第4話「エイミィとの出会い」
「見てください!この景色すごい高いです。街中が見渡せますよ!」
ソローラはしゃぎすぎだろ...
「あんまり遠くに行っちゃだめだぞー」
「わかってるって大丈夫だよ!ほら、あっち見てみたことない食べ物が売ってあるよ!」
「そういうばあのおじさんが盗賊を領主に見せれば、話が早く終わるって言ってたな。」
村から移動して王国で商業の街と言われているところにおれとソローラは来ていた。
門番「おい、お前ら!!」
後ろから大きい声が響いた。
門番「ここから先は、招待された人しか入れないぞ!!」
俺はアイテムボックスから、檻の中から盗賊たちを出して門番にみせた。
門番は顔を青く、勢いよく敬礼して
「了解しました。すぐに領主を読んでまいります!!」
と勢いよく言うと、メイドがでてきた。
「お客様ようこそおいでいただきました。
応接室までご案内いたします。」
「あーおねがいしまーす」
「ねぇーねーけんと!本物のメイドさんだよ!すごい綺麗だねー
私もお化粧したらあんな美人さんになれるかなー?ねーけんと聞いてるの?~昨日からちょっと私に対しての対応冷たいくない?」
「昨日寝ているとき、抱きついてきて寝させてくれなかった人は誰なんですかねーーー」
おれはジド目で彼女を見つめるが、そんなことを気にしない彼女は、話をころころ変える。
「冒険者になったら、けんと強いから可愛い女の子いっぱいきちゃうかもよ?」
「それはいいかもなー」
ソローラは泣いた。
「お 女の子の気遣いできないけんとはきっと寂しがり屋さんなんだね!しかたないから、わたしがずっととなりにいてあげる!!」
「おいおい、そんなに強く抱き連れたらああああああああ!!!!」
―――領主の応接室―――
案内された部屋は他の部屋と比べ広く非常に豪華だった。
椅子の座り心地も最高峰のものだ。
なのになぜだろうこの弱そうな領主は...
「わっ私はこの街の領主のリョーシューだ。そして私の娘のエイミィだ。
貴殿の名をうかがってもいいだろうか?」
おいおい、それどころじゃねーだろ!手!!
手震えてティーカップからこぼれてますよ!!!大丈夫なのかよこのリョーシューさん!!
「もちろんだ、俺はケントそして俺の隣にいるのは、ソローラだ。
ここに来る途中に村の老人からここに来るなら、そこの捕まえた盗賊たちを領主にみせれば
賞金になるだろう、と言われたんだがそうなのだろうか?」
「ああそうだ。
君が捕虜にした盗賊は、この街の冒険者では手出しできない強さなんだ。
実際に私の家族もその盗賊たちに襲われたんだ。
運よく私の娘は逃げることができ生還できたんだが、それ以外の使用人は誰一人戻ってくることはなかった。」
「なるほど、それは門番も顔を青くしながら駆け込んでいくことだ。」
静かに落ち着いて話す領主だが動揺している。いや、めっちゃ手震えてるし!商業の街の領主ってもっと話し合いが上手な偏見があったんだけど、こんな人が出てくるとは思わなかったぞ!?!?
「っき、君はいったいどうやって奴らを捕まえたんだ?
良ければ実際にやってはくれないだろうか。もちろんしなくてもいい。」
「疑われるのは面倒だからいいでしょう。
皆さん離れてください。」
おれは無詠唱で魔術を行使すると、檻が現れた。
「おお!!これは素晴らしい大魔術ですな!!!!このレベルの魔術を使うことできるとなると、この街では、Aランクいや、Sランク狙えます!!!!!!!!!!!!!」
村の人たちの反応だとかなりすごい方だと思ったんだけど、
人がたくさん集まってくる街でこんなに反応されると自分がどれだけ強いのかわからなくなってきた。
「メイドさん腰抜けて倒れてるけど大丈夫ですか??
リョーシューさん、この街以外だとランクの基準が変わるんですか?」
「はい、ここは商業の街ですから基本的に護衛専門の冒険者がたくさん集まります。
一番ランクの基準が厳しい街は、武勇の街です。
あそこは、闘技場で冒険者同士を戦わせて、賞金と命をかけるという、ことが前提となっているので厳しい試験で冒険者を分けているんです。」
殺し合いの闘技場、そんなことに行きたくないなぁ....
そんな空気を読まずに領主の娘のエイミィが大声を出した。
「あのどうして私を無視するんですか!」
「あれ?君は誰ですか?」
「あーあれは私の一人娘のエイミィですよ
あの盗賊たちとあなた様の魔術が印象的ですっかり忘れてしましたーーあははー」
「おい!自分の一人娘忘れちゃダメだろーーー」
領主の一人娘のエイミィが顔を真っ赤にさせている。
「おい!そこの大魔術師と父親 私を無視するな!!!!!」
「おいおい?この領主の家は頭がおかしい人が多いのかい?」
「違うよわたしは、人と話すと緊張してしまうのだけど、エイミィはちょっと話し合いができないんだよねー。
それには事情があるだ。
私の娘はその盗賊たちに襲われて貞操を失われようとしていたんだ。」
「あーなるほどーだからあんな変な服を着ているのか...これはもう重症だな....」
おれとソローラはエイミィを見ながら納得する。
あの盗賊たちに犯されそうになったらそれは恐怖で頭がおかしくなるのもあり得る話だ。
「あー!あなたたち二人とも!初対面の人にそんな軽蔑した目で見るなんてちょっとひどいんじゃないの!!あなたたちがそんなにすごい魔術師なら冒険者ギルドでちゃんと実力をみせて!「ゴッツン!!」
「エイミィ、ケント様に失礼だぞ!謝りなさい!!」
「えー私悪くないじゃないの!お父様までそんなに言うのなら冒険者ギルドでどっちが多く人助けができるか勝負しましょう!」
「しかたないなー ソローラどうする?」
「あの子寂しそうだよ?ほら、こっちをちらちら見て泣いてるよ!!誘った方がいいよ!!!」
「しかたねーなー、じゃあギルドに案内してくれるか?エイミィ」
「っそ そこまで言うなら仕方ないわね!!!この私、エイミィがわざわざ案内してあげましょう!!さーいきましょう!!!」
エイミィすごいわかりやすい性格してるな...大丈夫なのかこの子...心配になってきた。
【大事なおはなし!】
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