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第27話 情報収集

ギューテに連れられ、駐屯地内にある宿舎にやってきた。

外装は重厚な造りで、赤レンガ造りの4階建てだった。

しかし何処か威圧感を感じるような雰囲気もあった。


「ここが宿舎か……」

「うん、いまは兵士達は座学とかで静かだけど朝とか訓練がある日は中庭が少しうるさくなるからね」

「ははは……もし寝れそうになかったらギューテのところにでも行こうかね……」

するとギューテは俺を睨みつけ、徐々に離れていった。


「って待て待て!いや、そんなやましい事とか考えて無いからな!」

ギューテは小声で「やっぱり変態なんだ……」と喋った。


「とりあえず君の部屋まで案内するから……もしまたそういう事言ったらテラ中将にチクるからね?」

「はい……すいませんでした」

俺は謝罪をし、ギューテについて行った。



「ここが君の部屋かな」

案内された場所は2階の角部屋だった。

俺はワクワクしながらギューテに開けてよいか尋ねると、「もちろん!」と答えてくれた。

そうして俺は扉を開けると、そこには広い一室の部屋があった。


「個室なのか?!しかも広すぎる……」

感動しているとギューテが荷物を床に置き、自慢そうに話した。


「お父さんからの指示でハルトくんは将校用の部屋に泊めさせてくれることになったからね」

ああ……ありがとうエトムント大将。

万歳……エトムント大将。


俺はエトムントに感謝をしながら部屋を見渡すと色々な家具が置いてあった。

暖炉や本棚、そして貴族とかが使うベットなど様々なものがあった。

「なあギューテ……全部高そうだが本当にここを使って良いのか?」

「うん、お父さんが許可を出したから誰も文句は言えないよ」

「そうなのか……そういえばギューテもこういう部屋なのか?」


そう質問すると、ギューテは話した。

「うーん、僕はもう少しコンパクトな部屋かな?中尉だし」

「階級で違うのか」

「そうだよ、軍は階級社会だからね」


確かにそうだ……

軍というものは年齢が高くても階級がものを言う。

ただ経験がなかったり恨みなどを買うと変わっていくがな……


そして俺はギューテに連れてきてくれたことを感謝しようと思ったが、ギューテは豪華なベットをずっとみていた。

「ギューテ?あのベット使ってみるか?」

するとギューテは嬉しそうに答えた。

「え!いいの?!」

「もちろん、そもそも俺のものでも無いしな」


するとギューテは嬉しそうにベットへダイブした。

「ふかふかだぁ……僕一度こういうベットにダイブしたかったんだぁ……」


ああ……なんて可愛いのだろうか……

他の女の子もああいう感じなのかな……


「んぐっ?!」

変な妄想をしていると目の前の視界が暗くなった。


「変態!考えてることは分かるんだよ!……表情で」

「すいませんでした」

俺はギューテに見透かされていたのか、ずっしりと重い羽毛の枕を投げられた。


「……まあとりあえず僕はこれで失礼するかな、少しお仕事をしないと行けないしね」

「そうか、ありがとうな色々」

するとギューテは嬉しそうに答えた。

「うん、こちらこそありがとうね。また何かあったらまた来るからね」

「おう」


こうしてギューテは部屋から出ていった。

そして俺は深い深呼吸をして、ある事を始めた。

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