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第72話 1時間前……

時刻は朝の6時、戦闘開始の一時間前だ。


昨日の出来事や話を聞いた事は全て頭の中に入っていた。

そして俺はテントから出ると、クリストフが立っていた。

「起きたか、体調はどうだ?」

「ああ、絶好調だ」


するとクリストフは笑い、話した。

「部隊の編成も装備も全て揃っている、後は待つだけだ」

「そういえば、中隊長は誰なんだ?」


俺は気になり、クリストフにきいた。

「本当なら生徒がやるべきだが……相手側は教官を中隊長として抜擢している」

「それってずるくないか……?」


クリストフは言った。

「奴等にも面子(プライド)があるんだろうな」

「じゃあどうするんだ?今いる生徒は4人しか居ないし、中隊長をやるとしても1小隊は必ず余るぞ」


するとアルファンスが歩いてこちらにきた。

「私が中隊長をやろう」


俺は驚いた。

「大丈夫なのか……?」

「大丈夫さ、相手もやるのならばこちらもやらなければ公平じゃないだろう?」


クリストフは笑って言った。

「アルファンス少佐はこう見えて補給や指揮はピカイチなんだ」

「こう見えてって……余計なお言葉ですよ」


そしてクリストフは話した。

「よし、全員指揮所に集まっているからそろそろ行くぞ」


こうして俺達は指揮所へと向かい、最後の調整をすることになった。

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