31、ロイヤルガード
お叱りを受け、感謝と謝罪を込めまして、先程書き上がった次話を投稿します
ストーリーの停滞をなるべく起こさぬよう努力致します
王都に到着した、王都はランギールの3倍程の大きさで、街を囲む石壁はランギールの半分以下の高さで
街の中央に強大な城があり、城を囲むように町が形成されていた
何事もなく王都内を進み、中央の城の近くの貴族街に向かう
そこに伯爵の王都での別邸があるそうだ
程なくして別邸に到着し、使用人に迎えられ別宅に入る
途中別れたのは、リーリエで、旅の途中は常に書物を読んでいたが、こちらが話をすると聞き耳を立てているのがバレバレだった、こうして残念エルフとだけ別れたが、別宅に簡易の兵舎が有り、そこに騎士達とライラ含む傭兵達は入っていく
こちらは別宅の本館に案内される
「レオン殿すまんな、私はこれから陛下との会見があるゆえ、商会へは使用人に案内させる、文を持たせてあるので、既に取り揃えている分は受け取れるだろう」
「分かった、それでジギールとは何時会うことになるんだ?」
「ジギール侯爵とは王城で会うことになるだろう、その時に話をし明日の昼か夜になるだろう」
その後、伯爵は直ぐにマリーを伴って王城に向かった
俺とソフィアは使用人に案内され、商会へまず向かうことにした
伯爵の使用人と同行に、文もあったことで、トントン拍子に受け取りと交渉を済ますことが出来た
ここで使用人は帰らせ、町をソフィアと共に散策をする
『これで魔力回復薬は楽になりますね』
「ああ、そうだな、取り敢えずソフィアの戦闘ストレージにも99程移しておく、余裕がある場合は基本こちらから使用しろ」
『かしこまりました、それでこの後はどちらへ?』
「どこか見たい場所はあるか?」
『いえ、特には』
「遠慮することはないぞ? 今日はもう予定は無いしな」
『では、先程見かけた花屋を見たいのですが、よろしいですか?』
「ああ、いいとも行こう、戦い続きで花を愛でる機会など無縁だったしな」
『私の家は食物の他に花も育てていたんです』
そして花屋に行きソフィアと共に花を見るが、俺にはさっぱりわからん、地球での類似に例えれる知識もない
花と言えば、食用の飾り花などもあるが、俺は好まない、味も毒にも薬にもならんものを皿の上に飾ることは好かない、食用の菊など、その見栄えと味としても組み立てられる物は好むが
魔力回復薬は1000受け取ることが出来た、その効果も俺等が使っていた物の三分の一だ、余裕のある敵には充分賄うことが出来る、残りは2カ月後にランギールの商会へ輸送するとのことだ、追加で2000も発注する事が出来、それだけでも来る価値はあった
ソフィアは、まだあれこれ花を愛でているようだ、俺は定員を呼び適当な花を見繕い花束を頼む
出来あがった花束を、ソフィアの後ろから差し出し
「そこの美しいお嬢様、宜しければこの花を受け取って頂けますか?」
ソフィアはフフッと、はにかむように笑うと『はい、喜んで』と受け取った
一方その頃、ランギール伯爵はマリーを伴って王城内の謁見の間に続く廊下を進んでいた
「これはこれは、誰かと思えば英雄殿ではないか」
伯爵は、チッと小さく舌打ちを打つと足を止め声のかかった方を見る
其処には白銀の鎧を付け金色に光る剣を携えた、金髪で顔は彫刻の様に美しい男がいた
「これはお久し振りです、ドラギール公爵様」
この男は、アルバート=ドラギールと言い、かつて若かりし時に共に切磋琢磨し、王国をいつの日か我々の手で守護、繁栄させようと誓いあった中だ
「これは他人行儀な、昔のようにアルと呼んで貰ってもかまわないが?」
「そのような不敬はとても、では私は陛下に謁見せねばならないので、これにて」
「王国の英雄となった伯爵には、ロイヤルガードの私程度では、相手する時間がおしいと?」
顔を会わせればこの調子だ、アルバートの力は本物だ、腕は私よりも立ち武具は王国の秘宝とも言える装備
私が帝国との戦で功績をあげたのが気に入らないのだろう、自分も出来た、自分ならもっと、と言う思いが強いのだろう
「私は英雄などと思っておりません、帝国の侵略に対し隣接する領主としての職務を全うしただけですので」
「随分と謙虚なことだな? だからこそ忘れるなよ? この私が戦に出ていれば、撃退では無く撃破していたと言うことをな」そう吐き捨てるとアルバートは先に謁見の間へと消えていった
以前は実力だけでなく信頼できる同志であったが何処で道を違えたのか、、
「災難だったなランギール伯爵」と後ろから声がかかる
「お久し振りです、ジギール侯爵」
「ああ、久しいなまともに話すのは大戦以来か、しかし奴には困ったものだ」
「いえ、気にしておりませんので」
「まぁ伯爵が気にしていないことも、気に入らんのだろう」
そして二人は謁見の間に入る、玉座にて座る白髪の老人、柔らかな表情から人のよさが現れている
二人は王の前に膝間付き、まずはジギールから、次にランギール伯爵から挨拶をする
「よく来てくれたな二人とも、かわりないか?」
「はっ、急ぎ書状にて送り、援軍の配備を御約束下さいましたが、何時、どれ程の援軍を検討して頂けたのでしょうか? こちらでもその受け入れの準備がありますので」
と挨拶もそこそこに、これ程本題に早くに移るとはジギール侯爵の予想は、私が掴んでいた状況より切迫していたということか
「うむ、そのことなのだがな、軍部とドラギールの強い申し出を受けてな、、」
歯切れの悪い王は話を続ける
「王国の英雄ランギールと歴戦の猛将たるジギールに援軍は必要無しと決まったのだ」
「なっ!? バカな! 陛下! お考え直しを! 状況は切迫しております! 私の掴んだ情報から以前の戦力の倍の2万が侵攻してくると予測できます!」
2万だと、、以前の帝国の侵攻は約1万、それをこちらは、ジギール侯爵3000、私が2000を持ち被害も甚大ながら何とか撃退したというのに、相手はその倍、こちらは用意出来て以前と同数、、
すると横に立つ白銀の鎧の男ドラギールが口を挟む
「ジギール侯爵、陛下がお困りになっているぞ、軍部で検討し決定したことだ、控えよ」
「貴様! 戦も知らぬ若造が口を出すな! グランギールの危機なのだぞ!」
「これは可笑しな事を言う、危機は、ジギールとグランギールであって、この私が守護するグランギールに微塵の危機もない」
「貴様ぁぁ! 血迷ったか?ドラギール!」
「おい、衛兵! ジギール侯爵は具合が悪い様だ、退出させよ!」
ぐぅぅドラギール!と喚きながらジギール侯爵は衛兵によって退出させられる
「陛下、此度のことまことですか?」
「くどいぞランギール伯爵、英雄の力再び存分に振るえと陛下はおっしゃりたいのだ」
「う、うむ」
「そうそう英気を養うために二方には細やかな会食を明日行う予定だ必ず参加するようにな?」
「陛下、、」見上げた王を見つめると、陛下の口が小さく「すまぬ、ゆるせ」と動くのが見える
私も謁見の間から退出させられ、控えで待つマリーを伴い城の外へ向かう
状況は最悪の上に援軍すら無し、アルバート、お前はどうしてしまったのだ?
ドラギール家を継ぎロイヤルガードになると、お前は変わってしまった、それでも同じ王国を守る騎士だ、権力を振りかざすようになっていたのは知っていた、しかしその実力は王国随一だ
その力を持って王国を守るのなら道は違えど志は同じと思っていた
アルバート、お前の持つ力など彼等の力を知った今、ひどくちっぽけに見えるぞ
「さて、ランギール伯爵、この後直ぐに儂の邸宅にて対策を練るとしよう」
「ジギール侯爵、待っていたのですね、それにしても先程より随分冷静になっておいでですが?」
「本音では有るが芝居だ、あの方が若造も、してやったりと思うであろう? これ以上邪魔をされては王国が滅びかねんわ」
「さすが歴戦の勇士です心強い、では一度戻り向かいます」
「わかった、それと帰還の準備をした上で連れて来た共全てで来るがいい」
「そこまで切迫を? それに明日、会食に参加しろととも」
「ふんっ儂等の足を更に止め状況を悪くしたいのだろうよ、当然無視し連携など詳細を話、その足で自領に帰還する」
「分かりました、そのように」
「うむ、では後程な」
こうして直ぐに侯爵邸に向かうことに決まり、足早に戻る伯爵とマリーだった




