第3話 いざマインブルク駐屯地へ!
マインブルク駐屯地へと到着すると、俺とエトムントは車から降りた。
「ここがマインブルク駐屯地だ」
エトムント大将の後ろには大きな門があり、そこに兵士らしき人物や将校が出入りしていた。
「本当ならここの視察だったんだがな、案内しよう」
そう言いエトムントの後をついて行った。
……が周りの視線が痛い。
理由は分かる。だがまて、逆に堂々と歩いたらどうだ?
俺は堂々と歩くと周り視線が更に強くなった。
「おい……あいつなんで布を羽織っただけなんだ?」
「しらねーよ……それに堂々としてるせいで山みたいにもっこりしてるぞ」
……ヤバい本当に視線が痛い、穴があったら入りたいぐらいだ。
「おいまて、あいつの物……小さくないか?」
「山って言うより丘だな……」
「誰がポークピッツだ!」
「そこまで言ってねーよ!」
「いやお前ら何をしてるんだ……」
エトムントが呆れた表情で俺を見ていると、遠くから声が聞こえた。
「エトムント大将お待ちしていました!!」
そこには中性的できれいな顔立ちの人がエトムントの方へと走っていった。
「おお!ギューテ!久しぶりだな!」
エトムントは嬉しそうに挨拶をした。
「なあ、あの人は誰なんだ?」
俺はそそくさと近くの兵士の方へ近づき聞いた。
「ああ……ギューテ中尉はこの駐屯地の軍医だ」
そして別の兵士が説明を続ける。
「そうそう、ギューテ中尉は本当に優しい人なんだ」
そう言うと周りの兵士も頷いた。
そこで俺はふと疑問に思ったことを口に出した。
「なぁ、中尉なのになんで大将のエトムントとあんなに親しいんだ?」
そう言うと周りの兵士は笑った。
「エトムント大将とギューテ中尉は父と息子の関係なんだ」
俺はなるほどと思っていると急な突風にさらされた。
その瞬間後ろの兵士達が焦り始めた。
「お、おい!お前が身につけてた……」
「え?どうしたんだ急に」
そう言い俺の体を見ると、先程まで羽織っていた布がさっきの突風で飛ばされていった。
「ああァァァァァァァ!!!!俺の大切なファッションがぁぁぁぁぁ!!!」
「いやファッションじゃねーだろ!ゴミみたいなもんだろ!」
「待ってぇぇ!!俺の愛しきマリア!!」
「誰なんだよマリア!」
飛んでいった俺の大切な布を兵士とともに追いかけているところを横目に、ギューテはエトムントに質問した。
「お父さん……あの変態は一体誰ですか?」
エトムントは頭を手で抑えながら答えた。
「……もしかしたらこの国を救うヒーローだ」
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