第70話 エトムントからの助言
「……それで看護してたんだな?」
エトムントは呆れた表情だった。
「うん……疚しいことなんて考えてないよ」
「ギューテの言う通りだ!俺は無罪だ!」
するとエトムントはため息をつき、俺に話した。
「まあいい、それで兵士たちの所に行ってきたか?」
「ああ、色々と聞いてきたさ」
「色々と勉強になっただろう」
俺は頷くと、エトムントは話を続けた。
「それで、どうだった?」
「まあ……色々な考えや過去を持っている者が沢山いたさ」
するとエトムントは言った。
「それでを聞いてお前はどう思った」
俺は考えた。
しりたげ「……それで看護してたんだな?」
エトムントは呆れた表情だった。
「うん……疚しいことなんて考えてないよ」
「ギューテの言う通りだ!俺は無罪だ!」
するとエトムントはため息をつき、俺に話した。
「まあいい、それで兵士たちの所に行ってきたか?」
「ああ、色々と聞いてきたさ」
「色々と勉強になっただろう」
俺は頷くと、エトムントは話を続けた。
「それで、どうだった?」
「まあ……色々な考えや過去を持っている者が沢山いたさ」
するとエトムントは言った。
「それでを聞いてお前はどう思った」
俺は考えた。
虐げられていた者や仲間思いの者、仲間を失った者。
国ではなく一人の人間に忠誠を誓っている者。
そして俺はエトムントの質問に答えた。
「必ず生かして帰らせたい……って思ったかな」
俺の答えにエトムントは頷いた。
「仲間としては合格だ」
しかしエトムントは難しそうな顔で続けた。
「……だが指揮官としてはだめだ」
「どういうことだ?」
するとエトムントは静かに話した。
「戦場というのは綺麗事で終わる物じゃない」
「理不尽な死や想像つかない敵の動き……お前の生かして帰らせたいという気持ちを一瞬で砕く要因が多くある」
エトムントは一呼吸した。
「そんな中で仲間を失いながらも国と仲間を満足させるような命令を瞬時に出さなければならない」
「じゃあどうすればいいんだ」
俺が質問するとエトムントは言った。
「主人公になるんじゃない、お前は英雄と言われたが一つの歯車に過ぎない」
「ただお前の歯車は他と違い、大きくダイヤモンドのような素材でできている」
「だが一人だけでは動けない、そうだろう?」
静かに俺は頷いた。
「だからこそ仲間と連携し、一つ一つの歯車が大きな機械を動かすように部隊を率いていけ」
エトムントの言葉に俺は心を打たれた。
生かして帰らせたいのならば、一致団結し戦い抜かなければ、戦場ですぐ死ぬ。
「……ありがとうな」
俺の感謝の言葉にエトムントは言った。
するとエトムントは背を向け、歩いていった。
去り際エトムントは言った。
「期待しているからな」
そうして俺とギューテだけとなった。




