事件を解決して見せる!僕の名にかけて(笑)
僕とシアンと一緒に同じドラゴンの背に乗っている西のギルドマスターがやけに静かだ・・
一応今回は3~4人を乗せるとわかっていたので事前に鞍ではなくて籠を取り付けてあるのだ
流石に2人以上で竜に乗るときは鞍という訳にもいかないしね
「ねぇ、レオンだっけ?大人しいけど大丈夫?(乗り心地は大丈夫だと思うんんだけど)」
「え?あ・・あぁ、大丈夫・・じゃ、ありませんね。まさかいきなり竜に乗ることになるとは・・
貴方何者なんですか?」
「何者って、ルッツ達の師匠だけど?」
「・・・・貴方のような魔術師など聞いた事ありませんよ」
「それはそうだろうね。
僕、ごく最近まで引き込もってたし、冒険者活動もここ400年くらいまあともにしてないんだよね
だからランクもS級で止まってるし(笑)
一番は研究だったから素材集めにたまにクエスト受けるくらいだったから冒険者ランクとか気にしてなかったな~」
は???今400年って?嘘だろ!?
じゃあこの人は魔力量が化け物級ってことかよ・・
まぁドラゴン2体と契約できてる時点で化け物だと思うが、まだまだ得たいの知れない男だ
「S級で止まっているのですか?」
「そうそう、だからルッツよりも冒険者レベルは下だね~
でもあんなもの僕みたいに冒険者が本職じゃないのには実力を測る上で当てはまらないよね
そもそも冒険者ギルドのランクに関しては討伐した魔物の数や強さ、それに加えてクエストの受注数でしょ?
僕らみたいに自由気ままにクエスト通さずに素材集めしてたら実力とランクが噛み合わないんだよ
俺の師匠なんかA級止まりなのに僕より強くてさー笑っちゃうよね」
確かに彼のいう通り、実力とランクが伴わない者も実際にいる
自分の気に入らない者は受けない者や何かしらのこだわりやプライドを持っている者にはそういう者も多い
ランクが上がれば上がるほど縛りはきつくなり色々な責務が発生する
だからあえてあまりランクの高くない、ある程度のところでうろうろしているものもいるのもまた事実だ
「まぁ、僕ら見たいな研究者は総じて研究が一番だからね
そのための素材集めだからクエスト通して討伐にいってしまうと素材の取り分が減っちゃうんだよね
だから大半は同じようなレベルの人とか自分一人で気ままに討伐にいくよね
どうせお金は別のところで稼いでいるから余ってるし、要らないから
それよりも災害級以上の魔物の貴重な素材を集める方が重要だし」
「主やその仲間の魔術師達は群を抜いて強いというか・・色々おかしかったからな」
「そう?」
「そうだ、忘れてたけどよ。今回の事件が解決したら前回の報酬として土地貰ったらどうだ?」
「土地?ああ!そういえば自分の城置けそうな土地貰おうって話してたよね
忘れずに貰わないとじゃん。まぁ、魔道具だから簡単に移動出来るし、とりあえずの場所だけど
暫くはこの国にいるんだったらあの屋敷じゃちょっと手狭になってきたもんね」
「そうそう。それに何かとあった方が便利だしな
それに俺たちの住みかの庭も手狭になってきたし、それに正直にいうとあの薔薇園が恋しい」
「あの薔薇園ね。確かに・・僕も恋しい。あの子達も寂しい思いしているかもしれないしね」
「城?え?貴方は自分の城をお持ちなんですか?魔術師なんですよね?」
「ん?魔術師だよ、まぁ・・先祖は王族だったから貴族でもあるけど
でもそれはもう遠い昔の話で今じゃ爵位なんてないし、あるのは城だけだよ
それ以外の領地は国に没収されてるし、代々相続しているのは”呪われた城”だけ
先祖が残虐な殺しをしたっていう血塗られた逸話のある城とその中にあるものだけなんだ
あ・・そんな話してたら城についたよ」
僕たちは城の庭に降り立とうとすると城の騎士がワイバーンに乗って近づいてきた
因みに騎士達は偉そうな台詞をはいているが・・乗っているワイバーンはちょっぴり弱腰だ
”ちょっ・・この人らなんて人に向かって偉そうな事いってるんっスかね!?”
”だよな・・・とりあえず近くまではいってやるけど、いざとなったらさっさと退散するぞ!”
”っていうかさー、もういい加減に空気読んでほしい。俺らまだしにたくねぇし”
”お前達はよくわかっているようだな。お前達の主は我らの言葉がわからぬのか?”
”マジか・・もしそうならお前らも大変だな。とりあえず食わねぇから安心しろ”
”ありがとうっス”
”温厚そうな人達でよかった・・””
「え?君たちに乗ってるのに言葉話せないの?それは君たち大変だね
今時の竜騎士の子は”竜言語”が話せないのか・・
師匠から習わないのかな?」
”あー・・この人らの師匠も話せないっス;;”
「・・・・・・それ、竜騎士としては致命的でしょ
とりあえず僕らは敵じゃないから安心して。王子に用件があって来ただけだから」
”そうっスか!わかったっス。騎士さん達と持ち場に戻るっス”
”そうっスね。この人ら自分等が見てないとちょっと危ないんで”
「こらお前ら!なぜここを離れようとする!このドラゴンはきっと勇者様への献上するためにきたんだろ
なら俺たちがここで勇者様をお待ちしていなければ!」
「そうだ。言うことを聞け!」
”うわー・・また始まったっスね・・・勇者って・・あのウザいやつっスよね”
”俺らアイツも一緒にいるお仲間も嫌いっス。俺らをもの扱いするんスよ!”
ワイバーン達は相当勇者達が嫌いらしく酷く不機嫌になった
そして騎士の言葉を無視してお仲間同士で会話をしている(笑)
”あー・・・来ちゃったっスよ。とりあえず上の騎士さんの安全だけ確保しとくっス”
”そうっスね。勇者とかぶっちゃけどうでもいいっス。”
”ぷ・・あはははは。そうしとけ、そうしとけ!勇者なんつーもんはろくでもねぇからな”
”わかってくれるっスか!?アイツ俺らが勇者に従うものとか思ってるんスよ
俺らが助けてあげんのはご飯と寝床をくれてる騎士さん達だけっス!”
”そうっスね!やっぱり黒の兄貴は俺らの事理解してくれるっス”
勇者ねぇ・・俺が主と見てきた歴代の”自称勇者”ってのは自己中で傲慢なやつばっかりだったからな
あまりいい思いでなんてねぇ
ましてや俺の主が黒魔術を使えるだけってだけで殺そうとしてきたやつだぞ
勇者って肩書きだけで俺が警戒も嫌悪もする理由になる
さてと・・どんなやつが来たのやら
「うわ!おっきいし黒いドラゴンとかマジでかっこいい!
なぁなぁ、こいつらを俺のドラゴンにしていいんだろ!異世界最高!
よし!お前ら今日からおれの・・・」
”ふざけるな!誰が貴様のドラゴンなどになるものか!”
”うわー・・予想通りのクズが来たぜ。この程度で勇者だと?ハッ?笑わせる”
二匹は勇者の伸ばした手を無視して僕のところに来るとグルルルルr・・と唸り、頭を垂れてすり寄ってきた
よしよしよし。僕は二匹の頭を撫でてやる
二匹は嬉しそうに少し高い声でクルルルルル・・・と甘えたような声で鳴いた
おお?今日は甘えん坊だな
「な!?お前なんなんだよ!そのドラゴンは俺のだぞ!」
うわ~なんかスッゴクデジャヴなんだけど(笑)
しかもこいつも言葉わかんないの??意味がわからん
「ちょっと君たち!何で勇者様のドラゴンになるの嫌がるの?」と新キャラ登場か?
肩にミニドラゴンを乗せた女の子がうちの子達に話しかけて来た
”なぜだと?愚問だな、我は既にこの方と契約している。そいつに興味など微塵もない”
”同じく♪そんな弱っちくて頭悪そうなやつと契約とか冗談だろ?俺もこいつと契約してっから遠慮するわ”
「は??その人と契約??え?そんな訳ありません!
こんな高位のドラゴンをテイム出来るのは勇者様かテイマーの私だけです!
そんな嘘をいうと私のドラゴンがやっつけちゃいますよ!」
””は??””
”あのテイマーの子頭悪いんスかね???”
”実力の差がわかってないとか・・・俺らもそろそろ離れた方がよさそうっス”
「こら!お前ら、勇者様に加勢するぞ」
””いやっス””
「こら!暴れるな!ほら、行くぞ!」
””いやっス!俺らはあの人に勝てないってわかるっスから逃げます””
突然言うことを気かなくなったワイバーン達は騎士達の言葉を無視していやいやと頭を左右に降る
そしてそのまま少し離れたところまで飛んで行き、こちらを傍観する体制に(笑)
このワイバーン達の方がよっぽどわかってるよね。あー・・本能かな?
「えー・・・これが勇者とかマジで言ってんのか?」
「本気なんじゃねぇか?それにしても言葉わかんねぇとか、予想外過ぎだろ」
「そうですね。しかも自分と相手の力の違いもわからないとか、自殺願望でもあるんですか?」
「さぁ?でも、僕たちよりも弱そうで・・」
「確かにな。それに、あのテイマーも勇者もなんであんな自信あんだ?」
「「「「「さぁ?」」」」」
「それは単にお馬鹿さんだからだよ」
「なんですって!勇者翔真様に向かってその言い方はなんですか!」
「は?そっちこそなんだよそのふざけた格好は。俺は勇者だぞ?俺に勝てるわけないだろ」
「えー・・・格好関係なくない?ってかそっちこそいつまで自分が強いって勘違いしてるんだか・・・
残念だけど君たち見たいなお馬鹿さんに構ってる暇ないんだよね~
僕たちがようがあるのは王子様と宰相さんだし。じゃあね」
「ちょっ・・まてよ!」
「無視するなんていい度胸ね!行きなさい!ハク」
”キュイイイ!”
ちっさいドラゴンがこっちに向かって来るが・・・ノワールのため息で吹っ飛んだ(笑)
”キュ・・キュイイイイイ~”
あ・・・どっか行ったよ。二人とも口空いてるよ~
「な!今何をした!」
「うそよ!ハクは聖なるドラゴンなのよ!あり得ないわ」
「バカじゃないの?あれが聖なるドラゴンねぇ・・・ただの光属性の竜じゃん
まぁそんな事どうでもいいけど、今のは単なるノワールのため息だから
ブレスとか大層なもんじゃないよ」
”は????俺のため息で吹っ飛んだ?え?弱っ”
”・・・・・・・・あれが聖竜??”
「ただの白竜だろ?っていうか、王子遅くないか?あ、今は王様じゃん」
「確かに遅いな」
でかい黒龍2体と弟子五人+αで勇者達を無視して雑談しながら王子を待つことにした
後ろでは何やら勇者とテイマーがぎゃんぎゃん何やらわめいているが・・無視だ無視
だんだんとやかましくなってきたので
「ここにいると煩いしとりあえず謁見の間にいこうっと」
僕は再び二人の背中に乗って、前回襲撃したぺランダに降り立った
中を覗くと宰相と王子もとい王様がぎょっとしてこっちを見ていた
宰相はベランダのドアを開けて
「ちょっ!貴方達何してるんですか!」
ん?なにしてるのかって?
あるぇ?もしかしてきちんと事情が伝わってない???
「なにしてんのって緊急事態だったからわざわざここまで来てあげたのに酷くない?
あ!ああ~!ちょっと!それ飲んじゃダメ!」




