第68話 竜人族
俺はエッボ達と別れ、ふらふらとまた歩いていた。
するとあるカリーナが竜人族達と話していた。
「カリーナ、ここにいたのか」
「あれ、ハルトくん?どうしたの?」
俺の声にカリーナは反応した。
「いや、エトムントから兵士たちと話してこいって言われてな」
カリーナは納得し、さっきまで話していた竜人族達に説明した。
「この人はハルトだよ、さっき話してた作戦を考えた人!」
すると皆驚いた顔をしていた。
「この少年が考えたのか……」
「見かけによらないな……」
……見た目は普通で悪かったな
すると一人の竜人族が話した。
「ハルトよ、女王の血を持つカリーナ殿を傷つけることないように頼んだぞ」
「女王……?」
俺の頭にはてなが浮かんだ。
するとカリーナは焦っていた。
「あ……いや!その……えっとー」
「もしかしてカリーナって偉い人なのか?」
カリーナは諦めた表情で頷いた。
「うん……皆には言ってないけど……」
「すごいじゃねーかよ!どうして隠してるんだ?」
すると一人の竜人族が話した。
「カリーナ殿は普通ならもっと上の立場だったのだが、カリーナ殿自身の意向でここにいるのだ」
その言葉にカリーナは説明した。
「実は私……ずっと守られてたんだ……」
「でもそれだと自分の身も守れないし仲間たちも守れないと思って……だから一般士官候補生として学ぶ事にしたの」
俺はその事実に驚きを隠せなかった。
「すげぇな……カリーナ」
そしてカリーナは言った。
「この事は内緒にしてね?」
「ああ、もちろんさ」
すると一人の竜人族が言った。
「カリーナ様、もしかしてこの男を気に入っているのですか?!」
「ふぇっ?!」
その言葉にカリーナは驚いていた。
「そんな訳無いよ!だよねハルト!」
……良いことを思いついた。
「そんな事無いさ、カリーナは俺の嫁だ!」
その瞬間、一人の竜人族が石を持って俺の後頭部にぶち当てた。
「いっでえええええええ!」
「だ、だめだよ皆!落ち着いて!」
「待ってくれ!冗談だ!冗談だって!」
しかし怒り狂った竜人族がまた石を投げた。
その瞬間、俺の股間部に当たってしまった。
「おふっっっ!」
その瞬間俺の意識は途切れた。




