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第80話 実地訓練 1日目(8)

俺はエッボとギューテが隠れている塹壕に入った。

「くそ、あのハーピィまさか新兵か」


エッボが文句をいった瞬間、爆発音が近くで複数回した。

地面は揺れ、俺達は何とか死なないように身をかがめた。


……何分経ったのだろうか、分からなかったが辺りを見ると、テントなどがボロボロになっていた。

「……あの砲撃本当に当たっても大丈夫なんだよな」

「う……うん」


俺とギューテが唖然としていると、エッボは自分の分隊を点呼した。

「よし、全員いるな」

「……他の分隊は?!」


そう叫ぶとエルフ分隊などの分隊長が俺に報告した。

「……死者3名か、少ないとみていいのか」

「まあな……だがあのハーピィのお嬢ちゃんは俺達を置いて逃げたようだぞ」


エッボはイライラしていた。

俺はなだめるように言った。

「落ち着け、後で言うさ……」


そしてギューテは俺に質問した。

「僕たちの位置がバレたとしたら、上陸は厳しいんじゃないのかな……?」

「たしかにな……だがまだ偵察情報もない、どうしようもないぞ」


するとエッボは言った。

「アヒム小隊と合流して攻勢をかけたほうが良いんじゃないのか?」


俺は首を横にふり話した。

「それだと全滅しちまう」

「ならどうするんだ」

「……明日の朝、攻勢をかける」


俺の言葉にエッボやギューテは驚いた。

「死にに行くのかい?!」

「そうだ!絶対に失敗するぞ!」


冷静に言った。

「なに、上陸とは言ってないぞ?」

「どういうことだい……?」

「明日になればわかるさ」


こうして俺達はひとまず後方に移動した。



俺は深呼吸し、命令を飛ばした。

「場所を移動する!少し後方に移動だ!」

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