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第79話 実地訓練 1日目(7)

ギューテの誤解も何とか解け、空を見ると薄暗くなっていた。

「そろそろエラ達が偵察する時間になるのか……」


俺は少し心配していたが、彼女らを信じた。

その瞬間、大きな爆発音が遠くから響いた。

兵士たちは混乱したが、俺は落ち着かせるように言った。

「落ち着け!全員持ち場にもどり警戒を怠るな!」


すると一人の兵士が俺の所に息を切らせながら走ってきた。

「報告!中央の橋が爆破されました!」


その報告をきいたギューテは言った。

「絶対に通さないってわけか……」

「らしいな……」


そして報告した兵士に伝令をお願いした。

「アヒム達に伝えてくれ、作戦は変えずに実行すると」

「了解!」


兵士は走って消えていった。

すると後ろからエッボが話した。

「本当に大丈夫なのか?」

「ああ、まだ見つかっていないはずだ」

「それに爆破したって事は川のラインまでしか展開してないはず」

「……わかった、俺は歩哨に行ってくる」

「頼んだ」


……だが俺は心配していた。

もしバレていたらこの作戦はずべて水の泡になる。

だがその確証もない。


その瞬間、敵陣地の方から銃声が聞こえた。

「まさかバレたのか?!」


だが誰も撃たれていなかった。

するとギューテは言った。

「もしかしてアヒムの方かな……」

「いや、それは無いはずだ……橋を爆破したのに攻勢をかけるのはおかしい」


その瞬間一人のハーピィが俺達の近くに着地した。

「なぜエラのハーピィ部隊がここに?!」


言いづらそうにハーピィは説明した。

「あ……あの、さっきの爆発音でエラ小隊長が偵察を早めて……」

「まだ薄暗いからバレるぞ!」

「それで……その1名がさっきの銃撃で戦死判定を……」


俺は嫌な予感がした。

「もしかして俺達の真上で偵察したのか……?」


静かにハーピィは頷いた。

「それで……君は俺達の所に来たってことか……」


俺は急いで走りながら全員に叫んだ。

「砲撃が飛んでくるぞ!全員塹壕に隠れろ!」


その瞬間、遠いところから重く、辺りを響かせる音が鳴り響いた。

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