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第64話 任命

「それで、誰が指揮する?」

エトムントの問いかけに俺は答えた。

「偵察・砲撃・主力・突破、この4つで分ける」

「定石だな」

「ああ、それで……偵察はカリーナに頼みたい」

「私?」


俺は頷いた。

「ああ、敵の配置や有刺鉄線の位置などを偵察してほしい」

「わかった、期待に答えれるように頑張るね」

「頼んだ、それで砲撃はエラだ」


すると、エラは驚いていた。

「砲撃……私にはできるかな……」

「大丈夫だ、ハーピィ部隊で偵察を行い、その位置に砲撃をするだけだ」

「でも……」


心配しているエラに俺は言った。

「これは君にしかできないんだ、敵に気づかれない位置から上空偵察をしてほしい。」

「君のその視力ならできるはずだ」

俺の言葉にエラは頷いた。

「うん、頑張る!」


「そして……主力はアヒムだ」

するとアヒムは嬉しそうに言った。

「っしゃ!任せろ!俺が戦場を支配してやるぜ!」

「ああ、頼んだぞ」


するとカリーナは言った。

「ということは、突破はハルトね?」

「ああ、俺が橋頭堡を確保し、即席の橋を作ったら皆に合図をする」

「そういえばエトムント、戦闘開始時刻はいつなんだ?」


俺の質問にエトムントは答えた。

「明日の早朝6時だ、合図は無い」

「わかった、じゃあこれから部隊の動きを教える、しっかり覚えろよ?」


こうして俺は作戦を教えた。

「まずカリーナの部隊は初日の夜に偵察をしてほしい、音を立てないように気をつけろ」

「それと本命の渡河地点の場所も偵察を頼む」

「任せて」


「次にエラの部隊も初日にバレずに航空偵察をしてほしい」

「分かった。でも大丈夫かな……」


するとアヒムが言った。

「大丈夫さ、なんたってこのハルト様が考えた作戦だから!」

「確かに……ハルトくん、信じるから」

「ありがとな」


俺は感謝し、説明を続けた。

「そしてアヒム、アヒムは俺が橋頭堡を確保している間に、対岸から大量の銃弾を降らせてくれ」

「楽しそうだな!」

「ああ、奴らに顔を上げさせるなよ?」


するとアヒムは自信満々に言った。

「任せろ!お前を守ってやるよ!」

「頼もしいな、それで俺の部隊が橋を作ったら俺と共に敵本部に攻撃を仕掛ける」

「わかった、だがここの丘はどうするんだ?」


俺はその質問に答えた。

「近づくな、俺達の本命は拠点だからな」

「了解!」


一通り話すと、クリストフが話した。

「現実的な作戦、役割も与え、それぞれの特性を理解している」

「素晴らしい采配だ」


俺は恥ずかしそうにしていると、エトムントが言った。

「作戦会議も終わってしまったな、まだ時間もあるし……」

「ちょうどいい、兵士達と話してこい」

「兵士と?どうしてだ?」


俺は質問した。

「兵士達を率いるのならば信頼関係も必要だ」

「そうだな……」


そうして俺は兵士達と話すことになった。

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