表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/82

第34話 偽造書類

離れていく駐屯地。

俺は本当に軍人としての道を進むのかと考えていると、アルファンスが一枚の書類を渡した。

「これが君の書類だ、間違いが無いか確認してくれるか?」


渡された書類に目を通す。

出生地、年齢、家族構成、住所。

だが全ては嘘の情報だと俺は気付いた。


「本当なら偽造で捕まるところだが……テラ中将とエトムント大将の根回しで入れることになっている」

「もしそれがバレたらどうなるんだ?」

気になって聞くと、アルファンスはニヤッと笑って話した。

「憲兵隊に捕まり、その後は監獄か懲罰部隊に入れられるだろうな」


アルファンスの言葉に俺は緊張した。

「だが安心したまえ、エトムント大将は色々なコネクションを使い偽造したんだ」

「それに私もそれに関わっている」

「どれだけ俺を軍人にしたいんだ……」

緊張と驚きでなんともいえなかったが、アルファンスは笑っていた。


「大丈夫だ、私も士官学校の先生として君を補助する」

「……それに学校長もエトムント大将と親友みたいな関係でな、君のことを知っているよ」

「本当に申し訳ないな……」

「なに、萎縮するんじゃない。君はただ結果を残せば良いんだ、それがお返しってものだよ」


その言葉に、少しだけ肩の力が抜けた。

「ありがとう、そういえば俺は何を気をつければいいんだ?」

「そうだな……まあ問題を起こさず、しっかりと勉強をすればいいさ」

「つまり波風立てずにしろってわけか」

「そういうことだ、まあそれでも向こうは大慌てだろうけどね」

「どういう事なんだ?」

「士官学校に着けば分かるさ」

俺はアルファンスの発言の意図が分からなかった。


「この道って事は……もうすぐ着くぞ」

俺は緊張と興奮で、体中の血が沸き立つのを感じていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ