セカイには


泣き叫びながら嫌だ!と懇願する子供を無理やり連れて行き


やめて!と喚く口を無理やり開かせ、頭を押さえつけ


鋭い金属で口の中を削ったりする大人がいる


「ぎゃああああん! やめでぇ! やめでよお"!!

 たずけて! おかあさん!おがあさ"あん!!」


「動くな!じっとしてなさい!」


「ぎゃああああ!

 …ああ…………ああああ……」


また一人、涙を浮かべ闇へと落ちていく。


そしてその毒牙は…次なる獲物に襲い掛かろうとしていた。


黒いまっすぐなストレートの艶やかな髪


くりっとした大きな瞳


しかしその瞳には今、大粒の涙が溢れかえっていた。


「やだあ! やだよぉ! やめでぇ!サラお姉さん!!

 助けて! 助けてうぇんでぃおねえぢゃあん!!」


手足をばたつかせ、頭を振って、大好きな大好きなお姉ちゃんに助けを懇願する。


しかし、その声は届かない、否、例え届いていても、叶えられることは無い。


やめてという声を向けられた金髪の少女…サラの手が幼女の頭を押さえつける。


「サクラさん…貴方が悪いんですのよ…。

 恨むのなら、ウェルザンディを恨むのね…」


「ああ…あ"あ"あ"あ"あ"………」


しばらく抵抗を続けた幼女であったが、最後は絶望し、思考することを放棄した。








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆












「ぶーっ!さらお姉さんなんかきらいー!」


「ほらほらさくら、機嫌治して?」


「つーんっだ!」


ぶくーっと頬を膨らませてそっぽを向く幼女とそれをオロオロとした表情で伺う耳のとがった…エルフの少女。

そして…


「サクラさん、あれは貴方のためにやったのですわよ!

 それに言いましたわよねぇ…恨むのなら甘やかしすぎなウェルザンディを恨みなさいって!

 ウェルザンディが毎日毎日甘やかして甘いもの食べさせて、その上歯のお手入れを怠って…!だからあんなことになったのでしょう!?」




……そう、セカイには歯医者という、子供にとっては地獄の園があるのだ。


それはセカイが違っても、変わることがない存在。


幼子であるサクラにとってもそこはまさしく地獄であった。



ちなみにその時ウェルザンディは何をしていたのかというと…

耳を塞いで口を閉じ、部屋の隅でガタガタ震えてサクラに許しをこいて縮こまっていたのである。



「そ、そうよぉ…さくら?

 サラだって心を鬼にして、貴方のためを思ってやったのよ?

 許してあげて…?

 たとえ嘘だとわかっていても、大切な人から嫌いだなんていわれたら…悲しいでしょう?」


幼子に優しく言い聞かせる、女神のような美しいエルフ。

普段の彼女であれば、ここぞとばかりにサラの地位を蹴り落として自分の地位をあげるであろう…しかし今は逆にサラの立場を弁明する側にあった。


『はあ?虫歯ですってぇ?貴方きちんとサクラさんの体調管理していらっしゃいますの!?』


『ごめん…ごめんなさいサラ、今度からちゃんとする、だから…だからお願い!サクラをお願い!』


DOGEZAしてまでサラに歯医者に連れて行き押さえ込むという憎まれ役をしてもらった事情があったのだ。

ゆえに今回ばかりはウェルザンディはサラに対して頭が上がらなかった。


「…しょうがないにゃあ…いいよ…?」


「ありがとう!さすがさくらね!かわいいうえに優しい!

 サラもよかったわねぇ♪」


「わかってくれたのなら、かまいませんわ。

 け・れ・ど! これからはきちんと歯の手入れをすること! よろしいですわね?」


「「はーい」」


「特にウェルザンディさん!貴方はしっかりしなさいよ!?」


「ふふ、わかってるわ。これからもよろしくね、サラ…(汚れ役をね…!)」


こうして幼女の地獄初体験は無事に?終了したのだった。






今回の事の始まりは、遠足というなの鉱石堀へ出かける前だった。

お泊りセットを用意し、お昼ごはんを食べてさあ行くぞ…というときに事件は起こった。


お昼のデザートをウェルザンディがサクラに対して『はいあ~ん♪』としたそのとき、サクラの口内にまさに電流が走ったのだ、その名のとおり。


鉱石堀の遠足は即中止、治療を最優先とし即座に歯の治療士のところへ駆け込んだのだった。


幸い軽い虫歯であったため即治療の即完治であったが、遠足出発は1日延期となったのだった。




「おはようサクラちゃん♪ もう歯は大丈夫?」


「おはよおございましゅ!ねこのおねーさんっ♪

 もぉだいじょーぶ! きょうこそ!きれーな石みつける!」


「あらあら、よかったわぁ♪ それじゃあ今度こそいってらっしゃい♪」


「いってきまーしゅ♪」





…

……

………

…………




凶暴な猛獣・魔獣がはじこる森の奥、サクラ達3人は、何故か(・・・)一度も襲われることなくキャンプ予定地まで到着した。


サクラによる、物理的に天にも昇るかのようなオイシイ手料理をウェルザンディが至福の表情で食し、サラが青い顔で辞退するいつもの光景であった。


そしてまったりとお茶をいただく食後…しかし今日はいつもと違っていた。



「はのおていれ! する!」


「おおー偉いわさくら!」


「まあこれにこりたらサクラさんもきちんと…」


「あと、お姉ちゃんたちのも、さくらがおていれしてあげゆ!!」


「「!?!?」」


子供は、自分ができるようになったことを、したがる。

覚えたことをしたがる。

そして、大事な人にそれをしてあげたくなる、そんな優しい存在だ。


今ウェルザンディとサラは、驚いた顔をしたが、しかしそれは心中は全く逆の反応をしていた。


(さ、っさささささくらが私の歯を!あの小さなお手手で…ッッ!!)


(さ、っさささささくらさんが私の歯を!?あの…あの魔の手で…ッッ!?)


方や期待に溢れ、方や絶望に染まり。


天使(あくま)のような笑顔の幼女が、2人に近づいた。









「あふっ! さ さく らっ♪  んう♪」


「えへへーきもちいいー?うぇんでぃお姉ちゃん♪」


「えっえへっ さ、さいこうよ…♪」


実際、他人に歯を手入れしてもらうと言う行為はなんともいえない心地よさがあるものである。

美容室でシャンプーをしてもらうと心地よい、とでも言えばわかるだろうか。

誰かにしてもらうというその行為と、そして他人の指が自分の身体に触れているという現実が色々な効果を生み出しているからなのかもしれない。


そしてウェルザンディの場合、そこに"最愛のサクラによる"というものが付け加わる。

というかむしろそれのみで、天国である。


今まさに彼女は、口から白い液体をダラダラとこぼし、至福の表情でゲヘゲヘと笑い、幼女に膝枕されて、歯を手入れされているという…

両親が見れば急転直下で泣き崩れること間違いなしの状態であった。



「はい、おしまーい♪」


「ふへっ♪ ありがとう…さくらぁ…おほっ…ふふ……」


大好きなウェンディお姉ちゃんがなんか、放送禁止な顔になっている現実に、幼女はそっと目をそらした。

幼女の大半は優しさでできているのです。



「さて、次は…」


「ひっ! さ、さくらさん!?私は自分で手入れますわ!!!!まじですわ!」


「 えんりょ しないで いいんだ よ ?」


「さくっ「ぅまの…あた…く」らさあっ!?!?」


サラは自身に起こった現実に理解が追いつかなかった。

目の前の幼女が霞んだかと思えば、いつの間にか自分の眼前には夜空が広がっていて、視線を下げれば幼女が自分のおなかの上に馬乗りになっていたのだ。


(催眠術だとか、そんなちゃちなもんじゃないですわ…もっとおそろしいものの片鱗を…ってあれ…?

 おかしいですわ…この光景、何かデジャビュが…)


「サラお姉さんにはぁ…昨日お世話になった…よね♪」


「え、ええと…サクラ…さん…?」


「だからぁ…サラお姉さんは むしばにならないようにぃ…」


サラはいや、いや、と首を振った。


幼女の右手に、見たくないモノが見えたからだ。


「さくらとくせいの ハミガキコデ ミガイテ アゲルネ♪」


「いやっ!本当さくらさん!? いいですから!結構ですから!!

 どいてくださいまし! っていうか何ですのこれ!?なんでびくともしませんの!?」



幼女の左手がサラの口を押さえ、指で開かせる。

噛んでしまっては幼女の指を傷つけてしまう…その思いのせいかなすがままに口を開かせられる…そう自分に言い聞かせて。

実は彼女は必死に口を閉じようとしているのだが、びくともしないという現実から逃避しているのである、しかしそれを彼女は気づけない、気づきたくない。


そして幼女の右手には、歯ブラシが。


その歯ブラシの先には、ドロっとした


(青…紫…黒…あれ…?輝いて…?)


ナニかが彼女の口内へと侵入し、頭へと電流が走ったと思った瞬間、彼女の意識はそこで途切れた……。



と思ったら…残念!はじまりでした!


そう、彼女にとって、ここからが本当の地獄であった。


頭へと突き抜ける凄まじい刺激に無理やり覚醒させられ、そしてまた気絶し、覚醒し…終わりの無い終わりが彼女を襲ったのだった。






□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■ 基本情報

  名前  サラ・シュワルツェン

  性別  女

  種族  人族

  年齢  15歳

  職業  ハンター(Cランク)


■ ステータス

  レベル 23

  HP  5       Down!!!

  MP  15      Down!!!

  筋力  5       Down!!!

  速力  3       Down!!!

  魔力  420

  精神  1       Down!!! 

  運   3


■ スキル

 □通常スキル

  雷魔法 レベル2

  火魔法 レベル1

  索敵魔法レベル1

  状態異常耐性(内臓) レベル2  Up!!!

  毒耐性 レベル2         New!!!

 □固有スキル

  運気下降(中)

  七転八倒

  弱目祟目(よわりめにたたりめ)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□





□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

■ 基本情報

  名前  サクラ・ヤマト

  性別  女

  種族  ょぅι゛ょ

  年齢  10歳

  職業  はんたぁ(Fらんく)


■ ステータス

  レベル ひくい?

  HP  あんまり…

  MP  あんまり?

  筋力  ぜんぜん…

  速力  あんまり

  魔力  さあ?

  精神  ふつう

  運   らっきーかも?


■ 装備品

  頭 無し

  首 無し

  胴 ワンピース(白)

  腰   〃

  腕 ミサンガ

  脚 無し

  靴 サンダル(白)


  右 無し

  左 うさたん人形(白、無限容量)


■ スキル

 □通常スキル

  ぽかぽかあたっく♪

  うまのりあたっく♪

  あっちいけえっ!

  錬金術 レベル3

 □固有スキル

  絶対幼女(ょぅι゛ょ)

  最強笑顔(ニコポ)

  超幸運(ハッピーエンド)

  純粋無垢(どくぜつ)

  真実の瞳(かんていがん)

  幼児化(思考能力低下、身体能力低下)

  ?????

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

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