第48話 オーダーメイド奴隷回収①
「やっぱりバカンスって最高だな」
全裸カス子のおっぱいをプールで存分に堪能し、そのままキングサイズベッドでカス子の全身をさらに堪能した和樹。
社会人時代は電車で会社に行くだけでHPに赤ゲージが点灯していたというのに、まだまだ和樹は元気いっぱいだった。
一億五千万円という、手取りベースだとほぼほぼ生涯年収と言って良い金額を手に入れたことにより体全体がハイとなっていることが原因だろう。
「カ、カズキはん……流石にうち、へとへとやで……」
一方のカス子はと言うと、直前まで極限ストレス環境にいたということもあってだいぶ体力がぎりぎりだったようで、和樹が日本から持ってきた持ってきたおもちゃに責め立てられたことも追い打ちとなり、完全にベッドでノックダウン状態になっていた。
「……もう、あかん……動けへん……」
いつもであればびろートーク後の媚び媚びアピールで和樹の正妻の座を狙っている時間だが、そんな余裕すら今のカス子には無いようだった。
「さて、と」
一方の和樹は、そんなカス子を満足げに眺めながら、一つ忘れていたことを思い出した。
(そういえばそろそろエフペケに頼んでたオーダーメイド奴隷出来てるんじゃね?)
カス子が逃亡し、エフペケに凸して何やかんやの末に和樹がオーダーメイド奴隷を発注したのは、和樹視点で先週のこと。
地球とナーロッパでは時間の流れが違うので、1週間たった今は向こうでは二か月経過したことになる。
エフペケはひと月からふた月と言っていたから丁度良いタイミングだった。
「よし。向こうのギルドの貸金庫にアフマドから受け取った札束預けに行くついでに、エフペケの商館に寄って回収してくるか」
和樹はベッドから起き上がり、服を着始める。
「ん……ご主人様、どこ行くん……?」
「ナーロッパに今回の商談で受け取った日本で使う分の現金を預けて来る」
「あーあの紙っぺらの……? この世界の金はかわっとるなぁ……その間うち寝ててえぇ?」
「おう、向こうには半日もいないと思うから1時間くらいで帰ってくし、いいぞ(むしろ受け取りの時に騒がれたくないし、留守番してもらったほうが好都合だからな)」
「ほなおやすみぃ……Zzz……」
和樹がOKした途端、カス子はそのまま寝落ちしてしまう。
「あ、残金そう言えば残すの忘れてた……適当にモールでシャンプーや香辛料でも買って持っていくか」
和樹は、リュックサックにアフマドから受け取った1500万円の札束をリュックに放り込むと、タクシーアプリでホテルエントランスにタクシーを呼び、人工島の中央にあるショッピングモールでまるでディスカウントストアで日用品を買い込むがごとく適当にシャンプーやスパイスを買い込む。
その後、モールの身障者用トイレに入ると異世界ドアを出現させた。
◇
扉をくぐり、ニューモンの路地裏へと降り立った和樹。
ギルドで金貨を預けていた時と同じように皮袋に入れた札束をクラリスさんに預けて受領証を受け取る。
「こっちの世界にとっては精々が暗黒大陸のアクセス方法が分からない手形くらいにしか見えないだろうから、こっちに預けるのが安全だよなやっぱり」
税務署や警察はナーロッパまでは当然追っては来れない。
現金の秘匿場所としてギルドの貸金庫はまさに最適な場所だった。
「さて、次は、後金を稼がないとな」
ギルドを出ると、そのまま持ってきたシャンプーとスパイスを売るべく、いつも石鹸を売却している先である商館へ。
石鹸を持ってこなかったことは成功のようで、入ったときに少し顔が引きつっていた商館長も、シャンプーと香辛料を受け取った後はニコニコ顔で和樹を召喚の扉の前まで見送りにきた。
「さすがに石鹸は売りすぎたか……」
身軽になった和樹は、金貨袋を握りしめて今回の目的地、奴隷商館へと足を向けた。




