第26話 動き出す歯車
カフェから出ると、エトムントは俺達三人に今日の出来事について話した。
「今日話した事はまだ一部の人間しか知らない、もし末端の兵士や将校に知られたら取り返しのつかないことになってしまう」
「だから内密にするんだぞ」
俺達三人は頷いた。
「それで……どうするんだ?これから」
質問すると、エトムントは言った
「動いてしまった歯車は止めるには難しい、とりあえず駐屯地に帰るぞ」
「確かにそうだな……」
こうして俺達は駐屯地へ帰っていった。
駐屯地に着くと一人の男が走ってきた。
「エトムント大将、テラ中将!司令部から伝令が届いております」
そこには出かける前に声をかけてきたアルフォンス少佐であった。
「うむ分かった。ならばギューテよ、ハルトを頼んだぞ」
するとギューテは快く了承した。
そしてテラとエトムントはアルフォンスの後を付いていき、姿は消えていった。
そしてギューテは俺に心配そうに話しかけた。
「もしかしてあの事なのかな……」
「分からない……だが俺達だけだと何もできないからな……神のみぞ知るってわけか」
「そうだね……あ、そうだ」
ギューテは何かを思い出したようだ。
「そういえばハルトくん寝るところまだ無いよね……」
「あっ」
するとギューテはくすくすと笑いながら話した。
「大丈夫だよ、寝れる場所あるから」
俺はほっとした。
「じゃあ荷物もあるし案内するね」
「ああ、頼んだ」
俺は出かける前と同じ光景の駐屯地に少しほっとした。
こうして俺達も駐屯地の中へと向かっていった。




