第60話 マインブルク駐屯地の部隊集結!
現場につくとそこにはテントや色々な人が準備をしていた。
そして俺達は車から降り、辺りを見渡した。
「本当に広いね……」
クリストフは説明した。
「ここの演習場は帝国で3番目に大きいからな」
すると一人の男がクリストフの方に向かった。
「これはこれはクリストフ中将殿、お久しぶりですな」
「エーミール中将じゃないか、今日はよろしく頼む」
エーミールと名乗る男は俺達を見つめ、クリストフに言った。
「今日の主役ですかな?」
「そうだ、彼等は経験は無いが才能はある」
その言葉にエーミールはニヤッと笑った。
「すぐに終わらない演習にしましょう」
そうして彼は車にのり、何処かへ行ってしまった。
「なにあのひと……感じ悪いね」
「ほんとだよ」
カリーナとアヒムの話しにアルファンスは言った。
「彼等は貴族という身分を持っている、だからこその慢心だろうな」
「では諸君、作戦をねろうじゃないか」
そういい、クリストフ大きなテントの中に向かっていった。
それについて行くように俺達も入っていた。
「それで……これが地図だ、どうする?」
クリストフの言葉に皆悩んでいた。
俺は静かに地図をみた。
左右に大きな森、そして中央には川が流れており、橋は中央に一本だけ。
そして敵陣地側には丘や岩があり、防衛に適していた。
「俺達の方は森はあるが……攻めづらいな」
「そうねぇ……」
「そういえば俺達の兵力どこにいるんだ?」
俺の質問にアルファンスは不敵な笑顔で答えた。
「マインブルク駐屯地に要請している、もうすぐ来るだろうな」
「マインブルクって……もしかして?」
すると外からトラックの音などが鳴り響いた。
「ちょうど来たようだな、見に行こう」
俺は期待に胸を膨らませ、全員でテントから出るとそこにはエトムントが立っていた。
「ハルト、久しぶりだな」
「エトムント!それにギューテとテラも来てたのか!」
そこには大量の兵士を後ろに三人が立っていた。
「ハルトが初めての実地訓練すると聞いてな、急いで駆けつけたんだ」
「そうよ~?もうエトムント大将はウキウキしてたんだから」
「お前もだろう!」
エトムントとテラの掛け合いに懐かしさを覚えた。
そしてカリーナやアヒム、エラは驚いた顔をしていた。
「ハ……ハルトって本当に何者だよ……」
「なんで精鋭と言われているマインブルク駐屯地の部隊をこんな簡単に呼び出せてるの……」
「ハルトくん凄い……人?」
するとギューテが俺に近づいて話した。
「ハルト君、この子達にセクハラとかしてないよね?」
俺は顔を引き攣らせながら答えた。
「してるわけ無いだろ!」
するとギューテは流石にね?と言った。
「エトムント大将、私の要請に答えていただいてありがとうございます」
クリストフはエトムントと握手をした。
「ああ、大切な友のお願いだ。それに私も久しぶりにと思ってな」
俺はトラックから降りている兵士たちを見つめ、テラに質問した。
「な……なあテラ、この兵士達が俺達の兵力なのか?」
するとテラは笑顔で答えた。
「もちろん?予備兵力も連れてきて……ざっと150人かしら?」
「多すぎだろ!」
「だって心配だもの、それに臨機応変に編成も変えれるわよ?」
そう言いながらテラは後ろをチラッと覗いた。
そこには異種族の部隊も来ていた。
その光景をみたエラは驚いた声で言った。
「ハーピィ部隊もいるんですか!」
テラは答えた。
「ええ、私の駐屯地は地位より実力を優先してるからね?」
エラはハーピィ部隊のところにいき、嬉しそうに兵士たちと楽しく会話していた。
そしてエトムントが俺達の方を向き、言った。
「よし、全て揃ったな。後は作戦を考えるだけだぞ、ハルト」
俺はその言葉に高揚感を覚え、言った。
「よし、皆!絶対に勝つぞ!」
兵たちの声や士官たちの声が合わさり、一つの声となった。




