第61話 作戦会議
俺やエトムント、テラなど主要なメンバーで一つのテーブルを囲んでいた。
「それでハルト、どういう作戦に出るんだ?」
エトムントに質問され、俺は答えた。
「まだ分からない、だが相手は川を主要な防衛ラインとして臨機応変に攻撃してくるだろうな」
皆は何とか作戦を練っていた。
するとカリーナは地図のとある場所を指差し、言った。
「一番右の川から突撃したらどうかな」
アルファンスは少し興味を示し、カリーナに説明を続けさせた。
「ここは川が広いから相手は攻めて来ないと思ってるはず、ならばここに部隊を集中させるの」
「もしこれで突破できなかった場合はどうする?」
「それは……」
アヒムの指摘にカリーナは言葉を詰まらせた。
するとエラがエトムントに質問した。
「エトムント大将、我々が使える戦力について詳しく教えてくれますか……?」
「ああ、わかった」
そしてエトムントは説明した。
「装備は短機関銃やライフル、それに手榴弾もある、そしてハーピィ部隊による偵察も行えるな」
俺はエトムントに色々と質問した。
「迫撃砲や野戦砲はあるのか?」
「もちろんだ」
「戦闘終了日は?」
「4日後だ、これを過ぎたら死傷者が少ないほうが勝利だ」
考えた。
4日以内に確実な勝利を掴める作戦を。
するとテラが話した。
「ハルト、私たちが連れてきた兵士達はどんな作戦でも噛みついて離さないほどの強靭さよ?」
「ならば……誰か目印になる物はないか?沢山ほしい」
すると一人の兵士が俺に近づき渡した。
「ほら、これを使え」
聞いたことがある声に俺は兵士の顔みると、第4武器庫の受付をしていたジョニーだった。
「おまえは!久しぶりだな!」
「だな友よ!」
エトムントは不思議そうに話した。
「お前ら知り合いだったのか?」
「ああ、まあ……色々とな」
しかしギューテだけは少し気まずそうにしていた。
「それで、ハルトどうするんだ?」
そうして俺は説明を始めた。
「まずはハーピィ部隊による上空偵察を行わせる」
「ハーピィ部隊か……普通の偵察部隊でも良いんじゃないのか?」
アヒムはそう言ったが、俺は否定した。
「通常の偵察部隊だと全体を把握できないんだ、それに機関銃陣地や敵の薄い場所を特定したい」
するとエラは俺に質問した。
「私たちハーピィ族は飛んでる時は無防備になってしまうの……それはどうするの?」
「エラが射撃訓練している時に一番遠い的を連続で当ててたよな、つまり視力は俺達よりもずっと良いはずだ……ただ夜間はどうなんだ?」
そう質問すると、エラは答えた。
「ハーピィ族は夜間でも飛べる……かも、個体差があるけど……」
おれはその答えに満足した。
「それで十分だ」
「夜間にハーピィ部隊に夜偵察を行っている間に、偵察部隊を編成し川の深さや幅を調べてもらう」
「橋をかけるの?」
カリーナの疑問に俺は答えた。
「そうだ、それに加えボートによる渡河もする」
するとアルファンスは指摘した。
「それだと渡河中に砲撃や狙撃される可能性があるぞ?」
俺は自信満々に答えた。
「これからが本番だ」




