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間話 柱 永遠に
ヴァイレンは、拳を握ったまま立ち尽くした。
「……」
目の前。
バリケード。
巫術封印。
魔力結界。
黒耀城の回廊。
黒大理石の柱──すべてが、幾重もの結界に包まれている。
触れれば弾かれる。
殴れば反撃が返る。
壊す前に、こちらが吹き飛ぶ。
ヴァイレンは、ゆっくりと息を吐いた。
(……詰んだ)
背後。
レイゼンが、何も言わずに見ている。
──それが一番、腹立たしい。
ヴァイレンは舌打ちした。
「……チッ」
「くそが!」
結界、微動だにせず。
背後。
レイゼン、静かに立っている。
何も言わない。
視線だけが刺さる。
「……」
「言いたいことあんなら言えよ」
レイゼン、瞬き一つ。
沈黙。
ヴァイレン「……チッ」
完全敗北。
レイゼンは無言で煽るタイプで、
ヴァイレンは相手が無言でもキレるタイプです。
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