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パンツ一丁で異世界移転から始まる帝国戦記  作者: しろぐ
マインブルク駐屯地編
6/10

第5話 作戦室

「お疲れ様です!エトムント大将!」

廊下を歩く度に色々な将校が敬礼する。


「もしかして俺ってめちゃくちゃ凄い人といるのか……?」

そう言うとエトムントは答えた。


「まあな。ただ帝都近郊の師団をまとめてるだけだ」

「物凄く偉い人じゃねえかよ!」

「という事はこの駐屯地は首都周辺なのか?」


「ああ、それにここは最強と呼ばれている第二師団所属、第三旅団の駐屯地だ」

「しかもめちゃくちゃ凄くて実力がある場所かよ!」


笑っているエトムントをよそに俺はこの人に出会ってよかったと心の底から思った。

「それはそうとここの場所も説明しないとな」

そう言いエトムントはある部屋に入った。

一瞬だけ、部屋の空気が止まった。

それに続いて俺も入った瞬間、その部屋の全員がエトムントに敬礼していた。


「うむ、お疲れ様」

そう言いエトムントは敬礼をやめると、一斉に部屋の人たちは敬礼をやめ作業を続けた。

「ここが作戦室だ」

部屋の中を見渡すと大きな地図や机、大量の書類などが置かれていた。

本物の軍施設を間近に見て俺は少し興奮していた。

それを見たエトムントは少しうれしそうに説明を始めた。


「ここは名前の通りマインブルクという場所にある駐屯地だが、帝都ベリン付近を担当している」

「そしてここはその心臓部に当たる作戦室だな」


俺は緊張気味で質問した。

「という事はもしかしてエリートが集まってるってことか?」

そう言うとエトムントは頷いた。

「ああ、選りすぐりの士官が集まっている。それに兵士もな」

作戦室にいる人達を見るとテキパキと手際よく仕事をしていた。

本当にエリートなんだな……


すると一人の士官がエトムントに話しかけた。

「失礼ですがその方は?」

「ああ、済まなかったな。皆集まってくれ」

エトムントの一声で全員が作業を止め、集まった。


「こいつは東雲 ハルトだ。これから仲間になるから仲良くしてやってくれ」

「いや待て待て待て!俺は一言も軍人になるとは言ってないぞ!」

そういうとエトムントは首をかしげた。

「あれ?ならないのか?てっきりなると思ったんだがな……」

「思ったんだがなぁじゃないわ!俺にそういう能力は無いんだ!」


そう言うとエトムントは俺に耳打ちした。

「この世界で軍人になるとモテモテになるぞ……?」


「先輩方!今日から勤務することになりましたハルトです!よろしくお願いします!」

そう言い、作戦室に居た士官たちに敬礼をした。


全員目を丸くしていたが、皆温かい言葉で歓迎してくれた。

それに可愛らしい士官の人もいた。

「おお、よろしくな!」

「よろしく、ハルトくん」

「こりゃ仲間が増えるのは歓迎だな!」


それを見たエトムントは嬉しそうにしていた。

「という事はエトムント大将、もしかして大将の推薦ですか?」

「ああ、彼は歴史に名を残すだろうな」


士官たちは「おー」と感嘆していたが、少し冷静になって気づいた。


……いや、待て。

これ、完全に後戻りできなくないか……?

それを感じ取ったのかエトムントはそそくさとその場を切り上げた。

「よし、次の場所へ案内しようじゃないか!」

「あ、ちょまって、いややっぱ考え直させてほしいって!」


しかしエトムントは関係ないと俺の背中を押しながら作戦室から出ていったのであった。



「なんかエトムント大将いつもよりテンション高かったな……」

「ああ、しかもあの少年も少し気になるな……」


取り残された作戦室の士官たちはそう言いながら作業に戻ったのであった。

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