じゅうご ょぅι゛ょ と おめめ
「んゅ?(え…どういうことなの…なんなの!このくうき!)」
「さくら…もう一度聞くわね…なぜ"私が水魔法を使える"ということを知っているの?」
エルフの少女の顔は、真剣であった。
いつもは瞳の中にハートが満載であったが、今はまったくな…いやちょっと端っこのほうには見え…。
裏を返せばそれだけ、それだけ真剣であるということだった。
どんなときも幼女に対して、いやこれだとちょっと誤解を生んでしまうかもしれないため訂正しよう、そう…サクラに対していついかなるときであっても笑みを絶やしたことがない、そんな彼女が今、真剣な表情でサクラを見つめているのだ。
「え…あぅ…あの…ぁ……(どうしようどうしようどうしよう!)」
「正直に答えて、さくら。」
「………ッッッ!(嫌われちゃう!しられたら!転生したとか!あううう!どうしよ!きらわれちゃう・・・やだ、やだやだやだやだ!やだやだやだやだやだやだ!!!)」
「さくらっ!!」
幼児化によって精神も思考も幼くなった幼女は混乱し、答えることができない。
そんな話そうとしない幼女に、ウェルザンディは焦って強く言ってしまう。
そしてその言葉は、限界まで来ていた幼女の心のダムを容易く決壊させたのだ。
「びええええええええええええええええん!
やだああああ! きらわないで! きらわないでえええ!
やだよお!うぇんでぃお姉ちゃん!やだあああ!きらいになっちゃやだあああ!!」
本気泣きだった。
もうドン引きするくらいに。
幼女の泣き叫ぶ声にハッとするウェルザンディ。
「ごめんさくら! 違う! 違うの!
怒ってない、怒ってないのよ! 落ち着いて、落ち着いてさくら!!」
「びええええええええん!」
一度かんしゃくを起こした子供というのは、なかなか落ち着くものではない。
ましてや幼女にとって大好きなお姉ちゃんから怒られたのが原因とあっては当然のことといえよう。
「ああ、さくら…!落ち着いて!怒ってないから!嫌わないから!さくら!!」
焦るウェルザンディ。
しかし! その時彼女に電流走る!
(~~~~ッ!?!?
待って!魔法は、手からだけなの?
ううん、そんなことは、ない!)
魔法は通常、手ないしは手を伝って杖等から放出されると考えられてきた。
(もしかして!もしかしなくてもお○ぱいから水をだしたら、さくらに!さくらに!さくらにもしかしたらああああああ!??!)
一度考えたあと、彼女の行動は早かった。
すぐさま自らの衣服をはだけ胸を露出させ、白い双丘を惜しみなく外気へ晒させる!
そしてその頂を片方を愛する幼女の口に含ませる!
そして今!!革命ともいえる出来事が起こった!!
彼女の胸の丘の頂から、そう、手以外から魔法が放出されたのだ!!!
後に彼女は新しい魔法理論を確立し大ベストセラーとなる本を世に送り出すことになるのだが、その話は割愛しよう!!
大事なのは今!アレだけ泣き叫んでいた幼女が彼女の胸に顔をくっつけ、ちゅうちゅうと一心不乱に吸っているということだッた!
「んぅ!んんぅ!(お○ぱい!お○ぱおおおおお!!!!)」
「あふううううううん♪」
サクラとウェルザンディはともに天国状態へと旅立っていった。
「なんなのですの、これ…」
そしていつものごとく、サラの呟きが部屋に木霊した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「落ち着いた?さくら。
ごめんね…不安にさせちゃうようなことをして」
「ぅぅん、さくらも…ごめんなさい…」
「いいのよ、でね、なんでさくらは私がダブルだってこと知っているのかな?」
「……? だぶるってなあに?」
「………」
笑顔で固まるエルフの少女を尻目にサラが語る。
「あのねサクラさん、この世界には魔法使いはたくさんいるけれど、大体は1人1属性が基本なのですわよ。
けれど極稀に2属性を使うことのできる魔法使いが生まれる。
それがダブル、というものですの。
ダブルというのは基本的に魔力総量も凄まじいものが大半ですわ。
つまり、ダブルというだけでその価値は跳ね上がりますの。
国としてはダブルは絶対に確保しておきたい存在なのですわ。」
「なるほど…だぶるすごい! うぇんでぃお姉ちゃんもすごい!」
「えへへへ照れるわぁ…♪」
「けれど、ウェルザンディはダブルであることを隠してきた。
そうよね? PTを組んでいるときも、風魔法は何度も使用していたけれど、水魔法は一度だって見たことがない。」
「…そうよ」
「なんでかくすのー?すごいのに?」
「さっきも言いましたけれど、ダブルというだけで周りがうるさくなりますの。
良い意味でも、悪い意味でも…。
ましてや長命のエルフともなれば、国としてはなんとしても確保しておきたい人材でしょう。
けれど見たところウェルザンディはそんな丁寧に扱われているようには見えない。
つまり、ダブルであることを隠してきた。」
「そうなのー?うぇんでぃお姉ちゃん?」
「ええ、そうよ…さくら。
ダブルであることは、私の家族以外誰も知らない。両親からも隠すように言われてきたわ…。
さくら、ごめんなさい…貴方に隠し事をしていて…。」
「なんでかくしてたのー?」
「ダブルの中に、ウェルザンディのような人はたまにいますのよ。
ダブルというだけで、周りはほって置けない。
中にはダブルの確保のために、家族を人質にとったりする輩だっていますのよ。」
「私のせいで、さくらにもしものことがあったら…そう考えるだけで夜も眠れないわ。
だから私は、さくらにも、さくらのためにも…ダブルであることは隠していたの…。
ごめんなさい…」
静かに涙を探すエルフの頭を、幼女がヨシヨシと優しく撫でる。
「あのね、うぇんでぃお姉ちゃん! さくらのためにしてくれてたのに!
なんで謝るの?
ちがうよ! ありがとうだよ! えへへ♪」
「さくらぁ…♪」
ひしっと抱き合う幼女とエルフの少女。
「ああ、またこのパターンですの…」
サラも最早なれたものだった。
「それで、あくまで推測なのですが…。
サクラさんはおそらく、見える"瞳"、魔眼をお持ちなのではないでしょうか」
「まがん?」
「ええ、魔法の眼、略称魔眼といわれるものです。
所持者によって能力は人それぞれらしいですが、ダブル同様魔眼所持者も極々稀に生まれるようですの。
そしてサクラさんは何らかのモノが見える眼を持っていらっしゃるのでは?」
「そうなの、さくら…?」
「………(よくわかんないけど…そういうことにしよう!てんせいとか、知らなくてもいいこと…知らないほうが幸せなこと…はかばまで持って逝くもん!)」
ゆっくりと無言で頷く幼女。
ちなみにもしの話であるが、幼女が元男で転生した!と言っていたとしても、この場にいる2人は『あらあらうふふ♪そういう物語はやっているのかしら♪そういえば私も14歳くらいのときは…』等といって生暖かい瞳で見つめるだけであったと言っておこう。
「そう…だったの…さくら…貴方も…大変だったのね…
けど!けどこれからは!私が守る! 貴方を一生守って見せるわ!!!!」
無言で頷く幼女を見て勝手にいい方向で解釈をするウェルザンディ。
「ダブルのことはもちろんだけど、その眼のことは特に…誰にも言わないほうがいいですわね」
「わかった!いわないね!」
「…………誰…にも…?」
スッ…と抱きついている幼女から、サラに対して顔だけ振り向いた
エルフの
少女の
瞳は
どこまでもどこまでも
深くて
暗くて
…
……
………
…………
……………
………………
「~~~ってやめてくださいまし!!そんな怖い話みたいなの!!
私が他人に言うわけありませんでしょう!?」
「やあねえ、冗談よ…じょ・う・だ・ん…ふふふ…
さ~あ、さくらぁ♪寝ましょうか♪」
「うんっ♪」
深淵を連想させる暗い瞳から一転、光り輝く…というかハートマークまで浮かび上がっている瞳を幼女に向けるウェルザンディを見て、このエルフの少女だけはナニがあっても敵対しないでいよう…心の底からそう思ったサラであった。
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■ 基本情報
名前 サクラ・ヤマト
性別 女
種族 ょぅι゛ょ
年齢 10歳
職業 はんたぁ(Fらんく)
■ ステータス
レベル ひくい?
HP あんまり…
MP あんまり?
筋力 ぜんぜん…
速力 あんまり
魔力 さあ?
精神 ふつう
運 らっきーかも?
■ 装備品
頭 無し
首 無し
胴 ワンピース(白)
腰 〃
腕 ミサンガ
脚 無し
靴 サンダル(白)
右 無し
左 うさたん人形(白、無限容量)
■ スキル
□通常スキル
ぽかぽかあたっく♪
うまのりあたっく♪
あっちいけえっ!
錬金術 レベル3
□固有スキル
絶対幼女
最強笑顔
超幸運
純粋無垢
魔眼(鑑定眼) New!!!
幼児化(思考能力低下、身体能力低下)
?????
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