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第38話 心で勝負!

15分休憩、生徒達は寝ていたり勉強していたり、あるいは固まって雑談をしてたりしていた。


そんな中、カリーナやアヒム、何人かの生徒と俺は話していた。

「それで、ハルト君って何処からきたの?」

「あー……おれは……」


俺は答えに戸惑っていた。

そう、もし日本から来たなどこの世界の人間じゃない事がバレれば混乱が広がってしまうだろう。

それに加え俺の偽造した身分証がバレてしまう可能性もある。

俺は考え、答えた。


「マインブルクから来たんだ!」

皆は納得していて、何とか難を逃れたと思った。

すると一人の生徒が俺に質問した。


「お父さんとかお母さんはやっぱり軍人なのか?」

「確かに!私のお父さんは司令本部で働いてるよ!」

「俺の母さんは確か部隊を率いてるって言ってたな……」

「僕もお父さんは駐屯地で作戦を練ってるって言ってたよ」


色々な話が出ていた。

「それで、ハルトはどうなんだ?」

アヒムが俺に質問した。


俺は考え、素直に話した。

「俺の親父は軍団を率いてるんだ、母さんは師団を率いてるな……」

嘘はついてない……嘘はついてない。


すると皆の反応がすごかった。

「軍団って事はもしかして大将ってことなのか?!」

「しかもお母さんも中将ぐらいってことだよな!」


そしてカリーナは俺に話した。

「ハルト君ってもしかして名門貴族とかなの?」

「いや、そんな事はないさ。普通の人間だ」


そんなこんな話していると一人の男子生徒が俺に話し始めた。

「そういえばマインブルクで思い出したんだが、確かパンツ一丁の男が急に現れた事件あったよな」

俺の顔がひきつった。


「確かに!あれ何だったんだろうな」

「なんかフランコリアのスパイとか言われてるらしいぜ」

「いや、化け物らしいぞ」


何とか知らないふりをしながら話を聞いていると、聞き捨てならない事が聞こえた。

「なんかそいつ、イチモツが小さいって話も出回ってるらしいぜ」

男子達はニヤニヤしながら話していたが、カリーナなどの女子は呆れていた顔をしていた。


「まじかよ……なあハルト、化け物なのにイチモツが小さいって可哀想だよな!」

「イチモツが全てじゃねえええええええ!」


教室中が静かになった。

「ぽこ◯んが小さくてもな!戦術や戦略、軍歴に傷はつかないんだ!」

そう演説すると、男子達が立ち上がり、拍手を始めた。


「そのとおりだ!」

「そうだそうだ!」

「やっぱり男は心で勝負だよな!」


その光景を見ていた女子達は呆れいていた。

そしてカリーナはぼそっといった。

「男子ってホントばか……」


すると教室のドアが開き、アルファンスが入ってきた。

「おい、お前らうるさいぞ。もうすぐ授業が始まるから座れ」


そうして俺の初めての授業が始まった。


……席に座った瞬間、アヒムが後ろを向いてコソコソと俺に話した。

「お前とは気が合いそうだな」


俺は最初驚いたが、お互い笑ったのであった。

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