第2話「盗賊退治」
「この子だけは助けてください!
お願いします!私はどうなってもいいですから!どうか!!」
村人から離れてしまった女と赤ちゃんは孤立している。
「クックック、お前らの命なんてどうでもいいんだよォ!」
村に近づくと血の匂いがした。
村を囲んでいた壁や家は焼かれ、火事になった建物から逃げたところで
一方的に男は殺され、女子供はひどい仕打ちを受けていた。
男は女を蹴り、腹を何度も殴る。
「きゃあああああああああああああああああ!!!!
っく、はぁはぁ...」
しかし彼女は腹に抱えた赤ちゃんを必死に守っている。今にも死にそうだ。
「自分の立場分かってるのか!ア?お前らが努力して働いたものを俺たちはただで奪っていくなんて面白い最高だなあああああああああああ!!!!!!!!」
もう片方の老人は魔術を行使して村人を守っているが、時間が過ぎれば倒れてしまうだろう。
そうなればこの村は蹂躙され続ける。
「みんな下がるのじゃ!!ワシの後ろに隠れろ!!」
閉眼の老人が魔術つえを使っているが守るだけで、反撃することすらできていない。
「じいさん!おれも戦うぜ!!!」
「そうだ!老人に戦わせて俺たちみたいな戦える男が戦わないなんて!!!」
そう言って近くにあった農業用の斧と薪をもって二人の村人が突撃した。
「うわあああああああああ!!!!クソ盗賊が息子の仇だああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
「おれは妻の分だ!!!!!!!!しねえええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
「待つのじゃ!!!お前たちでは勝てないぞ!!」
「止めるなじいさん!!おれはもう我慢できない!!!!」
「そうだ!!!家族が死んだんだぞ!!!!!!!!!!!!!!」
プッシュン――――――――
老人の目の前には、二人の男の首が転がっていた。
その首の先には大きな武器を持った。3メートル越えの怪物が立っていた。
「ッフ、ただの人間風情ガ....
金持ってるかと思ったらタダの貧乏村じゃねーかよ俺様がわざわざ乗り込む必要なかったなっははは」
「もう終わりじゃな....」
そんな時間もこの男がいるすべてが変わる。
そんな村に着いたおれとソローラは盗賊の行動をみて憤慨している。
いつものように生活していた村が盗賊に男が殺され、女が犯され子供の未来は失われている。
「おい...これが盗賊か...助けるぞ!!!」
「はい!!」
――――――突如空から現れた一人の男から形勢は逆転する。―――――――
絶望していた村の人たちは神が降臨したと思うだろう。
そらから飛んできた一人の男が、盗賊のボスの腕と足を魔術で切る。
「ッヘェ??????」
老人を殺そうとしていた盗賊のボスは地面に落ちていた腕を見つめる。
肩からは血が流れだしている。止まらない。
赤ちゃんを抱えていた女に暴力を振るっていた男は自分のもうなくなっていた腕と足を眺めている。
なにが起こっているのか全く理解できていないようだ。
「お お 俺様のうでがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
ふざけんんんじゃねええええぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
空に浮いている男を睨みつける。
「おまえか....おまえが俺様の腕を切ったのか?!」
他人を傷ついているのに自分が他人を傷つけることには何も感じていないのか!?!?盗賊に対してそんな印象を持ってもしかたない。
「あーーーむかつく!!!えっひぇひぇ!!
サービスだ、地獄をプレゼントしてやるぜぇえええええぇえぇえ!!!!!
くらええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」
もう片方の腕で空に浮かぶ俺に切りかかろうとするが、盗賊のボスの体が真っ二つになる。
「あれ?俺意外と強い?」
「さすがケント君!やっぱり最強だね!!風の魔術でこんなに簡単に倒すなんて強すぎるよ!!
ほかの盗賊たちも倒しに行こう!!!」
そのあとは一瞬にして盗賊の残党を蹴散らし、盗賊どもを檻の中に閉じ込めた。
檻の中の盗賊たちは、
「うわああああああああ!!どうなってんだ!!」
「ふざけんじゃねえぞ!魔術師が!!!」
「おい出せよ!ぶっ殺されてえのか!!アっ!?」
「あいつはボス殺したやつだぞ!!逆らったら殺されるぞ!!!!!!!!」
盗賊たちが檻から出れないのを悟ったのか静かになっていく。
そして、歓声が村中に響いた。
「うおおおおおお!!!!!!!英雄だ!!」
「なんだあの魔術は見たこともないぞ!」
「あれが大魔術ってやつか!俺たちには一生できない!!!」
村人たちからの歓声が途絶えない中、一人の老人が俺に近づいてきた。
「我々村人を御救いいただき誠にありがとうございます。」
と深々と頭を下げた後、次々と歓声を上げていた村人たちが頭を下げた。
「おれはソローラに助けを求められたから助けただけだ。」
「では、お祝いの食事会に参加してください。せめてものお礼をさせてください。
あなたのような高貴な方になにもお礼をしないというのはこの村人が満足できませんから。」
「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます。」
――――祝いのうたげ――――
「ソローラこの料理美味しすぎる!!!最高じゃないか!!」
「えっへん!!私はこの村一の料理人なのよ!!あったりまえじゃないの!!」
こいつが一緒にいたら、この先の旅が超楽ゲーじゃん!!
こんなにデキる料理人でしかも美少女!?!?これはもう冒険者として勝組じゃないか!!!!!
「ソローラの料理は村一番どころじゃありませんよこの王国でも5本指に入るほどの腕前です」
「へーそんなにすごいんだー」
老人が壇上にあがる
「謙人様、今日は本当にありがとうございました!
この村はあなたがいなければ、滅んでいたでしょう。少ない犠牲者で被害が収まったのは神の奇跡です!!
今ある命に感謝してうたげの挨拶とさせていただきます!!!」
拍手が村中に響く。
その後は、村を守るために使った大魔術や空を飛んできたことが高度なものらしくめったにお目にかかれないことがわかった。
村人たちに、質問攻めに合いちょっと大変だった。
やっぱり、この国についての情報収集しないと、この先の旅大変だろうなー
「この村の近くで人が多く集まる街ってある?」
おれは老人に聞く。
「そうですねーこの村の近くですと、3日ほど歩いたところに王国の中でも大きい街がありますよ。
もし、飛んでいくならすぐ着くでしょうね。
街は王国で、商業の街と言われています。文字通りに商業が集中していて王国中の物や人が集まると言われています。ほかにも、ギルドがあり冒険者もたくさんおります」
「なるほどー、冒険者ギルドってどんなことするだ?」
「薬草の回収から、一番難易度が高いものだと魔獣たちの退治ですねー
あなたほどの大魔術を使えるようなお方は領主に一度会ってお話をしたほうがいいでしょう。
大魔術を使えるということは、話題になっていろいろ大変でしょうから。」
「そういえば、あの盗賊団はその領主にお土産として持って行った方が実力の証明になるから持っていくぞ」
「もちろんです。そうすれば、いくら領主でもあなた様のことをバカにすることはできないでしょう。
あの、道案内に村娘のソローラを旅に連れて行っていただけませんか。
彼女はあなたに懐いてしまって、離れそうにありません。」
「そうなのかい?ソローラ」
「うん!謙人君に責任取ってもらうって言われちゃったからね!!」
「はぁ!?おまえな!!!」
「だめ?」
うっ....この計算されつくした上目づかい!?!?!?
「好きにしろ、出発は明日の朝だ」
こいつをこき使って楽に旅できればいいっか。
「やったー!!」
ソローラは飛び跳ねて喜んだ。
「私のこと一生よろしくお願いしますね!さぁ!一緒に寝ましょう!!!」
今夜は、俺とソローラは一緒のベッドで寝ることになった。
【大事なおはなし!】
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